美を呼吸する旅♪ウィーン・ザルツブルグ・ミュンヘン　ザルツブルグ1日目

2011/03/27 - 2011/03/28

ウィーンから3時間の列車の旅で到着しました。こちらは、ザルツブルグ城を山に頂き、古都を形づくる美しい市街が広がっています。

サウンド・オブ・ミュージックで有名な風景も夢のようでしたよ。

写真は、モーツァルト小橋です。モーツァルトは、この旧市街で生まれ、幼い時から父とともに、ここからヨーロッパに演奏旅行に出かけたのですね。ザルツブルグ2日目、ザルツカンマーグートへの旅では、モーツァルトの母の出身村にも行きました。湖の畔にひっそり佇む美しい村でしたよ。

エリア ザルツブルク(オーストリア)

• 旅行の満足度: 5.0

ウィーン・ウエストバーンホーフ駅をAM8時45分に出発した列車は、一時間遅れてザルツブルグ駅に到着しました。

6人掛けのコンパートメントは広く、ゆったりしています。列車の旅、好きです。大地を動いていく感覚がいいな。

ホテルは、駅から5分の「シューティグルブロイ」でした。ここは、おいしくて感じのいい接客をするレストランが併設されていて、とても居心地が良かったです。

ザルツブルグにいる間の2回の夕食は、もちろん、ここで頂きました。

ホテルから徒歩5分で新市街にあるミラベル宮殿の庭園につきました。

高台にあるホーエン・ザルツブルグ城が遠くに見えています。ホーエン・ザルツブルグ城は、1077年着工、700年間の間、増築し現在の形になったそうです。
城の主は、歴代の大司教たちです。

「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地でもあります。

ミラベル宮殿公園・ペガサスの泉です。公園を出たところに人形劇場がありますが、残念ながら3月は開催されていませんでした。

このザルツァッハ川を隔てて新市街と旧市街があります。

ザルツブルグは、塩の生産地です。ザルツは塩の意味・ブルグは砦という意味だそうです。15ｋｍ南にあるバート・デュルンベルグで産出される岩塩を、大司教から特権を与えられた船乗りたちが、この川を通じて、ヨーロッパ各地に送っていました。

モーツァルト小橋を渡ると、ホーエンザルツブルグ城や旧市街が近くに見えてきました。

モーツァルト広場を抜け、レジデンス広場に出ると2つの大きな塔を持つ大聖堂や大司教のレジデンスがあります。さっそく、ホーエンザルツブルグ城にリフトで昇ることにしました。ところが・・・。

リフトが故障しています！あの高台まで登るの！と見あげました。空は今にも雨が降り出しそう。まず、城の立つメンヒスベルクの丘へエレベーターで行くことにしました。
メンヒスベルクには、街を通り抜けます。街のどこからも城が見えています。
途中、大司教が統治する街には、教会がたくさんありました。聖ペーター教会などです。メンヒスベルクでエレベーターに乗り高台に出ました。向こうに城が見えています。向こうから歩いて来る人もいます。「ひょっとして、ここつながっているんとちがう？」という訳で、歩いて城へ行くことができました♪

城では、日本語オーディオガイドがありました。その言葉がとても丁寧で美しいのです。「みなさま、そのまま、まっすぐいらっしゃって下さい。つきあたりますと、左に曲がっていただきます。もしよろしかったら、カフェなどでゆっくりおくつろぎください」みたいな。

この城は、戦わずしてナポレオンに明け渡すまで、1度も征服されていません。それほど難攻不落に作られていました。城の坂道は、まるでスキーのゲレンデ程の角度がありますし、まずその急斜面に戦う気力も失われることでしょう。

南のハプスブルグ家、北のバイエルン家から自らを守る必要があり、トルコ軍にも征服されませんでした。大司教の執念を感じました。

カフェ・デーメルでお茶をしてから、旧市街の中心通り、ゲトライデ通りをぶらつきました。

鉄細工の装飾看板、すてきでした。イルミネーションより、こっちの方が風情があるのです。

ホテルに戻って夕食です。始めて、生ビールで乾杯！　ホテル内のレストランなので安全です。苦味が全くなく、いくらでも飲めそうなさっぱりしたお味でしたよ。

実は、オーストリアに来てから、毎日ウィンナーシュニッツェルを食べています。この日は、ビーフとポークを頼み、味の違いを見ました。

結論としては、ポークが安くて充分おいしいでした♪翌日はポークを頼みましたよ。、

この街の伝統菓子「ザルツブルガー・ノッケール」というお菓子を、後のテーブルの人が頼んでいました。運んできたケーキの大きなこと！大皿からはみださんばかりです。思わず目が点になりました。

写真を撮らせて頂いたのですが、これで、一人前なのですよ。

この旅行記へのコメント （2）

• katanさん 2011/04/17 17:10:14

  私もここのノッケルン食べました。

  こんにちは。Ｑ＆Ａ経由でこちらにお邪魔し、旅行記拝見させていただきました。
  以前、ザルツブルグに行った時、夕食をシュティグル・ブロイでいただきました。頼んだグーラッシュは普通の量で安心し、ついノッケルンを注文してしまいました。
  ノッケルンが運ばれてくるや否や、近くのテーブルから歓声が上がり、隣のテーブルで食事していた家族連れに写真を撮られたりしました（笑）
  2人前と書かれていましたが、実際は3人前よりやや大目の量があり、大変でした。ベリーのソースがかかってるところは酸味があり、まぁ食べられるんですが、だんだん味に変化が無くなり、半生のメレンゲと砂糖の味しかしなくなり、「どうやって食べよう・・・」と途方に暮れました。今では良い思い出です。

  ロッテさん からの返信 2011/04/17 21:31:56

  ノッケルン♪

  コメントありがとうございます。
  食べられたのですね。
  実はノッケルンをウェーターさんが後のテーブルの方達に運んでこられた時、私たちは「あれは何？」と興味しんしんで振り返りました。
  
  だって、大皿に山のようなケーキが乗っているのですから！
  
  すると、後のテーブルの四人連れも、その量に驚いたようで大笑いをされていたのです。
  
  ウェイターさんも、そんな反応に笑いながら切っておられます。
  
  私たちが、写真をとってもいいですか？と尋ねると、「どうぞ」という楽しい雰囲気でしたよ。
  
  残念なのは、どんなお味かわからなかったことです。コメントを読み、お味がわかって良かったです。次回は、チャレンジしたいです〜。