2010/10/03 - 2010/10/04
30位(同エリア89件中)
シュンスケさん
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2010年の国慶節の休みを利用して長年の夢だったキリマンジャロに登頂してきました。行く前に上海への視察旅行やミャンマー旅行が入り、全然トレーニングができなかったけどなんとか登り切れました。全行程80km、頂上からの朝日には涙が止まらなかったです。10月の国慶節は中国では結婚式が相次ぐ季節。今年も去年に続き旅の帰りに山東省に寄り参加してきました。
キリマンジャロ登山も3日目に入り、標高も4,000mを越えてきた。いよいよ登山も本番、夜に寝られなくなってきたけど、なんとか最後まで持ってくれよ。
【全日程】
□9/30 CZ3332 南寧 1820 広州 1920
ET0907 広州 2130 アジスアベバ 0525 (+1day)
□10/1 ET0801 アジスアベバ 1000 ナイロビ 1200
KQ6726 ナイロビ 1800 キリマンジャロ 1900
□10/2 Climbing day 1: Moshi-Machame Gate-Machame Hut(2,900m)
□10/3 Climbing day 2: Machame Hut-Shira Camp(3,850m)
■10/4 Climbing day 3: Shira Camp-Lava Tower(4,590m)-Barranco Camp(3,950m)
■10/5 Climbing day 4: Barranco Camp-Barafu Camp(4,670m)
□10/6 Climbing day 5: Barafu Camp-Uhuru peak(5,895m)-Mweka Camp(3,100m)
□10/7 Climbing day 6: Mweka Camp-Mweka Gate-Moshi
□10/8 Moshi-ナイロビ
ET0800 ナイロビ 1800 アジスアベバ 2000
□10/9 ET0604 アジスアベバ 0030 北京 2000
SC4853 北京 2255 煙台 2355
□10/10 山東省乳山にて結婚式参加
□10/11 GS6526 青島 1750 南寧 2150
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
Climbing day 3: Shira Camp(3,850m) ? Lava Tower(4,590m) ? Barranco Camp(3,950m) 13km
7:10、登山三日目の朝、夜からほとんど寝ることができずに目が覚めた。気分もテンションも最悪朝だ。寝袋の中に入るまではなんともなかったのに、身体は疲れているのに寝つけない。これが高山病の症状なのかな。
テントの外に出てみると霜が下りていた。赤道直下のキリマンジャロだけど、もうここは4,000m近く。快適なテントに豪華な食事、すっかり殿様気分になっていたけど、こういう風景を目にすると改めて山の上にいることを実感する。 -
8:30、Shira Campを出発。この日は高度順応日ということもあり、4,500mまで登って再び4,000mまで下りる行程。アップダウンがあるのでひざが弱い僕には要注意な日だ。まずは昨日と同じような見晴らしのよい石と岩の道を登っていく。今日も朝は天気がいい。
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もうおなじみのBeard Lichen。木だけじゃなくて苔にも寄生するんだ。面白い!
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どうやらMarkusの体調が悪いらしい。当初から風邪気味だったけど、あまり寝られていなくて悪化しているみたいだ。Liseも寝られていないみたいだし、寝られずに苦しんだのは僕だけじゃない。そう思うと少し元気づけられてきた。ただ一人絶好調なMarco。
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僕らが登っている尾根沿いのルートとは別のルートでLemoshoからのパーティが同じBarranco Campを目指して歩いていた。
おお!これはいかにも登山って感じ。こういうの絵になるなあ。 -
この日も昨日と同じく10時を過ぎたあたりから雲が出始め怪しい天気に。
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I need fresh airrrrrrr!!!
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ガスがかかる中黙々と歩き14時に本日の最高地点4,500mのLava Towerに到着。Lava Towerとはこの地点にあるぽっかり浮かんだ岩のことらしい。なんだかミャンマーのポッパ山みたいだ。岩の上に立っている人と比べてみてもらうとわかると思うけど、この岩かなりでかい。
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引くとこんな感じ。でかさが伝わるかな?
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パーティの中で疲れがある三人を除き僕とMarcoで岩に登ることに。垂直に近い岩の壁を登っていく。ドイツ軍人MarcoとアシスタントガイドのNikkiは余裕っぽいけど、ここはかなり本格的だった。
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20分ほどで岩を登頂。さすがにこの岩の上は見晴らしがよくてサイコー!
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岩を征服した余韻にひたっていたらプルルルッと音が鳴り、Nikkiが携帯で話し始めた。えーこんなところまで携帯の電波届いてんの!!よりによって岩の上まで!何かあった時に携帯が通じるのは安心だけど、ちょっと冒険ムードは薄れるなあ。
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名残惜しい気持ちを残してLava Towerをあとにして今日の宿泊地Barranco Campまで下り始める。するとLava Towerから少しいったところに草食動物らしい白骨が置かれていた。これはここまで動物が登ってきたってこと?
Larah曰く、「肉食動物に追いかけられると草食動物はどこまでも逃げてしまう、そして肉食動物も獲物を追いかけてどこまでも上がってしまうことがある」んだって。たしかにヘミングウェイが描いたキリマンジャロ頂上の豹の存在も納得がいく。 -
登りの時は下を見ることが多いためゆっくりまわりの景色を楽しめなかったけれど、下りの時はゆっくり景色を楽しめる。逆に景色に見とれて足元が危ないんだけどね。
うーん、これぞ氷河地形! -
突然現れたでかいサボテンのようなもの。これがジャイアントセネシオ。キリマンジャロ山やケニア山にしか生息していないキク科の植物で、厚い葉で茎を覆うことによって高地の厳しい気候に絶えられるよう進化してこの形になったとのこと。何がすごいってとにかくジャイアント。
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下の茶色の部分が枯れた葉で、上の緑が生きている葉。老兵ただでは死なず。枯れてしまってもしっかり茎を守っているのがすごい。
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こちらはすでに枯れてしまったセネシオ。哀愁が漂うなあ。
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セネシオ四連発。こちらが僕らが見た一番でかいセネシオ。Laraheの身長が190cm近いので、このセネシオは5m近くあったことになる。
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こちらはもう一つのキリマンジャロ名物、ロベリア。こちらも厚い葉が茎全体を覆っている不思議な植物。注目してほしいのはこの見事なまでの丸みを帯びた身体のラインと愛嬌のある形。実にかわいらしい。なでなでしたくなる。でもなでると結構先がトゲトゲしていていたいのよ。
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このロベリア、葉をめくると紫色の花を咲かしていた。こんな鮮やかな花が葉の中に隠れているなんてほんとに不思議!
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17:30過ぎにようやくBarranco Campに到着。見晴らしのいい場所に位置していてこれまでのキャンプサイトの中で一番美しいサイトだった。
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キャンプから見上げるピークもだんだん近くなってきたぞ。
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夕飯までの間キャンプサイトをぶらついていたら、急ににぎやかな歌声が聞こえてきた。近寄ってみると、ポーターやガイドたちが歌にあわせて踊っている。
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楽しそうだったので思わず僕も飛び入り参加、ボンバーイエーボンバッとリズムに合わせて歌いながら踊ると1分たたずに息が切れてきた。踊りながら仲良くなったPatrickの話によると、いつもこのBarranco Campで登山の安全を祈り、キリマンジャロへの敬意を示すために踊るそうだ。あまり深い意味はないみたいだけど。
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踊った後はいっそう空が青かった。
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このPatrick、僕と同い年で2年前からポーターを始めたとのこと。
キリマンジャロ周辺には観光産業以外ほとんど現金収入のチャンスがないんだ。外から来た人が満足して帰っていくことができて、地元の人間もハッピーに暮らせて、この先祖から受け継いだキリマンジャロの自然を後々まで残していけるようなそんなビジネスにしていかないとだめなんだ。
と熱く語る彼の口調が印象的だった。最後はみんなで記念写真。ボンバーイエッ -
最後にもういっちょ、ボンバーイエッ!
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夜のキボ峰。ああ!なんともいえない姿だ。
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夕日を浴びたキボ峰。
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Climbing day 4: Barranco Camp(3,950m) ? Barafu Camp(4,670m) 13km
4日目の朝、この日もほとんど寝付けずに6:30に目が覚めた。昨日しっかり上って下りたのにまだ身体が順応していないのか、丸二日間寝られていないことになる。幸いなことに頭が痛かったり、気分が悪かったりすることはなく身体はかなり軽い。
この日は翌未明のアタックに向けて早めに次のキャンプに着く必要があるためいつもより一時間くらい早く起床し、出発の準備をする。寝られていないこと以外はすべていたって順調。お通じもバッチシだ。このトイレもポーターが運んでくれ、水を入れれば水洗で流せるようになっている。もちろんトイレを囲むテントも排泄物もポーターが運ぶ。Larahaの話によると、このトイレ関係は仕事を始めたばかりの新米ポーターの役割らしい。そうだよな、トイレ運ぶよりかはテントとかのほうがいいよな。 -
7:30に予定通り出発。まだ谷に太陽の陽が射し込んでいない中を目の前の崖目掛けて歩いていく。途中小さな川を渡ったときに足を滑らせて右足がひざまで泥だらけになってしまった。氷河を源流にしているのでとにかく水が冷たい!朝からついてない。
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50分かけて標高差200mくらいあるBarranco Wallを登り切る。崖の上からキャンプサイトを見下ろすと、この谷が氷河によって削られた侵食谷であることがよくわかる。そして上を見上げると迫力のある氷河が目の前に迫っていた。いよいよ頂上が近づいてきたぞ。
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ここでETH Zurichの力学のスペシャリストMarkusと重力の話になる。彼いわく4,000mを越えているのだから酸素が薄くなることにより重力が小さくなることで、物理学的には身体は軽くなっている。だけど酸素が薄くなることによって肉体の運動機能が落ちているから感覚的には重くなる。結局平地と比べて軽いのか重いのか?ということで飛んでみた。
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結果、飛ぶことについては確かに平地よりも軽かった。間違いない。だけど高く飛んだせいで右ひざを少し痛めた。アホか、俺。Markus、議論を振るのはいいけど自分も飛ぼうぜ。僕より若いんだし。
ここまでくるとセネシオ以外の大きな植物はほとんど目にしない。足元もいかにも火山ですよ!という感じのごつごつした岩だらけになっていく。そんな中僕らは黙々と歩を進める。右ひざ痛い・・・ -
そんな僕を横目に今日もポーターたちはすいすいと登っていく。彼らはもちろん登山靴なんてはかない。さすがにキナバル山のようにサンダルということはないけれど、みんなスニーカーで重い荷物を担ぎながら登っていく。
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11:30、今日は早めに出発したこともあり、昼ごはんもいつもより早めにとる。1時間ゆっくり食べて砂糖たっぷりいれた紅茶でリラックス。歩いているときはもちろん薄着なのだけど、いったん止まると標高4,000mの風が容赦なく身体を冷やす。そんな中食事用のテントに入り温かくて甘い紅茶を飲むとほんと生き返るよ。もう外に出たくなくなるもん。やっぱり殿様登山最高。
あーもうこのままここでゆっくり休みたいなあ、なんて甘ったれた気持ちにムチを入れて午後ひたすら単調な景色の中を登っていく。もうセネシオもいない砂と石の世界。こんな目の前にドーンと高い壁が現れたら登る気なくすよ。 -
寝不足の僕だけじゃなく、他のメンバーも体調がすぐれない。ノルウェーからの二人LiseとKarinは高山病とぜんそくの症状が出ていて、スイスのMarkusは風邪が悪化している。ただ一人ドイツの元軍人Marcoだけは元気いっぱいだ。こういう時に10年の軍隊経験って強いよね。
しかも歩きながら聞いたところによると、彼は一週間山の中で食料なしで過ごすような特殊訓練もつんでいるらしい。「あの時は俺自身、自分が獣になったようだったよ」だって。そりゃ、これくらいなんともないよな。みんな足が重い午後の行程も彼は一人余裕顔。 -
15:00、ようやく本日のキャンプ地Barafu Campに到着!サイトに張られたテントのカラフルな色が見えたとたん、みんな急に陽気になった。みんな今日はがんばった!
この青のテントが僕らZARAのテント。黄色いのが食事用テント。 -
さすがに標高4,500mを越えると風が強い。ガスが出ては消え消えては出て右から左へ流れていく。ここBarafu Campから眺めたキリマンジャロの最高峰キボ峰(Kibo Peak)。明日はここからあの雲の向こうの頂上へ登っていくのか。いよいよクライマックスだ。
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流れていくガスの中を鳥が気持ちよさそうに飛んでいた。僕らの身体はこんなに重いのに、なぜそんな軽々と飛んでいくのだろう。少し恨めしく思った。
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明日朝0:00の出発に備え17:00に夕食。毎晩夕食の際にガイドリーダーのJohnが翌日のブリーフィングをしてくれるのだけど、今晩は少し特別なメッセージだった。
「喘息の症状とうまく相談しながらここまで来たKarin、高山病の症状も気力でやっつけてきたLise、風邪が悪化する中その気配を感じさせなかったMarkus、いつもみんなをフォローしてサポートしてきたMarco、そして皆を元気づけてきたShun、5人ともよくやった。ここまでくれば80%は登頂したも同じだ。やるべきことはやった、あとは登るだけだ。あとは我々がみんなを頂上まで連れていく。ゆっくりでも構わない、休み休みでも構わない、プロフェッショナルである我々がみんなを連れて行く。みんなであの頂に立とう!」
John、泣かせるなよ。話している内容は特別なことは言っていないのだけど、一言一言メンバーに伝えていく彼の話しぶりが心にしみて目頭が熱くなった。登頂前から泣いてどうする。でもみんな思うところがあるらしくじっと彼の言葉に耳を傾けていた。
彼には元々別のパーティだった僕とLarahaが合流したことを快く思っていなかった節があり、僕もあまりいい印象を抱いていなかった。だけど彼はすばらしいリーダーだ。この一言で僕らパーティの結束を限りなく強くしてくれた。
寝る前に目の前にたたずんでいたMawenzi Peakを目に焼き付けて寝床に入る。John、改めて勇気が沸く言葉をありがとう。
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