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今回は、趣を変えて私の滞在した村のご紹介です。2007年から3年連続でこの村のアパートを基地としましたが、南のサース谷、マッター谷は無論のこと、東はアレッチ地区、西は仏伊国境付近、北はユングフラウ地区まで足を延ばしました。<br />こんな事ができるのも、約1,300Mの高地にありながら、交通の要、フィスプ駅へはバスで20分余の近さで、フィスプにある化学工場、ロンツァヴェルケのお陰で早朝から深夜までバスの便があって安心だからです。<br /><br />村自体もそれなりの観光地です。ヨーロッパで標高が一番高い所にあるという葡萄畑と、ここで栽培されるスイスでも古いタイプの葡萄で、上級酒でもあるハイダを奉って、近年ではHeidadorfとして村を宣伝しています。<br />村のシンボルの山、ビーチホルンは、レッチェンタール側から見るのと違って、左右対称で小さな尖峰を纏った急峻な山容を見せていますが、同時にヴァイスホルンも間近に迫って圧倒的です。<br /><br />しかし、何よりもこの村を気に入った点はアパートの安さです。私の利用した所は、両山の景観に加えて、バスタブ、電子レンジ、コーヒーメーカーも備えて、二人なら一人当たり一日約CHF20とドミトリーやユース・ホステルよりも安く泊まれるのです。<br />しかも客が少ないせいか宿泊期間も融通が利くようで、飛び飛びでしか記入されていない登録台帳をめくってみると3日間やら5日間の人も何人かいましたし、村のホテルで適当な部屋が見つからなかった知人の為に別のアパートで1晩だけの宿泊を打診したところ、すんなりOKしてくれました。<br /><br />以下は、3年間で撮ったフィシュパテルミネン村や宿泊したアパートの様子です。<br />

フィスパテルミネンの村 Visperterminen

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2007/07 - 2009/07

56位(同エリア507件中)

7

32

いぶれす

いぶれすさん

今回は、趣を変えて私の滞在した村のご紹介です。2007年から3年連続でこの村のアパートを基地としましたが、南のサース谷、マッター谷は無論のこと、東はアレッチ地区、西は仏伊国境付近、北はユングフラウ地区まで足を延ばしました。
こんな事ができるのも、約1,300Mの高地にありながら、交通の要、フィスプ駅へはバスで20分余の近さで、フィスプにある化学工場、ロンツァヴェルケのお陰で早朝から深夜までバスの便があって安心だからです。

村自体もそれなりの観光地です。ヨーロッパで標高が一番高い所にあるという葡萄畑と、ここで栽培されるスイスでも古いタイプの葡萄で、上級酒でもあるハイダを奉って、近年ではHeidadorfとして村を宣伝しています。
村のシンボルの山、ビーチホルンは、レッチェンタール側から見るのと違って、左右対称で小さな尖峰を纏った急峻な山容を見せていますが、同時にヴァイスホルンも間近に迫って圧倒的です。

しかし、何よりもこの村を気に入った点はアパートの安さです。私の利用した所は、両山の景観に加えて、バスタブ、電子レンジ、コーヒーメーカーも備えて、二人なら一人当たり一日約CHF20とドミトリーやユース・ホステルよりも安く泊まれるのです。
しかも客が少ないせいか宿泊期間も融通が利くようで、飛び飛びでしか記入されていない登録台帳をめくってみると3日間やら5日間の人も何人かいましたし、村のホテルで適当な部屋が見つからなかった知人の為に別のアパートで1晩だけの宿泊を打診したところ、すんなりOKしてくれました。

以下は、3年間で撮ったフィシュパテルミネン村や宿泊したアパートの様子です。

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  • 朝の村とビーチホルン。

    朝の村とビーチホルン。

  • 黎明のビーチホルン。 私の壁紙です。

    黎明のビーチホルン。 私の壁紙です。

  • 古い家屋とビーチホルン。 村の南端より。

    古い家屋とビーチホルン。 村の南端より。

  • 教会とビーチホルン

    教会とビーチホルン

  • アパート付近からのビーチホルン

    アパート付近からのビーチホルン

  • 老夫婦の散歩とビーチホルン。老女は大抵スカーフを纏っています。

    老夫婦の散歩とビーチホルン。老女は大抵スカーフを纏っています。

  • バス停付近よりのビーチホルン

    バス停付近よりのビーチホルン

  • 村の南端よりのビーチホルン

    村の南端よりのビーチホルン

  • 村の入口付近からのフィスプの町とビーチホルン

    村の入口付近からのフィスプの町とビーチホルン

  • 村の北、ボットマ(Bodma)の集落。ビーチホルンは、雲の中。

    村の北、ボットマ(Bodma)の集落。ビーチホルンは、雲の中。

  • Bodmaよりの帰り道。正面はツェネゲン

    Bodmaよりの帰り道。正面はツェネゲン

  • 村の南西にある十字架付近よりの村の概観

    村の南西にある十字架付近よりの村の概観

  • 村の南西より。フィスプの駅も見えます。従ってホームからも村は遠望できます。<br />左端の谷向こうの村はツェネゲン(Zennegen)こちらの葡萄畑の方が標高が高いという説もあります。但し、放棄畑も多いです。<br />

    村の南西より。フィスプの駅も見えます。従ってホームからも村は遠望できます。
    左端の谷向こうの村はツェネゲン(Zennegen)こちらの葡萄畑の方が標高が高いという説もあります。但し、放棄畑も多いです。

  • チェアリフトより村の概観

    チェアリフトより村の概観

  • 北端よりの村の概観

    北端よりの村の概観

  • アパートの窓からのヴァイスホルン

    アパートの窓からのヴァイスホルン

  • アパートの窓からのヴァイスホルンの朝焼け。ベッドから、これを見るのが楽しみでした。

    アパートの窓からのヴァイスホルンの朝焼け。ベッドから、これを見るのが楽しみでした。

  • 純白に輝く朝のヴァイスホルン。3年目のこの日初めて命名理由が納得できました。 フィスプへ向かうバスからマッターホルンも見える場所があるのですが、そこでもヴァイスホルンだけが(正確にはビスホルンもですが)白く輝いていました。

    純白に輝く朝のヴァイスホルン。3年目のこの日初めて命名理由が納得できました。 フィスプへ向かうバスからマッターホルンも見える場所があるのですが、そこでもヴァイスホルンだけが(正確にはビスホルンもですが)白く輝いていました。

  • 村のワイナリー、ザンクト・ヨーデルン。試飲なのに最高級酒ハイダ・バリックでさえ並々と120CC位も注いでくれ、つい余分に買ってしまいました。尚、ハイダ・バリックは、村のスーパーやフィスプのワイン・ショップには置いてありません。

    村のワイナリー、ザンクト・ヨーデルン。試飲なのに最高級酒ハイダ・バリックでさえ並々と120CC位も注いでくれ、つい余分に買ってしまいました。尚、ハイダ・バリックは、村のスーパーやフィスプのワイン・ショップには置いてありません。

  • 村から見るアウクシュトボルトホルン

    村から見るアウクシュトボルトホルン

  • 古い家屋に沿って

    古い家屋に沿って

  • 村の南端より。奥の山はゲビドゥム(Gebidum)

    村の南端より。奥の山はゲビドゥム(Gebidum)

  • バス停前

    バス停前

  • 村の南西より。画面中央は、シュタルデン・サース

    村の南西より。画面中央は、シュタルデン・サース

  • これがヨーロッパ一標高の高いといわれる葡萄畑

    これがヨーロッパ一標高の高いといわれる葡萄畑

  • カペレンヴェークと呼ばれ、礼拝堂が連なる道。急坂です。

    カペレンヴェークと呼ばれ、礼拝堂が連なる道。急坂です。

  • この礼拝堂の内部。

    この礼拝堂の内部。

  • 滞在したアパート(右端)とビーチホルン。

    滞在したアパート(右端)とビーチホルン。

  • アパートのキッチン

    アパートのキッチン

  • バスルーム、質素ですが機能的には充分です。

    バスルーム、質素ですが機能的には充分です。

  • この間仕切りの向こうにツイン・ベッドと衛星テレビが、あります。

    この間仕切りの向こうにツイン・ベッドと衛星テレビが、あります。

  • 最後にフロント写真を。アパートのベランダからのビーチホルンです。

    最後にフロント写真を。アパートのベランダからのビーチホルンです。

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この旅行記へのコメント (7)

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  • なおなおさん 2023/02/12 18:41:25
    いぶれす様、はじめまして…
    はじめまして、こんばんは。『なおなお』と申します。『夫婦で歩くスイスアルプス』のおーと様ご夫妻に憧れていて、こよなくスイスを愛する(夫が)もうすぐ還暦を迎える夫婦でございます。いぶれす様のBLOGは随分と前から拝見させていただいております。我が家が初めてスイスを訪れたのは1994年夏のことです。ツアーだったのですが、ユングフラウヨッホは霧の中、マッターホルンは上半分が望めない天候の中、ホテルのダブルブッキングがあったとかでツェルマットに泊まれずに、サースフェーに滞在しながらツェルマット観光をしたのです。(サースフェーの素晴らしさを知れたので大収穫でしたが、当時はツェルマットに泊まれないことが残念で仕方ありませんでした。)スイスの美しさにすっかり『虜』となり、上記の心残りが起爆剤となって、気がつけばスイスに通うために頑張って働く…と言う生活を送ることになりました。有名どころを訪れていくうちに、日本人のいないと所に行きたくなり、一時はオーストラリアアルプスにも遠征したのですが…やはり気づけばスイスに舞い戻ってしまいました。1歳の娘を背負っての1ヶ月スイス旅行(育休中に)や子供たちと夏(2016年)、冬(2018年)に訪れたツェルマットとグリンデルワルトの旅は宝石の様な大切な思い出です。2018年を最後に海外旅行はオアズケの記録更新中です。スイスの中でも荒々しい山々の見応えありのあるヴァリス地方に一番惹かれます。いぶれす様はヴァリス通でいらっしゃり、くまなく廻っておられ、憧れの存在です。我が家は『谷奥』『高台』『テラスからの雄大な眺め』+バスタブ(夫の希望)が滞在地選びのポイントです。フィスプに近く、どこへ行くのにもアクセスの良い所…と言う候補地の中に『フィシュパテルミネン』『ウンターベハ』『アイショール』にも惹かれているんです。ウンターベハとアイショールを結ぶ吊り橋(2022年開通)を渡り、真ん中のベンチでビーチホルンを飽くまで眺めたい夢があります。いぶれす様のフィシュパテルミネン村を紹介するBLOGを拝見してからと言うもの、ポイントアップで候補地としてグングン期待が高まっています。実は、我が家は定年退職後の『3ヶ月スイス』が長年の大きな夢なんです。記念すべき第一回目は思い出の地を再訪するべく『アッペンツェル』『サースフェー』『ツェルマット』『グリンデルワルト』『マイリンゲン』『サメダン』の貸アパートに2週間ずつ滞在しようと目論んでいます。…まだまだ先のことで、鬼も笑ってくれない6年後の話しですけれど。そして、その後に『3ヶ月ヴァリス』『3ヶ月エンガディン』『3ヶ月ベルナーオーバーラント』や『3ヶ月ドロミーティ』を考えているという夢多き夫婦でございます。コロナ禍で海外旅行がなかなか実現しづらい状況+財政難もあり、6年後までは指を咥えています。フィシュパテルミネンとウンターベハではどちらに軍配が上がりますか?眺めや実際のアクセスの良さ、貸アパートの価格や暮らしやすさをトータルで考えると迷います。いぶれす様は今年の夏はスイスへ繰り出されるのでしょうか?これからもBLOGを楽しみにしていますし、今までの旅行記も拝見させて頂きお勉強しようと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。はじめまして…ですのに、長文ですみません。

    いぶれす

    いぶれすさん からの返信 2023/02/15 16:54:20
    Re: いぶれす様、はじめまして…
    なおなお様
    はじめまして。スイス愛溢れる書き込みありがとうございました。
    楽しく読ませていただきました。

    ところが、当方はといえば、ブックマークにはスイス関連のフォルダーが残っていますが、使う機会がほとんどなくなってしまいました。
    それどころか山歩きさえ、ほとんど出来ていないありさまです。
    ですので、今後スイスを再訪する機会は、残念ながら無さそうです。
    でも、今でもニュースでスイス関連のものがあれば他のヨーロッパ諸国とは違った興味がわきます。
    なので、なおなおさんからUnterbaechに観光用の吊り橋ができたとお聞きして驚きましたし、嬉しくもなりました。

    又、私のお気に入りの村、Visperterminen, Unterbaechを滞在地候補に入れていただき嬉しいです。
    お尋ねいただいた私の独断による両者の比較、評価です。
    景観 V 10 U 9 交通 V 8 U 10 買い物 V 9 U 10 アパート V10 U 8
    買い物は前者はVisp、後者はSion, Sierre利用ですが、Sionでは魚も手に入るので。
    アパートは、後者では、多くが3寝室以上なのでより割高です。

    旅行の楽しさの半分は立案だと言われます。じっくり、たっぷり90日案を検討してお楽しみください。

    なおなおさん からの返信 2023/02/15 19:21:53
    ありがとうございました
    いぶれす様、こんばんは。
    お忙しい所、お返事を賜りましてありがとうございました。そうですか…今後、スイスへ行かれるご予定はないのですね。ご事情もおありかとお察しいたします。現在の状態を何も知らないまま、不躾な質問をしてしまいまして、申し訳ありません。今ある、4トラベルの旅行記が余計に貴重なものに思えて参りました。夢中になって旅された思い出は燦然と輝く宝物ですよね。その時、その時に胸を高鳴らせながら歩いた風景の一つ一つが自分の今ある暮しを支え、導いてくれる生命のエネルギーになっていることと想像しています。…さて…Visperterminenと Unterbaechはどちらも37点で甲乙つけ難いと言うことなのだと理解いたしました。何を優先するかで滞在地選びが変わって来るということなのだと、再確認いたしました。景観やアパートのお安さが我が家には優先順位が高そうです。山の眺めの迫力ではVisperterminenに軍配があがりそうですねー。こうなったら、両方ともに滞在して、この目で確かめたくなって来ました。(笑)その地に実際に立って肌で感じるインスピレーションがありますものね。『旅の楽しさの半分は立案』と言うお言葉…正しくその通りだわぁーと噛み締めています。『自分好みの村』『お気に入りの風景』を探すのはワクワクしますし、まだ見ぬ風景に思いを馳せるのは最高に楽しいことですもの。そう考えると、『どちらに軍配が上がるか…』なんて、愚問だったと思えて来ました。6年間じっくり考えて立案に励みたいと、目標(目的)を新たに胸に抱いています。ありがとうございます。寒さの厳しい季節ですので、どうかお身体をご自愛くださいませ。この度は本当にありがとうございました。
  • フルリーナさん 2011/03/04 11:42:13
    すばらしいむらですね
    おひさしぶりです。

    すばらしい眺めの村ですね!
    知りませんでした。
    早速地図を広げて・・・。

    来年は久々にスイスに行きたいなあと情報収集です。
    いぶれすさんの4トラは、情報の宝庫ですね♪
    いろいろ参考にさせてください。

    いぶれす

    いぶれすさん からの返信 2011/03/04 16:34:19
    RE: Visperterminen
    フルリーナさん おひさしぶりです。

    ご訪問ありがとうございました。
    Visperterminenでの滞在で唯一の欠点は、帰りにVispの駅で待ち時間が長いことがある点だけだと思います。
    近くに公園でもあると良いのですが。まあ買い物には便利です。

    もう一つのお勧めの村、これは、他で投稿していますのでご存知かもしれませんが、同じような高度にあるUnterbaechです。 普通列車しか止まらないRaronからのアクセスとなりますが、スイスパスで無料のロープウェー(元々安いですが)とは連絡していますし、村が横に広がっているので、歩くのにも坂での苦労がなく快適ですし、アパートも充実しています。
  • Climberさん 2010/01/26 21:47:03
    優良滞在地
     4000m峰を近くで眺められるという理由で、ツェルマットやサースフェーを選んできました。ワイスホルン、ビーチホルンなら十分に太刀打ちできそうです。またひとつ候補地が増えました。氷河急行路線へも日帰りが可能ですね。村の名は地図などで確認していましたが、現地の画像を見たのは初めてです。ありがとうございました。20CHFの滞在を目指します。

    いぶれす

    いぶれすさん からの返信 2010/01/27 18:29:45
    フィスパテルミネンのアパート
    いつも書き込みいただき、ありがとうございます。
    この村でのご滞在、是非お試し下さい。ツェルマットやサースフェーの迫力ある景観に慣れたclimber様でも、この村からの立体的な景観には失望することは無いと思いますし、村での生活もなにかと便利です。ミニ・スーパー"pam"にはアルコールを含めて基本的な食品はありますし、フィスプ駅から歩いて2-3分でCOOPとMIGROSが向かい合っていますから、帰りのバスの待ち時間に欲しいものが買えます。

    予約は、他の多くの観光地と同じく、家主と直接交渉する方式ですが、観光局のRafaela Zimmermann-Studerさんは、とても親切な方で、明らかに職務外のことまでやってくれましたので、トラブルの際は、力になってくれると思います。
    info@visperterminen.ch

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