欧州・船旅の現状'09　その⑧～ヘルシンキへ船で渡る～

2009/05/03 - 2009/05/05

バルト三国のエストニアと、フィンランドのヘルシンキは地図で見ると目と鼻の先だ。両方の都市は大型のフェリーで結ばれていて、約２時間半ほど。

このフェリーがとても豪華で、スーパーマーケットやレストラン、バーやイベントホールもある。

船内は免税価格で購入できるため、酒やタバコなどを安い価格で買い求める客でごったがえしており、両国を行き来する人にとっては、「買い物客船」という位置づけになっている。

ヘルシンキは、人々のホスピタリティがすばらしく、社会全体で人々を支えようという空気が出ており、道に迷うということがまったくなかった。

その分、物価も高く税金も高いのだが。こうした優れた社会システムへの出費だと考えると、なんとなく高い物価も納得がいった。



●全日程は下記のとおり
欧州格安航空会社の現状'09 旅行全日程
４／24　①関西→ソウル　（ＪＡＬ）
４／25　②ソウル→アムステルダム経由→ロンドン　（ＫＬＭオランダ航空）
４／27　③ロンドン→ジブラルタル（monarch air）　
４／28　④ジブラルタル→マラガ（バス）
４／29　⑤マラガ→バルセロナ（span air）
５／１　⑥バルセロナ→リガ（air baltic）
５／２　⑦リガ→タリン（air baltic）
５／３　⑧タリン→ヘルシンキ（船）
５／５　⑨ヘルシンキ→アムステルダム経由→ソウル
５／７　ソウル→東京経由→関西

＊日本～ソウル往復はＪＡＬマイルの特典航空券
＊ソウル発券でＫＬＭオランダ航空の　
ソウル～ロンドン
ヘルシンキ～ソウルを購入し、間を格安航空会社３社とバス、船で移動した。

エリア ヘルシンキ(フィンランド)

タリンの港でチケットを購入。ヘルシンキまでのフェリーは約２時間半。

出国手続きをして乗船する。

船内はラウンジのような感じで、特に決まった座席があるわけではない。

客船の概観。

船内にはスーパーマーケットがあって、酒やタバコから、チョコレートなどのお菓子やキーホルダーなどのみやげ物も充実。

みな大量にお買い物をしていて、大混雑している。

ヘルシンキに到着。タリンと比べると少し肌寒い。今日は日曜日なのであまり車が走っていない。

宿を捜し歩いた結果、ユースホステルにツインルームがあることを知る。
Euro hostel というユース。ヘルシンキ駅から市電で10分ほど。

部屋はきれいで快適だった。ユースとはいえ、個室を備えているところも多く、プライベートが保たれるので旅の疲れを取ることができる。これで6000円程度（１室）。

かんたんな朝食もついていた。ネットもある。

ヘルシンキの町並み。時刻は22時ごろ。白夜だからこの時刻でも外は明るい。

町並み。広場にはお土産店やクレープ店などが。

世界遺産スオンメリナ（要塞跡）へ行ってみた。

スオンメリナの建物

スオンメリナにて。小さな島だけど・・・いい

スオンメリナにて。小さな島だけど・・・

スオンメリナを往復するフェリー。

ヘルシンキ市内に戻りレストランへ。物価は高いので注文も控えめに。二人でシェアしたっけ。

市電。

地下鉄

高速鉄道

ヘルシンキでは２泊した。北欧のホスピタリティをいたるところで感じたが、それだけ物価は高く税金も高かった。

しかし、安ければいいのだろうか？いや、高いということは社会のインフラや、安全性に対する支出と考えよう。

物事には適正価格というものがあって、それがわかるということが大人の第一歩なのだ。

空港へ向かう。

ヘルシンキの空港。少し古い建物なのだが、昔子供のころ「子供カラー図鑑」で見た“外国の空港”の写真に出てきそうな感じで、懐かしい。まだ現役十分の建物なので、“ノスタルジー”とまで言ってしまうと失礼だが、30年くらい前に“最先端”だった感じのデザイン。

わかるかな？僕と同世代の人ならわかってくれるだろ？リブロックについていたあの図鑑だよ。