2011/03/20 - 2011/03/20
29位(同エリア175件中)
ころっつさん
東北地方太平洋沖地震で甚大な被害の報道を見ていると本当に心が痛みます。私の住んでいる兵庫県でも16年前に阪神淡路大震災が発生し、大きな被害を受けました。そして、私の住むまちでも数年前に大水害を経験しました。
こうした時に被害にあっていない私たちはどうすればいいのか…ということをいつも思うのですが、自分が今できる支援を行い、必要以上に自粛せず普通の生活をすることだと私は思っています。そして長い目でさまざまな形で支援をしていきたいと考えています。
いつの日か、また美しい景色と笑顔を取り戻した今回の被災地にいい形で行ければ…と思っています。
春とはいえ、まだまだ肌寒い3連休の中日に、佐用町でB級グルメとしてそれなりの知名度がでてきた「ホルモン焼きうどん」を実食し、陣屋町として栄えた平福のまちを訪ねました。
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車
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自宅から中国道を通り、1時間ほどで佐用に到着。佐用インターから市街地に向かう国道沿いに、ホルモン焼きうどん専門の店も点在しているのですが、今回は佐用駅前にある「お好み焼き・ジュージュー」に行きました。
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佐用町や隣接する岡山県の美作地方では、肉の出荷が多かったことから、ホルモンを安く大量に入荷でき、うどんの食材として用いられるようになり、郷土料理としてホルモンを入れた焼うどんが作られるようになったそうです。
最近はB1グランプリで、津山ホルモンうどんが上位入選したことから、岡山県津山市の方が有名となっていますが、佐用町の方がいち早くホルモン焼きうどんを名物料理として売り出していたので、こちらの方が個人的には馴染み深いです。 -
脂身の多いホルモンだけでなく、センマイの部分もしっかり入っています。ホルモンのトロトロ、コリコリ感と甘辛いソースに絡まったうどんの味は絶品です。ただ…ビールがとても欲しくなりました…。ドライバーなので我慢です。
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1人前は850円となっています。この日は休日ということもあり、他府県ナンバーの車も駐車場にはとまっていました。
ちなみに佐用には、ホルモン焼きうどんのほか、今回は食べていませんが、シカ肉コロッケやこんにゃくラーメンといった郷土グルメもあるようです。 -
この店は、お好み焼や屋ということで、サイドメニューも充実しています。塩タンを頼みましたが、こちらは至ってごく普通…。お店のサービスで、こうした脂っこいメニューとはミスマッチなのですが、インスタントコーヒーを入れていただきました♪
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店の前はJRと智頭急行の駅やバス発着場、商店・役場が立ち並ぶ佐用の市街地。
店のおばちゃんの話では、多くの死者を出した昨年の夏の大水害では、この辺りもあったいう間に1メートル50センチほどまで浸かり、店屋の2階に避難したとのことでした。すぐ近くにある役場の玄関には今も「佐用町災害復興本部」の看板が出ていました。
でも今回の東北地方太平洋沖地震の津波被害に比べれば全然ましであるということも言われていました。 -
昨年の大水害で氾濫した佐用川は、佐用町の中心部、浸水した役場や商店街のすぐ裏手を流れています。治水対策に向け、河川改修の大規模な工事が行われています。
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雨が本格的に降ってきたので、予定を変更し、佐用町内にある平福という集落に向かいます。中国道の佐用インターから5分ほど北上すると、国道沿いに道の駅「宿場町ひらふく」があります。
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道の駅では数年前に姫路で開催された全国菓子博で金賞を受賞した地元メーカーが生産している「圓心」という和菓子が売っていたので、購入しました。
その名のとおり、室町時代に播磨国を支配した赤松円心の名に由来したもので、隣接するたつの市名産の醤油を練り込んだ羽二重生地がこし餡を包み込んでいるお菓子です。自宅で食べましたが、ほのかな醤油味と匂いがしました。 -
道の駅に貼り出してあったJRの播磨グルメスタンプラリーのポスター。
佐用のホルモン焼きうどんのほか、加古川のかつめしや高砂のにくてん、赤穂の塩ラーメンなど…たくさんのメニューが載っていますが、すべて食べてみた〜い♪。
そういえば、今年のB級グルメが味を競うB1グランプリの会場は姫路となっています。 -
雨が降り続いていますが、少しだけ平福のまちを巡ります。
平福は、江戸時代に姫路から鳥取を結ぶ因幡街道の城下町、その後宿場町として栄えました。その後も昭和初期までは佐用郡の中心地としても栄えたそうですが、鉄道が通らなかったことが要因となり、次第に往時の繁栄を失っていきました。 -
平福のまちを北側から入っていきます。
平福は、江戸時代初期に築かれた利神城の城下町を起源としていますが、一国一城令による廃城後、旗本の松平氏が支配する陣屋と鳥取藩の本陣が置かれたことから、因幡街道で最大の宿場町として発展しました。また、千種川の舟運の発着点となったことで商業が隆盛し、三百以上立ち並ぶ町家の約8割が商家を占めたそうです。 -
旧街道沿いに建つ「たつ乃屋本店」。
江戸時代から創業している醤油屋で、一般的な醤油の倍に当たる3年もの時間と手間をかけて、大事に熟成され、自然の力で絞られていく「播州平福三年醤油」の醸造で有名な店です。そうした製法なので、当然大量生産はできないそうです。 -
空き家でしょうか。古くなり白壁が剥がれたこのような旧家も旧街道沿いには残っています。
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道の駅のすぐ近くにある鳥取藩の本陣跡。現在は神社の御旅所となっています。
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土壁と格子を備えた町家の特色がある瓜生原家は、兵庫県の景観形成重要建造物にも指定されています。江戸時代から昭和初期まで鋳物業が営まれていたそうです。
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瓜生原家には、因幡街道と書かれたちょうちんが吊り下げてあります。
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平福を擁する利神城は、町の東にある山上に築かれ、三層の天守があったそうですが、今は崩れかけた石垣のみが残っています。
案内看板に従っていくと、天神橋という小さな橋が架かっており、ここから平福を象徴する佐用川の川端からの景観を眺めることができます。 -
佐用川沿いの河岸には石垣が築かれあり、その上に土蔵や格子戸の家が立ち並ぶ風景は川端景観とも呼ばれています。
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平福ならではの景観として有名な場所です。
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ちなみにここ平福は、近くで生まれた剣豪・宮本武蔵が最初に決闘を行った地でもあるそうで、集落の南にはそれを示した石碑も建っています。
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地元の佐用町では、こうした特徴的なまちなみを保全するために、佐用町歴史的環境保存条例を制定し、保存区域の指定をしています。そのためでしょうか、比較的に新しい建物も景観に配慮して、町家風の建物に施されています。
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佐用川沿いには川座敷を持つ屋敷も建っています。
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代官所の遺構として、集落を望む高台には江戸時代末期に建築された陣屋門が残っています。
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陣屋門は、道の駅のすぐ南にあります。
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鉄道が通らなかったことで繁栄しなかった平福ですが、現在は大阪・岡山と鳥取を結ぶ幹線鉄道となっている智頭急行の駅があります。駅からまちなみまでは十分徒歩圏内の距離です。
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武家屋敷風の駅舎を持つ平福駅は、近畿の駅・百選にも選定されています。
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ちょうど京阪神と鳥取を結ぶ「特急スーパーはくと」が多くの客を乗せて、高速で通過していきました。
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この旅行記へのコメント (6)
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- たらよろさん 2011/04/03 18:13:58
- 津山じゃないんですね
- こんばんは〜ころっつ様
ホルモンが大好きで
暖かくなったら津山ホルモンうどんを食べに行こうと思っていたのですが、
佐用町にあるホルモンうどんが始まりなんですね。
ということは、佐用町で事足りるということで(笑)
味は何系なんだろう??と
興味津々で拝見しました。
ぜひ食べに行ってみたいと思います〜〜♪
たらよろ
- ころっつさん からの返信 2011/04/07 23:02:15
- RE: 津山じゃないんですね
- たらよろさま、こんばんは。
年度変りで、仕事が忙しくて、お返事が遅くなり申し訳ないです。
そうなんです。佐用の方が津山よりも早く取り組んでいたのですよ、ホルモン焼きうどんに。いつの間にか津山の怒涛の戦略に影が薄れてしまったような…。個人的には、同じ兵庫県でもあるし、昨年夏の大水害からようやく復興してきた町であるので、佐用の方を応援してあげたい思いです。
佐用と津山の食べ比べというのもいいのでは…と思います。
味は薄いソース系のように思いました。そんなに重たい感じではないので、しっかり食べても大丈夫ですよ。
ぜひ味わってみてください♪
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- ぺでぃまるさん 2011/03/27 09:28:46
- 渋いですな
- ころっつさん、こんにちは。東日本の震災で落ち込んでいましたが、日常に戻さんとあかんと思えるようになってきました。
ホルモンうどんは確かに佐用の方を先に知っていましたが、マーケティングの問題か津山に取られちゃった感じになってますね。
仲良く美作西播で売り出して欲しいもんです。
平福は知らなかったですが、素敵な町並みですね。雨の雰囲気がしっとりとして、昔から変わっていないのが分かります。商売っ気ゼロなのもいいですね。
桜の季節ももうすぐ。東日本の方々に笑顔が戻ることを祈りつつ、日常に戻ります。
ぺでぃまる
- ころっつさん からの返信 2011/03/27 11:49:51
- RE: 渋いですな
- ぺでぃまるさん、こんにちは。
そうですね。平穏無事で生きている私たちは、落ち込むばかりでなく、日常生活に戻ることも支援につながると思っています。
今回訪れた佐用町も昨年の大水害で多くの死者・行方不明者を出しましたが、「水害で多くの人に助けていただき、こうして町を訪れる人が回復してきたことがうれしい」と焼うどん屋のおばちゃんも言っておられました。
確かに津山に持っていかれている感は否めません。またその向こうの真庭市の「ひるぜん焼きそば」も知名度が急浮上してきています。幸か不幸か、店の込み具合から言えば、津山よりも全然マシなようですので、佐用をオススメします。今年は近くの姫路の「B1グランプリ」があるので、挽回を期待しています!
平福は、地元では昔からのまちなみが残る所として知られています。
静かなまちですが、智頭急行が開業し、道の駅ができて、昔よりは訪れる観光客が格段に増えてきたような気がします。
桜の季節、今年はうかれた花見気分ではないですが、普段の生活が送れる幸せをあらためて思いながら、行動していきたいと考えています。
それではまた。
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- 天星さん 2011/03/27 00:12:03
- 災害
- こんばんは
承認ありがとうございました!
忘れた頃にとよく言われてましたが
災害は最近いつ身近に起きてもおかしくない
神戸の大震災、その3か月前、風見鶏の館の前で
ある大道芸人と出会いました。
おどけながら、芸をこなす道化師の彼に
お金を差し出した...
修行中だと言って受け取らなかった彼
震災後、何度か同じ場所を訪れましたが
道化師の彼の姿はありませんでした。
今もポッカリ空いた穴がふさがってない感じ!
東日本大震災はスケールがデカすぎますね!
大水害を経験した天星には津波は悪夢でした。
でも生きていれば、いいことあるはず。
がんばれ東北、関東
天☆
- ころっつさん からの返信 2011/03/27 11:35:59
- RE: 災害
- 天星さん、おはようございます。
こちらこそご承認いただき、ありがとうございました。
神戸でそのような思い出があったのですね。
もう16年も経ったのか…と思いますが、阪神淡路大震災の日のことは忘れられません。私の住んでいるまちには、大被害はありませんでしたが、同じ兵庫県人として、深く悲しみ、言い尽くせない、いろいろな思いがありました。特に東京の一部報道機関の「他人事」の姿勢には、その当時もの凄く腹立たしく思いました。
今回は地震に加え、津波による被害が甚大なので、非常に長い年月はかかると思いますが、いつか必ず明るい日々を取り戻せると信じています。
天星さんと同じく、わがまちも数年前に大水害で市街地が水没しました。津波ほどではないにしても、冷たく汚れた水の恐怖は忘れることはできません。そして水が去った後の、何とも言えない臭いを。
復興の支援に来ていただいたボランティアのみなさんや、支援物資を送ってくださった多くの企業には感謝をするとともに、多くのことを教えていただきました。
そうした経験からも、今無事に暮らしている私たちは、寄附などのできる支援をしながら、過度の自粛をしない生活を送ることが一番大事であると思っています。消費活動を通じた貢献も支援につながることは間違いないのです!
天星さんが言われているように「生きていれば、いいことあるはず」。まさにそのとおりであると実感しています。
「がんばれ東北、関東」、そして「がんばろう、日本」。その思いで私も行動していきたいと思っています。
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