ゲーテハウス観光を終え、レーマー広場に向かう。<br /><br />茶褐色で楕円形の、全ドイツ最初の国会が開かれたと云う由緒あるパウロ教会の脇のパウルス広場を抜けて、レーマー広場に出る。<br /><br />瞬間午後の強い日差しを一杯に受けて輝く広場の美しさに目を奪われた。<br /><br />レーマー広場は広葉樹の葉っぱを広げた様な形をしており、葉っぱの木との付け根にあたる部分が広場の北端。<br /><br />木との付け根から広げた葉っぱの淵の線に沿って右側（西サイド）がレーマー（旧市庁舎）で、フランクフルトのシンボル。<br /><br />1405年、市がツム・レイマーと云う屋号を持った中央の建て物を含め、3件の家を買い取り、改造して市庁舎にしたが、この屋号が旧市庁舎全体の名前となり、更に広場の名となった。<br /><br />中央の建物の2階では、神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式後の祝宴が催され、そこは皇帝の広間カイザーザールと呼ばれた。<br /><br />葉っぱの淵の線に沿って左側（東サイド）は、15世紀この地に建っていた貴族の館を、戦後忠実に復元したという、ドイツ特有の見事な木組の壁面と切妻屋根の建て物が軒を連ねる。<br /><br />直ぐ前には館を警備するように兵士の彫像の塔が建つている。<br /><br />その建て物群の北端の奥に大聖堂が覗く。<br /><br />広葉樹の葉型の先端（南端）には、広場に出た時正面に真っ先に見えた、薄い空色の細い尖塔の帽子を被り、茶褐色の上着を羽織った塔を持つ、真っ黒の切妻屋根の、小さなニコライ教会が鎮座する。<br /><br />広場の中央には、左手に公正を表す天秤を、右手に剣を持った美しい正義の女神ユスティシア像が見下ろす泉。<br /><br />広場に広がるテントの野外カフェに腰掛けて屯してる多くの人々に交じって、暫しこの景観を眺めていたいと云う衝動を振り切って、大聖堂に向かう。<br />

prt103紺碧の空の下華やかに賑わうレーマー広場 in フランクフルト

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2010/06/03 - 2010/06/03

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ゲーテハウス観光を終え、レーマー広場に向かう。

茶褐色で楕円形の、全ドイツ最初の国会が開かれたと云う由緒あるパウロ教会の脇のパウルス広場を抜けて、レーマー広場に出る。

瞬間午後の強い日差しを一杯に受けて輝く広場の美しさに目を奪われた。

レーマー広場は広葉樹の葉っぱを広げた様な形をしており、葉っぱの木との付け根にあたる部分が広場の北端。

木との付け根から広げた葉っぱの淵の線に沿って右側（西サイド）がレーマー（旧市庁舎）で、フランクフルトのシンボル。

1405年、市がツム・レイマーと云う屋号を持った中央の建て物を含め、3件の家を買い取り、改造して市庁舎にしたが、この屋号が旧市庁舎全体の名前となり、更に広場の名となった。

中央の建物の2階では、神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式後の祝宴が催され、そこは皇帝の広間カイザーザールと呼ばれた。

葉っぱの淵の線に沿って左側（東サイド）は、15世紀この地に建っていた貴族の館を、戦後忠実に復元したという、ドイツ特有の見事な木組の壁面と切妻屋根の建て物が軒を連ねる。

直ぐ前には館を警備するように兵士の彫像の塔が建つている。

その建て物群の北端の奥に大聖堂が覗く。

広葉樹の葉型の先端（南端）には、広場に出た時正面に真っ先に見えた、薄い空色の細い尖塔の帽子を被り、茶褐色の上着を羽織った塔を持つ、真っ黒の切妻屋根の、小さなニコライ教会が鎮座する。

広場の中央には、左手に公正を表す天秤を、右手に剣を持った美しい正義の女神ユスティシア像が見下ろす泉。

広場に広がるテントの野外カフェに腰掛けて屯してる多くの人々に交じって、暫しこの景観を眺めていたいと云う衝動を振り切って、大聖堂に向かう。