2010/07/14 - 2010/07/14
24位(同エリア43件中)
まみさん
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2010/07/14水 ユーロラインでタルトゥ(エストニア第二の都市)へ
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・聖ヨハネ教会見学
・19世紀のタルトゥの市民の博物館見学&写真撮影
・タルトゥおもちゃ博物館見学
<ここから自転車レンタルで街中散策>
・エマユギ川沿い散策
・市場散策(夕方なのでもうほとんど閉店)
・KGB監獄博物館(外観のみ)
・トーメの丘の天使の橋と悪魔の橋と半分廃墟の大聖堂(外観のみ)
【タルトゥ泊:ホテル・タルトゥ(Tartu)】
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今回の旅行も残り5日半となり、ついに最後の3ヶ国目のエストニアに入りました。
ラトヴィアのリガから、日本出発前にあらかじめネットで予約しておいたユーロラインで、エストニアの第2の都市タルトゥに向かいました。
リガからタルトゥへはバスで約3時間。
ゆったりした座席に冷房がきいたきれいな車両で、快適なドライブが楽しめるかと楽しみにしていました。
なのに、車内はエアコンがちっとも効かず、それでいて窓は締め切られていて開けられない構造で、車内は車外よりも暑くてサウナ状態。
涼しい思いができると期待していただけに、予想外に苦痛なドライブとなってしまいました。
車窓の外の写真を時折撮ったりしましたが、大半は寝て過ごしました。寝苦しくても寝られただけましだったかもしれません。
エストニア第一歩を踏んだ地は、正確にはタルトゥではなく、町中に国境が走る珍しい町ヴァルガです。
ただし、パスポート・コントロールがないので───かつてのベルリンとも全く事情が違いますから、いつ国境を超えたか、全く気付きませんでした。
ヴァルガで2度目の休憩があって、バスから外に出ましたが、他の乗客同様、バスから着かず離れず、ただ建物の影で涼んでいただけだったので、3ヶ国目のエストニアなんだ、という感慨はほとんどありませんでした。
※リガからタルトゥへの移動についての詳細とバスや車窓の外の写真は、こちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2010年バルト3国旅行ハイライトその3:移動と市内交通編<エストニア>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10483389/
私にとってのタルトゥの印象は、フィンランドに近い準・北欧の国なのにカラカラに暑かった、となりました。
これはリガで過ごした日々と共通です。
また、タルトゥは、私の中では今でもなんとなく、リトアニアのカウナスと並び立つ、兄弟都市のような印象があります。
どちらもその国の第2の都市で、大学町。
徒歩での観光が可能で、規模は大きくないにしても、ユニークで興味深い博物館が粒揃い。
そのため、タルトゥでの観光は、カウナスと同じようにすれば上手くいくような気がしてしまいました。
でも、カウナスで自転車レンタルでの観光が上々だったからといって、タルトゥでも同じくらい上手くいくとは、そうは問屋が卸しませんでした。
カウナスのレンタル屋さんは町の中心、観光案内所の隣にあり、営業時間が22時まででした。
昼にカウナスに着いて午後から1日レンタルしても、レンタル中にミュージーアムをいくつか回ってもまだ町中を走り回れる時間が十分ありました。
それに対し、タルトゥのレンタル屋さんは、やや郊外にあって、私の足では観光案内所にある町の中心から15分くらい歩きました。
そして営業時間が18時まででした。
、レンタルできたのはたったの2時間でした。
行くまでに小さなミュージーアム見学を2つすませておいたとはいえ、自転車レンタル中にミュージーアムに寄る余裕などありませんでした。
※今回の旅行での自転車レンタルの詳細とレンタル屋やレンタルした自転車の写真は、こちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2010年バルト3国旅行ハイライトその12:自転車レンタル編」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10488157/
今から思えば、タルトゥもカウナスも、自転車レンタルをしなかった方が、いつも私が観光で優先するミュージーアムめぐりをもっと楽しめたでしょう。
自転車レンタルをしたせいで、レンタル時間中にミュージーアムを回っていたらもったいない、という気分になって、スルーしてしまったミュージーアムがいくつもあったからです。
もっとも、カウナスで楽しみにしていたミュージーアムは「悪魔の博物館」がダントツ一位で、それさえじっくり見学できれば、あとはまあ、あきらめるのは早かったです。
悪魔の博物館では、入場料に比して高い写真代を払い、そのモトをとるどころかおつりがくるくらいたくさん写真を撮ってきました。
また、カウナスで私の興味を惹いたミュージーアムは新旧市街にやや分散していました。徒歩で梯子するのはきつかったでしょう。
※カウナスの悪魔の博物館の写真の旅行記
「2010年バルト3国旅行第4日目(2)カウナス:ユニークな悪魔の博物館(1)画家ジムイジナヴィチウスのコレクション」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10527469/
「2010年バルト3国旅行第4日目(3)カウナス:ユニークな悪魔の博物館(2)リトアニア中から集められた悪魔のコレクション」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10527470/
「2010年バルト3国旅行第4日目(4)カウナス:ユニークな悪魔の博物館(3)世界の悪魔コレクション&チュルリョーニス美術館」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10527471/
それに対し、タルトゥでは、どれか1つか2つ、ダントツに楽しみというよりは、いくつものミュージーアムがみんな同じように楽しみでした。
そしてタルトゥの観光スポットは、カウナスの1/4くらいのエリアに集中していました。
興味深いミュージーアムの中には少し離れたところにあるのもありましたが、あまり移動に時間をかけずとも、複数のミュージーアムを梯子しやそうな環境でした。
もちろん、だからといって、セントラルに集中していた興味あるミュージーアムを、半日でみんな回れるはずがないないことには変わりありませんでした。
自転車で町中を自由に回りたいのと、ミュージーアムをじっくり回りたいジレンマ。
カウナスもそうでしたがタルトゥも、到着日だけのたった半日しか滞在できなかったのは、とても未練が残る魅力的な町でした。
タルトゥで自転車レンタルする前に内部の見学もできたのは、聖ヨハネ教会とミュージーアム2つ───19世紀のタルトゥ市民の博物館とおもちゃ博物館です。
聖ヨハネ教会と、19世紀のタルトゥ市民の博物館では、写真も撮ることができました。
聖ヨハネ教会では、はじめは内部撮影にこだわっていなかったのですが、内部は非常に傷んでいたとはいえ、崩れかけた部分を残したレンガ造りの壁や全体に漂う古めかしさがとても風情がありました。
展示されていたすてきな絵画の写真も撮りたくなりました。
教会に入ってすぐの壁に、写真を撮るなら15EEKという貼り紙がありました。
(旅行前に調べた2010年6月30日現在の換算レート:1.00エストニア・クローン(EEK)=6.91円)
それはつまり、15EEKさえ払えば、堂々と写真が撮れるわけです。
だけど、払う相手がいませんでした。エクスキューズ・ミーと叫んでも、だぁれも出てきません。
仕方がないのでパチリ、と1枚撮ったとたん、奥からすぐに人がすっ飛んできたのには、おかしくなってしまいました。
エクスキューズ・ミーには応えてくれないのに、シャッター音には敏感なようです(苦笑)。
もちろんこれでお金を払って心おきなく写真が撮れるので、私にとって好都合でした。
19世紀のタルトゥの市民の博物館は館員さんがとても愛想良かったです。
この博物館は実はおもちゃの博物館と間違えて、せっかくだから、と見学したのですが、館員さんの、見学しに来てくれと嬉しい、という態度は、心をはずませます。
そしてガイドブックであらかじめ知っていたけれど、特に写真代を払わずとも、快く写真を撮らせてもらいました。
私にとって極端に真新しいものがあったわけではないけれど、木のぬくもりがどこか郷愁を呼ぶ、等身大で住んでみたいと思わせる心地よい家でした。
おもちゃの博物館はもともと楽しみにしていたけれど、期待以上にすばらしかったです。
残念ながら撮影不可でしたが、撮りたくてうずうずしたことが何度あったことか。
もっとも撮影許可が下りていたら、見学に何時間もかけてしまったかもしれません。
展示フロアは意外に広く、2階建の建物2棟分あり、展示品の数も多かったです。
展示は、当然ながら、自分が子供の頃だっていまの日本にだってあまり見かけないおもちゃが大半ですが、それでもどこか共通するおもちゃにはなつかしさを覚えました。
面白いものでは、大掛かりなドールハウスの中に、1階が居酒屋、2階が宿屋で、どうみても娼館としか思えないものがありました。
あれってほんとに子供のおもちゃなのでしょうか?
居酒屋で歌っていたストリッパーの人形の顔はものすごくデフォルメされて、そこだけふざけてみせて、子供向けとしてお茶を濁したとか。
あるいは、子供でも、人類史と切っても切り離せない売春のことを教える教材にしたとか?
他には、プーさんとかディズニーのような世界的に有名なキャラクターのおもちゃ、それからチェブラーシュカはいなかったけれど、ワニのゲーナのグッズはありました。
エストニア産のアニメと思われるもののセル画の展示もありました。
それから、人形を使ったアニメの撮影に使われたと思われる人形やその物語の場面のジオラマの展示もありました。指輪物語みたいな神話か中世の冒険物語のようでした。
世界のおもちゃの展示もありました。
日本のはおもちゃ───というより民芸品と言うべきものも混ざっていました。
ざっと見て、カルタ、招き猫、千代紙、折鶴、それ以外の折紙作品、だるま、日本人形、舞妓人形、5月人形、ヨーヨー、鳥笛、ひな壇、琉球人形、羽子板、こいのぼり、コケシなど、ショーケース2つ分あって、他国のおもちゃと比べても1番多かったです。
おもちゃ博物館にはマリオネット劇場が隣接していました。
しばらく閉館していたようですが、近々やっと上演が再開されるようです。
あいにく再開するのは、私がこの旅行を終え、帰国して、とっくに日常生活に戻っているはずの日でした。
2010年バルト3国旅行の旅程一覧はこちら。
簡易版「2010年バルト3国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10481279/
詳細版「2010年バルト3国旅行の詳細旅程(写真付き)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2010/07/2010-ccbf.html
「“タルトゥはエストニアの精神的首都”、地元の人々は誇らしげにそう語る。タリンはいわば商業中心の表向きの顔、国の頭脳と魂を支えているのはここタルトゥというわけだ。町の中核であるタルトゥ大学はすでに400年近い歴史を持ち、今も多くの人材を輩出し続けている。
タルトゥにはすでに11世紀には公益の中心が築かれていた。十字軍騎士団に占領された後は独立司教領となり、ドイツ名ドルパット(Dorpat)のもとにハンザ同盟に加盟、商業都市として栄えた。スゥェーデン王が大学を創設してからは学問都市としても名をはせ、それは現在まで続いている。
最初の歌の祭典の開催、エストニア人協会の成立など、19世紀のタルトゥは民族の自立を導く役割を果たした。ソビエト・ロシアからの独立戦争に勝利したエストニアは、1920年にタルトゥで平和条約を結び、国家としての産声をあげた。」
(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より)
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ファッショナブルなクーニ(Kuuni)通り
ホテルはバスターミナルの目の前のホテル・タルトゥを予約しておきました。
チェックインするにはまだ早かったので、レセプションに荷物を預け、早速、観光を開始しました。
自転車レンタルしたいと思ったので、その情報を得るためにまずは観光案内所のある市庁舎に向かいました。
向かう途中、このあたりから歩行者天国っぽくなり、旧市街に入ったようです。
町はぐっとおしゃれになり、このあたりから街並み撮影意欲がわきました。
タルトゥで滞在したホテルについては、写真とともにこちらのハイライト旅行記にまとめました。
「2010年バルト3国旅行ハイライトその5:ホテルと朝食編<ラトヴィアとエストニア>」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10485076/ -
まもなくラエコヤ広場に到着
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市庁舎とラエコヤ広場
「ラエコヤ広場
ロシア帝国支配下のタルトゥは木造以外の建築を禁じられていたため、1775年の大火災で町が消失してしまった。その後方針が変わり、現在のラエコヤ広場は同じ時期に建てられた石造りの3階建て建築が並ぶ整然とした外観を得ている。
ゴシックの塔を冠した市庁舎(Raekoda)は1789年に建てられた。現在も市政府に使われており、1階にはインフォメーションと小さな展示室がある。(後略)」
(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より)
すぐ近くに市庁舎の説明プレートがありました。
「昔ながらの場所にある現在の市庁舎は3番目のものです。設計者はロストック出身のJ.H.B.ウォルターで、彼は後にタルトゥで建築マイスターとなりました。設計には、18世紀オランダの堂々たる建物に影響されています。建築は1789年に完了しました。1階は当初、計量ルームで、馬車がそのまま入れました。地下は牢獄でした。2階は初期の新古典主義様式で、町の議会ホールでした。20世紀初頭より、建物の中には市役所の他に、薬局も加わりました。」
(英語の説明プレートより私訳) -
ラエコヤ広場に面した、オープンカフェが並ぶ一角
近くにあったラエコヤ広場についての説明プレートによると、13世紀から町の中心として市場の立つ広場だったようです。
昔は、広場の北側には市壁があったのですが、いまは残っていません。
市庁舎の背後には、大聖堂があるトーメの丘があります。丘に対して、このあたりはいわば下町だったのでしょう。
中世には、広場には罪人のさらし台と、公共の井戸があったそうです。
1775年に大火災で周辺の建物の大半が焼失した後、それまでと代わって貴族や市民の家が初期新古典様式で立てられるようになりました。
ちなみに、広場の南側の建物は、第二次世界大戦で破壊され、戦後、初期スターリン様式で再建されたようですが、スターリン様式の建物というのには気付きませんでした。
少なくとも私が思い描く高層ビルのスターリン様式建物はなかったので。 -
ロッシ(Lossi)通りの家の壁にすばらしい壁絵@
ああ、これがきっとタルトゥ大学なんだなぁと思いました。
右手に続くのは大学(Ulikoori)通りです。 -
そして実際のタルトゥ大学
「タルトウ大学
6本の円柱が目立つどっしりした灰白色の建物が、エストニアでもっとも優秀な学生が集まるというタルトゥ大学の本館だ。大学の前身となった、グスタフィアナ学院(Academia Gustaviana)が創立されたのが1632年、当時のスウェーデン領内ではウブサラに次いで古いものだった。この本館の建物は1806年に建設された。
大学内には比較的自由に入れる。なかには古美術が集められたタルトゥ大学美術館があるほか、不良学生が閉じ込められた19世紀の懲罰室(Kartser)、有名な式典会場アウラ(Aula)などがある。アウラはクラシック様式の非常に豪華なホールで、卒業式など大学の行事が行なわれ、コンサートなども催される。かつてリストやサラサーテなど著名な音楽家も、ロシアへの旅の途中にここで演奏した。
大学の裏手には、創立者スウェーデン王グスタフ2世アドルフの銅像が建っている。」
(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より)
大学の中に美術館があることは忘れていました。
もっと時間があれば、大学の敷地を見学しがてら、美術館に入ったかもしれません。
ただし、「地球の歩き方」の紹介文では、私自身は大学美術館にはあまりそそられなかったのも確か(苦笑)。
「タルトゥ大学美術館
大学本館の1階南棟内にある、1803年に創立されたエストニアでもっとも古い博物館。ギリシア、ローマ時代の彫刻、陶器のレプリカなどがフレスコ画が描かれた部屋に静かに並んでいる。」
(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より) -
ヤーニ通り8番の家
説明プレートが扉の横にあります。
それによると、タルトゥ大学の前身である学院がここにあったそうです。
いわばタルトゥ大学の発祥の地ということでしょう。 -
ヤーニ(Jani)通りの建物のステキな雨どい
自転車レンタルする前に、途中にあるおもちゃ博物館と教会くらいは寄ろうと思って歩きながら、ふと頭上を見て見つけました。
実はこの龍の雨どいは、後日、タリンでも見つけました。 -
龍の雨どいの先に、めざす聖ヨハネ教会が現れる
「聖ヨハネ(ヤーニ)教会
14世紀後半に、リューベックの職人たちによって建てられた教会。教会の外壁と内部はさまざまな素焼きの塑像で装飾されており、北部ヨーロッパには例がない貴重な建築になっている。しかし1000以上あったその塑像は、たび重なる戦争により建物とともに多大な被害を受けてしまった。
現在は一応の修復作業が完了し、教会としての活動を再開している。外壁には塑像のコピーが再び飾られ、オリジナルの塑像の一部は教会内に展示されている。」
(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より) -
聖ヨハネ教会の入口
入口は、塔のある正面ではなく、少し低くなっている敷地にいったん階段を下りて、少し奥に行ったところにありました。 -
主廊から主祭壇
まだ一部修復が終わっていないかんじでしたが、かえって風情が感じられました。 -
古い様式がうかがえる天井近く
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主祭壇と反対側
あの2階にふつうはオルガンがあると思ったのですが、ないです。
壁に飾られている絵が面白いので、あとでそれを一枚一枚鑑賞して、気に入った作品の写真を撮りました。 -
塑像を置くためのくぼみ(壁龕(へきがん))がある壁をズーム
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聖人を彫ったと思われる塑像の一つ
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信者席にあったすてきなクッション
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小さな十字架があるささやかな主祭壇と魚の絵の織物
イエスを象徴する魚かなと思ったのですが、2匹もいるので、むしろイエスが最初に弟子にした漁師ペテロとアンドレの兄弟を象徴しているかもしれません。
聖書いわく、あのときイエスは、「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」と呼びかけましたから。
あれ、でもこの教会はヨセフの教会でしたね……。 -
説教台の、迷える子羊の織物
迷った子羊ちゃん、ぽかんとしたお顔で可愛いです。
額に十字架が刻まれているように見えます。 -
堂々たる側廊
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側廊にあったパイプオルガン
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教会に展示されていた、2つの馬みたいな生きものが描かれた絵
タイトル「天馬(Heavenly Horses)」とあったので、馬と思ったのは間違っていなかったようです。
作品のそばにはエストニア語と英語の説明の紙が貼ってありました。
これは画家自作の詩か、どこかからの引用でしょうか。
Heavenly horses in their heavenly stable.
Talking to the stars.
Say a word on behalf of the humans.
天の馬小屋には天の馬、
星に向かって話しかける。
人に代わって言葉をかけて。
(こんなかんじだろうかと私訳) -
眺めているやさしい気持ちになれるような絵
タイトルは「双子の魂(Twin Souls)」。
Reflection within a refelection.
Light within a light.
To be where you belong and present.
あなたの中に私が映る。
光の中に光がある。
あなたがいるべき場所で生きなさい。
(思いっきり独断で意訳) -
どこか可愛らしさもある天使たちの絵
タイトルは「三位一体(Three of us as one)」。
They stand at the border of the worlds.
Where earth becomes heaven.
And they are ready to go.
彼らは世界の果てに立っている。
天国はそこから始まっている。
そして彼らはいつでも天国に行ける。
(こんなかんじだろうと私訳) -
絵が飾られた側廊の様子
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2人の天使の絵
タイトル「飛翔(Flight)」。
Come, let’s fly thoruogh our dreams and through life.
Every strech of the wings gets us closer to ourselves.
Afterall, heaven is within us.
おいで、私たちの夢と人生の中を翔けぬけよう。
翼を伸ばすたびに自分自身に近づける。
とどのつまり、天国は私たちの中にあるのだ。
(こんなかんじだろうと私訳) -
地球外生命というかんじのお馬さん
タイトルは「干し草の生きもの(Creature of Hay)」。
Heavenly horse galloping thorugha dream.
Looking into our hearts.
Touching our longings.
天の馬が夢の中を疾走する。
私たちの心の内を覗き込み、
私たちの切望を触れながら。
(こんなかんじだろうと私訳) -
聖ヨハネ教会の塔がある側
見学を終えた後、あらためて外から撮影しました。 -
正面のくぼみの塑像
これらの塑像はコピーではありますが、「地球の歩き方」の説明どおり、これは珍しい貴重なものだと思います。 -
正面のくぼみの塑像にズーム
こちらはたぶん、聖人の像ではなく、当時の町の皆さんのような気がしました。 -
聖ヨハネ教会の塔の風見
ワンちゃんをエサで手なづけようとしている誰かさん? -
ピンクの壁が可愛らしい、19世紀のタルトゥ市民の博物館
実はおもちゃ博物館と間違えたのですが、せっかくなので見学することにしました。
タルトゥ観光の時間は十分にないので、そんなにえり好みしている場合ではないと思って。
入場料は10EEKでした。
(旅行前に調べた2010年6月30日現在の換算レート:1.00エストニア・クローン(EEK)=6.91円)
「19世紀のタルトゥ市民の博物館
古い住宅に19世紀半ばの裕福なドイツ系市民の生活が再現されている。その頃の生活は思いのほか豊かだったことがわかって興味深い。」
(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より) -
見取り図
エストニア語なので分からないですが、なんの部屋かだいたい見当がつくものもあります。
GARDEROOBはいわば切符売り場兼クロークでした。
KOOKというのはキッチンです。
何も書かれていない部屋のうち左上は、事務所になっていました。 -
入ってすぐの右の部屋(ELUTUBA)
家族のくつろぎの部屋か、客も通す居間というところでしょうか。
カメラのレンズの歪みで、この写真は実際よりもやや広い部屋のように撮れてしまっています。 -
ピアノの奥にあった……裁縫机かな
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裁縫机とピアノ、反対側から見たところ
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次の間(SOOGITUBA)
主人の書斎兼ベッドルームあたりでしょうか。
インコが飼われていました。 -
次の間(SOOGITUBA)のストーブのそばから撮ったところ
-
キッチン(KOOK)
-
どこか懐かしさを感じる(!?)キッチン道具
アイロンはキッチンにおいておくものだったんですね。 -
どこか懐かしさを感じる(!?)キッチン道具とコンロ
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どこか懐かしさを感じる(!?)棚のキッチン道具
特に、水平棒を使った秤がなんともレトロ@ -
1番奥の部屋(KODANIKUTUBA)にて
寄せ書きをしておきました。 -
他の部屋の雰囲気とどこかマッチしている、現在の博物館の事務所@
-
ステキな屋根の、ライ(Lai)通りの家
-
おもちゃ博物館の2階と屋根の部分
建物の前に停まっていた車が邪魔だったので、一部だけ撮りました。
入場料は30EEKでした。
「タルトゥおもちゃ博物館
18世紀の建築に、6000点に及ぶおもちゃを収蔵した博物館。特に19世紀末からのエストニアで作られた人形のコレクションが秀逸。小枝や樹皮などの素材で作られた伝統的な民俗玩具も多く、エストニアの玩具の発展史についても知識が得られる。古い建物の構造を生かしたディスプレイも美しい。ほかに上階には子供の遊戯質、博物館裏手には人形アニメの展示室がある。」
(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より) -
おもちゃ博物館の奥の棟
博物館の公式サイトはこちらです。
ww.mm.ee
エストニア語、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語版があり、展示の案内や写真があります。
本館の1階と2階、それから裏の隣接の建物にも1階と2階に展示室があります。
各部屋にどんなおもちゃがあるか、部屋ごとの解説もあって、写真もかなり充実しています。
このサイトを見ると、とてもコレクションが充実した博物館であることがうかがえますが、まさにそのとおりでした。
ちなみに、撮影できない代わりに博物館で買ったポストカードの写真はこちらです。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/pict/20044428/
関連の旅行記
「2010年バルト3国旅行ハイライトその16:ゲットしたものゲットしたところなど(完)」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10488479/ -
おもちゃ博物館に人形劇場の看板
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おもちゃ博物館に隣接した人形劇場
それまでずっと閉館中でしたが、2010年9月から上演開始です。
水曜日から日曜日、11時から18時まで。
人形劇場の公式サイト
www.teatrikodu.ee
エストニア語と英語とロシア語サイトがあります。 -
ヤコビ通り側から見た人形劇場
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人形劇場のテディベアの絵のある看板と聖ヨハネ教会
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ヤコビ(Jakobi)通りの家
観光案内所で教わった自転車レンタル屋さんに向かう途中です。 -
ヤコビ通り沿いから見たトーメの丘
この丘を登る階段がすぐそばにありました。
これは自転車をレンタルしても、自転車では登れないと思いました。
が、車でも通れる回り道はちゃんとありました。
「タルトゥを語る上ではずせないのがトーメの丘だ。トーメの丘は侵略者を防ぐ要塞であったと同時に、さまざまな伝説に彩られた神聖な場所でもあった。」
(「‘09〜’10年版 地球の歩き方 バルトの国々 エストニア・ラトヴィア・リトアニア」より) -
ヤコビ通りの家
ヤコビ通りはとても長い通りで、途中から閑静な郊外の住宅地になりました。 -
自転車レンタル屋さんのあるラウルペオ通り(Laulupeo pst.)
レンタルもやっている自転車屋さんは、この先のテニスコートの奥でした。
自転車をレンタルした後から撮った写真は、つづきの旅行記に集めました。
「2010年バルト3国旅行第11日目(2)タルトゥ:自転車で回った後半&ラエコヤ広場に戻って」へとつづく。
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10558138
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