![絶壁と奥の院、渓谷と石橋、 ...これこそ自然と人工物の調和美](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/55/19/650x_10551976.jpg?updated_at=1299763025)
2011/02/19 - 2011/02/20
544位(同エリア675件中)
ヒデールさん
絶壁と奥の院、渓谷と石橋、 ...これこそ自然と人工物の調和美
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小倉滞在2日目 午前6:45. 起床
1Fに大浴場があるので部屋のユニットバスは出番なし。 -
午前8:08. 全員揃ったところで出発!
路面が少々濡れてるんで雨降ったみたい。
ちなみに宿泊した小倉東急インの駐車場はホテルの裏手に2ヶ所有、
料金は1泊 1000円、
チェックアウト時に支払う。 -
今日も快適にレンタカーで移動。
日曜の朝なんで道路は空いてる。
一路 目指すは大分県 -
ただ今日は天気がパッとしんね〜
まぁ この時期 雨が降らないだけいいか。 -
途中 道の駅 「豊前おこしかけ」 でトイレ休憩。
ここらじゃ "豊前棚田ゆず" とやらが名産のようで ゆずドレッシングを購入。 -
午前10:00. 今日最初の目的地 大分県中津市にある耶馬溪橋に到着。
う〜ん ... 見事に誰もいない。 -
ここにも記されてるが この耶馬溪橋は大正時代に造られた古い石積みの橋で、国内の石橋としては最長の橋の長さ116mを誇る。
また八連式というのも国内では類を見ないそうだ。 -
そんな素晴らしい橋は走るしかない!
昨日の関門トンネルにつづき何故か気分はアスリートなオレ。
バス停側から... Ready Go!
うぉー 風を切って激走してると残り20m程の所で前から車が進入してきた。
えっ! 一瞬動揺するも そのまま車の横を駆け抜け タイムは 20.5秒 -
きっとこのカエルさんが見守ってくれてたので車とぶつからずに済んだんだと思います。
ありがとうございます。 -
耶馬溪橋の下を流れる山国川は水が澄んでいてメダカや鯉が泳いでるのが見える。
こんな穏やかな清流が昔 暴れ川だったなんて想像できんね。 -
そんな暴れ川の影響で難所だった岩壁に掘られたトンネルが これから向かう 「青の洞門」。
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まずは車で "旧難所" 越え。
この車道は一方通行になっていて 双方手前に信号機があり3分間隔で交互通行するシステム。 -
正直 車に乗ってトンネルを通過しただけじゃ難所の雰囲気はほとんど伝わってこない。
ただ駐車場の方からトンネルが掘られた岩壁が連なる景色を眺めると、大変な場所を掘削した事がわかる。 -
ここが名所たる所以は その昔この洞門を禅海和尚という人が30年に渡りノミひとつで掘ったということ。
また民話として残ってる話では禅海は若かりし頃窃盗や人を殺めるなどの悪事を働いていたが母親の死を境に改心し出家。
全国行脚の際この地を訪れ事故が絶えない交通の難所に独りノミを振るい道を造ることを決意。
最初は馬鹿にしてた村人たちも時が経つにつれ禅海の直向な姿に心を打たれ手伝うものが増えていく。
やがて26年の歳月が過ぎたある日、禅海に父を殺された実之助という武士が現れ禅海を切ろうとするが村人たちの必死の説得により道がつながるまでとの約束で作業は続行される。
実之助は早く父の敵を討ちたいがために禅海と共に必死に洞門を掘る。
すると いつしか知らぬ間に2人の間には心通うものが生まれ、30年の年月をかけて洞門が完成した時には実之助の憎しみは消え去り2人涙したという。 -
確かにジ〜ンとくる いい話なんだけど 若い頃の禅海の悪行っぷりを聞くと素直に立派な人とは言えないよナ。
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現在の洞門は当時とは姿を変えてしまい手掘りの箇所は駐車場から見て手前と奥の2ヶ所のよう。
それ以外でも所々名残のようなものは感じられる。 -
ここは奥にある手掘りの洞門。
う〜ん ... 地面の部分が完全に後から手を加えられ修正されてる。
気に入らん -
禅海が初めて掘ったという明り取りの窓があった。
これは当時のままの姿らしい。 -
禅海は間違いなく凄いことをやってのけたんだろうが、手掘りの箇所の中途半端な保存状態と洞門に関する説明が少なくて いまいち心に響いてこない。
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盛り上がらない野郎どもは次の目的地へ向かうのであった。
写真はレンタル中の CUBE
後部座席に乗ってる友達は乗り心地が悪いとこぼしてる。
助手席は快適だけどなあ。 -
午前11:30. 青の洞門から30分ほど走り、宇佐市院内町にある 鷹栖つり橋公園に到着。
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目的地の鷹栖観音堂へはこの吊り橋を渡って行く。
写真だと狭そうに見えるけど普通に人同士すれ違える。
そして微妙に揺れる...
高いトコが苦手な友達はこの揺れに過剰反応。
おもろいのでジャンプし更に揺れを増幅させるオレ(笑) -
この時間 境内は人影もなく静寂な佇まいをみせている。
そんな中オレは階段を上がり奥の院を目指す。 -
階段の中ほどで 絶壁を背にそそり建つ威風堂々たる奥の院の姿に目を奪われる。
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91段の階段を上りきり奥の院に到着。
おー 舞台 歩けるんだ!
ひとりテンション↑
でもどう見てもこの床 頑丈そうには見えないんで大人数で押しかけた場合は注意がいりそう。 -
奥の院の天井は格子状になっていて そこにはひとつひとつ違った絵や言葉が描かれてる。
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絵については何色か使われてはいるが色鮮やかと言うよりは 長い年月を経て色褪せた感が強い。
言葉は学のないオレには難し過ぎてさっぱし... -
奥の院から駅館川と駐車場を望む。
友達2人は上ってくる気配がないので そろそろ下りる。 -
2人とも大悲堂というお堂の中にいた。
オレは友達に奥の院の舞台や天井絵の話しをしたら、 「ここにもあるゾ」 て言われ天井を見上げると...
うわ すげぇ こっちの方が色彩豊かでキレイじゃん。
このお堂自体がまだまだ新しそう。 -
鷹栖観音堂を後にし 次に向かったのは鳥居橋。
石橋のまち院内を象徴する橋。 -
建造は古く 大正5年に建てられたとある。
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年季の入り方が素晴らしい!
なんか今にも橋の上をSLが走って行きそうな雰囲気あるもんね。
さっき観た耶馬溪橋は修復の跡がはっきり見えて趣に欠けたけど、この橋は違う ... 深いっ -
この地域には古くから深い谷に集落が点在していたため集落間を結ぶ橋は必要不可欠だったようです。
また川は急流のため木造では流されてしまうことから丈夫な石橋が多く造られたそうです。
この辺り一帯に石工さんが多かったというのも幸いしたようですね。 -
院内町には江戸末期から昭和初期にかけて架けられた石橋が75基も現存している。
オレ的にはもう2〜3基観たかったけど、友達が中津城へ行きたがってるのでここらで切り上げる。 -
せっかくだから最後に車で鳥居橋を渡る。
この橋 一方通行じゃないけど前から車が来たら たぶんすれ違い出来ません。 -
昼12:17. 今日の昼めしは ここ嬉屋。
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炒飯セットに味玉トッピングで940円。
味は いたって普通。 -
午後1:28. 宇佐から再び中津に戻り中津城に到着。
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天守閣へ入るには通常大人は400円かかるが、昨日の小倉焼きうどんに続くクーポン券攻めによりオレら3人タダで入場。
でもオレあんまし興味ないんだよなあ 城って... -
城内をうろついてるとオラが地元のお殿様 前田利家公の掛け軸があった。
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最上階の5階まで上ると外へ出れるようになってる。
これが中津の街かあ。 -
隣を流れる山国川の水を堀に引いてるため中津城は高松城、今治城と並び "日本三大水城" のひとつに数えられる。
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城内の展示物より外に置いてある からくり人形がおみくじを取りに行ってくれる 「お城みくじ」 の方が見応えがあったりする。
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帰り際に訪問記念の1枚。
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小倉へ戻るため R10 を北上。
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途中 苅田の工業地帯を右手に見ながら進む。
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小倉に入ると道路が混み始め...
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午後4:10. 返却時間10分オーバーでレンタカー生活終了。
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駅の土産物売場で福さ屋の明太子や高菜などを購入。
午後4:57. のぞみ54号に乗り九州を離れる。 -
午後8:00. 新大阪駅で乗り継いだサンダーバード車内で晩めしタイム。
京のおばんざい弁当 1000円也
今回JRを利用しての九州1泊2日という ちょっと強行とも思える旅だったけど、けっこうあちこち見れたし 移動時間も友達と喋ったりしてたら全然苦になんなかったナ。
なんでも近頃九州は九州新幹線の開通で福岡、熊本、鹿児島辺りが盛り上がってるようだけど、大分県だって充分いいトコだったぞー!
ごく一部しか行ってませんが...
おしまい
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