南ポルトガルの旅④（ファーロへ）

2011/01/31 - 2011/02/01

1月31日（月）
サグレス10:25・・・・・・バス・・・・・・・ラゴス11:20
ラゴス12:51・・・・・・・・R5909・・・・・ファーロ14:34

今日は、サグレスをあとにしてバスとローカル線を乗り継ぎ、風光明媚な大西洋に沿いながらレコンキスタ（国土回復戦争）の地、つまりポルトガルにおけるイスラム勢力の終焉の地でもあるファーロを目指す。

エリア ファロ(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

POUSADA DO INFANTEをチェックアウト後、10分ほどのウオーキングでサグレスバス停に着く。
バス停は、「こんにちは」を意味するolaを店名にした雑貨屋の前なのですぐにわかる。

バスの乗り方は、運転手に目的地を告げれば料金を言ってくれるので前払いで支払う。
現金と引き換えにレシート（乗車券）が発行されるので安心である。

ラゴスまでの1時間は、アルガルヴェ地方の車窓を楽しもう。

ポルトガルのクルマはマナーが大変よく、横断歩道ではよく止まってくれた。

ラゴスでは、ファーロ行の列車の出発を待つ1時間半ほどを利用して昼食とする。
料理の内容を英語で併記してあるメニューはありがたい。

マリーナの脇のレストランで

食後はラゴス駅の周囲を軽く腹ごなし。
SL時代の扇形機関庫に掲げられたままの針の無い時計。

出口を意味するsaidaは、スペイン語のsalidaと一字違い。
そのほか、数の数え方など多くの言葉で似ている両国の言語。

12時51分発の始発でファーロを目指す。

この時期は、沿線に植えられている満開のアーモンドの花を車窓から観賞できる。

ファーロでは、バス会社が経営しているホテルエヴァにチェックインし、すぐに旧市街の入口アルコ・ダ・ヴイラを目指す。

イスラムの香りが漂う街並みをしばし彷徨う。

クルマが石畳を通過する際に発するタイヤの音が、
パンクしたクルマの走行音のようにも聞こえる。

カテドラル（大聖堂）に登ってみることにする。

入り口で入場料を払い、狭い階段を昇る。

フォルモサ潟を眺望する。
画面中ほどのビルがホテルエヴァである。

スペイン国境方面行各駅停車。

教会の歴史的なアズレージョ。

旧市街の探訪をいったん終了し、ホテルで休憩後、旨そうなレストランを探していると、ロンドンのカメラマンで、ファッション誌の仕事をしている人に声をかけられる。

「◎△◇ジャポネ？」とポルトガル語で問われ、イエスと返答すると、吾輩の首からぶら下げているカメラに興味を持ったらしく、そのカメラはなんですか？
などとひとしきりカメラ談義になる。

そして、写真で食っている者と、カメラで遊んでいる者同士が意気投合し、夕食を共にすることになった。

ポルトガル名物のイワシの塩焼き。

取材でスペインからポルトガル入りした彼女は、これからモロッコへ向かうとのこと。

ヨットハーバーの水面に映る今宵の宿エヴァ。