旧川口居留地の近代建築『川口基督教会』（大阪市西区）

2011/02/26 - 2011/02/26

かつて大阪に外国人居留地があったのを知っていますか？
1868年、大阪開港と同時期に大阪市西区川口地区に外国人居留地が設けられたそうです。
しかし、すぐに神戸にも外国人居留地ができたために川口の居留地は衰退しましたが、今でもわずかながらその当時の面影を残しています。

当時のままに残っているという建物はありませんが、1920年に創建され、阪神大震災で半壊した後修復されたという『川口基督教会』は素晴らしい建物でした！

エリア 心斎橋・淀屋橋(大阪)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 自家用車

wifeが「調べものがあるから...」と土曜日の午後から大阪府立中之島図書館に出かけました。
中之島公会堂の隣りにある建物ですが、素敵な近代建築物です！

図書館での調べ物を済ませた後、西区川口地区へと向かいます。
阿波座の交差点で信号待ち中に見上げて写真を撮りました。
ここの立体交差はとても複雑に入り組んでいます。

川口地区に入ってまず目に入ったのがこちらの建物。
調べてみると「川口アパート」という名のようです。

正面から見ても、古めかしい建物です。
やはり近代建築物の一つなのかな？

よく見ると、中国の貿易会社などがこのビルに入っているようです。
華僑の名残なのかな？？

その謎の建物の向かいに「川口基督教会」があります。

“登録有形文化財”に指定されています。

『川口基督教会』の全景。
素晴らしい建築物ですね〜。
赤いレンガ造りの様式は、長崎の「浦上天主堂」を彷彿させます。

『川口基督教会』

ヴォーリズの設計ではありませんが、阪神大震災の後の修復をヴォーリズ建築事務所が行ったそうです。

『川口基督教会』

『川口基督教会』

歴史を感じさせる建物です。

『川口基督教会』

とても美しいステンドグラスですね〜。

『川口基督教会』

『川口基督教会』

教会のすぐ隣りにはガソリンスタンドがあり、その看板を入れずに写すのは難しい...

『川口基督教会』

何やら良い香りがするなあと思ったら、沈丁花が咲いているようです。

花をズーム。

教会の内部に入ることができました。
どなたかがオルガンを弾いていました。

オルガンの音色のせいもあったかもしれませんが、内部はとても荘厳な雰囲気でした。

さっき外側から見たステンドグラス。

屋根も相当な年代物ですね〜。

中庭から見た教会。

教会から大通りに出ると小学校があり、その角には碑が立っています。

「川口居留地跡」と刻まれた碑を写真に収めて、帰ることにしましょう。

"The End"

この旅行記へのコメント （2）

• 哈桑湖さん 2014/10/30 22:58:57

  九条駅近辺にこんな素晴らしいところが。

  JOECOOLさま
  九条駅近辺でこんな素晴らしいところがあるなんて、驚きです。
  九条のアーケード街を進んで、スーパー玉出に出て、帰りに竹林寺に寄ってすぐに引き返したことがあります。
  
  あともう少し北上すれば、川口教会を見ることが出来たのかと思うと、残念です。
  
  今度、大阪南港の埋め立て地の高層住宅街を見に行きます。
  その帰りに朝鮮通信使ゆかりの竹林寺と川口教会を見に行こうと思います。
  
  川口教会の素晴らしいお写真、ありがとうございました。

  JOECOOLさん からの返信 2014/10/31 10:09:41

  RE: 九条駅近辺にこんな素晴らしいところが。

  哈桑湖さん、こんにちは！
  旅行記を見ていただいてありがとうございました♪
  
  川口教会を見た時、大阪にもこんなに素敵な教会建築が残っていたのかと嬉しくなりました！
  本文にも書きましたが、長崎の浦上天主堂を思わせるような建物でした！！
  
  哈桑湖さんも是非次回は訪れてみて下さいネ。
  
  
  by JOECOOL