2008/09/24 - 2008/09/24
243位(同エリア509件中)
いぶれすさん
遠くマッターホルンなどからの氷河の融水が、地中の水管を通じて集められたスイス最大規模のダム、世界でも有数のグランド・ディクサンス・ダムは堰堤の高さが285Mもあり、その圧倒的に巨大なコンクリート建造物の観賞の為、近年は日本の旅行会社のツアーにも組み入れられています。
又、このコースの途中のプラフルリ(Prafleuri)小屋からルー峠を通ってディス湖までのルートは、短いながらオートルートの一部ともなっていて、シュタインボックが多い為、ブクタン(シュタインボックのフランス語読み)の小道と呼ばれています。
この日は、RotherのガイドブックValais Westの23番のコースを工夫も無く、そのまま歩く予定で出発しましたが、出だしから危うい斜面をよじ登ることになり、このコースのメインであるルー峠からモン・ブラヴァ(Mont Blava 2,932M)へのルートもしっかりした山道では無く、歩く自信が持てませんでしたのでカットしました。
2010年には、エルギッシュアルプホルンでコースではないガレ場を登る経験をしていますので、今なら少なくとも途中までは登るだろうとは思いますが。
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シオン駅前から出発するバスは平日にもかかわらず満員でしたが、ハイカーは3割程度の少なさでした。そして同じコースを歩くハイカーはいませんでした。プラフルリ小屋を過ぎてからは、多くのハイカーに出会いましたが。
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バス停前からホテルと堰堤を見上げて。ここからバイクでエレマンスの谷を下る小学生の団体がバスを満員にした原因です。
この子供達に付添う青年二人のマナーが最悪でした。老人客を差し置いて真っ先にバスの入口に取り付いて子供達を全員座らせ、自分達も座りました。待つ我々は顔を見合わせてアングリです。当然、立ち席の人(一人だけでしたが)が出ても知らん振りでした。 -
以前登ったピック・ダルツィノルを見上げて。
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バス停から、この堰堤へ出るには小型のロープウェーが利用できます。
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少し登ってからダムを見下ろして。
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本来の登山口は、このように鎖で封鎖されていました。
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標識に従ってしばらく北へ下りますが、途中左手に古めかしいとはいえ岩にオレンジ色のマーキングが続いたトラバース路があったのでここへ入ってみました。悪い判断でした。
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すると正面に崖崩れの補修工事現場が現れて本来のルートが封鎖されていた理由がわかりました。工事人には挨拶しましたが、この斜面は当然登れませんし、沢も水量が多くて渡れませんでした。
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しばらく沢沿いに歩いた後、緩い地盤に苦労しながら強引に斜面を登って元のトレイルに達しました。元来た方向への立ち入り禁止のマークが見えます。
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ようやく歩き易いトレイルに達して谷奥を見ると小屋らしいものが見えて一安心。これは単なる倉庫でしたが。
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歩くべきだった沢の北側のルートが見えます。
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北側正面にプラフルリ小屋。到着まで苦戦したものの所要時間は封鎖されていたコース・タイムどおりの約1時間半でした。
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同じ場所から小屋の少し西側。標識ではルー峠まで30分となっています。
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ルー峠に到着です。そして奥のピークがモン・ブラヴァ。コースは、稜線から手前のピークを巻いて再度稜線を登るようですが、地図上には、ルートは無く、恐れをなして諦めました。
右に見えるトラバース・コースは、地図では行き止まりとなっています。 -
峠よりモン・ブラヴァとは反対側の南西方向。こちら側は、雪も付いていて尚更難しそうです。
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ディス湖を見下ろして。 奥にはピーニュ・ダローラ(左)とモン・ブラン・ド・シェロン(右)が並んでいます。
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両山のズーム
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登れなかったモン・ブラヴァ(右)を振り返って。
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コースの名前どおりにシュタインボックの群に出合いました。
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ディス湖畔まで降りて。
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以下はダムの堰堤よりの眺めです
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ダム見学の人々。ダム内見学ツアーもあるようです。
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この旅行記へのコメント (6)
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- スイス大好きさん 2011/02/17 21:44:39
- 暫くでございました
- いぶれす様
モンテモロ峠、ゴムス谷紀行も楽しく拝見させていただいておりました。
モンテモロ峠はおーと様ご夫妻とお歩きになられて、お話が弾まれた事と思います。
私共は「ツール・モンテローザ」でモンテモロ峠から下りてまいりましたが、改めて良〜く説明がお聞き出来た感じが致します。
プラフーリ小屋へのコースは数年前オートルートを歩いた時、一日目でしたので今でも鮮明に覚えております。
小屋では夜になるとシュタインボックが小屋の前に塩を舐めに来るので、食事をしながら皆で大騒ぎをしたのも懐かしい思い出です。
先程、おーと様の掲示板で拝見したのですが、ご体調が優れなかったのでしょうか?
私共、昨夏スイスで問題を起こし、帰国して落ち込んでおりました際、温かいお励ましをいただきましたのに、何も知らないでおりました事、申し訳なく思っております。
でもお元気になられました事、本当に嬉しく思います。
私も今年のスイスに向けて、少しずつ調べを始めています。
また、いろいろの事をお教え下さいます様お願い申し上げます。
- いぶれすさん からの返信 2011/02/17 22:36:47
- ご心配をおかけしました
- いろいろあった後に、回復しましたので、つい言い訳がましいことを述べてしまいました。
お心遣いに感謝します。
あのプラフルリ小屋にも泊まられたのですね。
SACの山小屋ならどこに泊まっても、夕焼け朝焼けは素晴らしいと思います。私は、今年、その小屋泊まりデビューの予定です。
心配事もいくつかあって、一人で夕食までどう過ごすのかというのもその一つです。
うまく話し相手が見つかると良いのですが。
ところで、いきなりですが、今年の予定はお決まりでしょうか。
私は、6/24in, 7/25outの予定です。
もしスイス大好きさんご一家と予定が合えば、どこか私でも歩ける易しいコースでご一緒しませんか?
長躯遠征も慣れているのでOKです。
- スイス大好きさん からの返信 2011/02/18 10:34:56
- お言葉ありがとうございます
- いぶれす様
私共の今年の予定は7月15日in 8月17日outです。
いぶれす様のご予定と一致する期間は私共がグリンデルワルトに滞在している7月16日から23日までかと思います。
その期間、いぶれす様がどちらにご滞在なのかわかりませんが、何処かお供させていただけたら嬉しく思います。
しかしながら私共超スローペースですので、ご迷惑をお掛けしないか心配です。
グリンデルワルト滞在時、いぶれす様からお聞きしたアウクシュトマットホルンに行く事だけ決めておりますが、その他はこれから考えていくつもりです。
お言葉ができるいぶれす様はお一人で山小屋に行かれても、ハイカーや小屋のスタッフとお話しされて、退屈など全然問題はないと思うのですが。
日本人は珍しいらしく、山小屋でよく話しかけられたり、スタッフの方が周りの景色を説明してあげたいらしいのですが、私共は言葉が分からないので仕方なく相手の方も、苦笑いで終わってしまいます。
言葉が出来たら10倍も楽しく過ごせるのにと思います。
- いぶれすさん からの返信 2011/02/18 21:10:29
- 残念ですが
- スイス大好き様
せっかく同行ハイキングにご同意いただいたのですが、シエール滞在は7/15までで、その後の1週間は、山小屋とホテルを移動する計画です。
残念ながら、今回は無理そうです。すみません。
- スイス大好きさん からの返信 2011/02/18 22:21:43
- 次の機会を楽しみにしております
- いぶれす様
シエールからプラフルーリ小屋そしてディス小屋へとお歩きになられるのでしょうか?
いぶれす様ですから、こんな一般的なコースではないでしょう?とか想像をめぐらせて、貴ブログで拝見させて戴くのを今から楽しみにしております。
今年のスイスは雪が少ないとか報じられておりますが、そうすると夏は早いのでしょうかね。
何時か何処かでお会いできますように、高齢の私共健康に気をつけて日々過ごしたいと思っております。
- いぶれすさん からの返信 2011/02/19 15:03:43
- 私も楽しみにしております
- スイス大好き様
そうですね。 別にスイスでなくともと思います。
私の予定ですが、ディス小屋は、当たりです。
おーとさんのページに書きましたが、本当の山小屋には1泊だけになりそうです。
それと、今年の雪が少ないとの情報ありがとうございます。
早く出発する私にとっては、選択肢が広がってありがたいです。
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