2010/09/11 - 2010/09/11
626位(同エリア1166件中)
旅じぞうさん
パタンのペンションスザータのお父さんがパタンを旅立つ時に頂いた一言。「明日はパシュパティナートに行ってごらん。ティージと言う女性のお祭りがあるから。」そんな言葉に誘われて、パシュパティナートに行くことにしました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー
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まず、パシュパティナートというヒンドウの聖地に向かうことに。ここはガンジス川のようになくなられた方を焼いて川に流すところです。インドではバラナシというところが有名で、そこで死ぬのがインド人の夢だそうで、亡くなりそうな重病の方がわざわざ辛い体を無理して全国から集まってくるそうです。そのネパール版なのでしょうか。そのパシ ュパティナートで女性の祭りティージがあると言う話でした。赤いサリーの人たちが集まり、きっとその様子はテレビで見れるという話でしたが宿にはテレビはありません。というわけで行くしかありません。また、頑張っていろんな人にどのバスが正しいか聞きまわりながらバスを捜して、乗っていかないといけません。アドレナリンがちょっと必要です。
パシュパティナートから歩いて30分くらいのところにチベット仏教の聖地であるボダーナートという場所があるので、余裕があればそこに行ってチベット仏教の信者さん達とマニ車をまわしたり、ストウーパという建物の周りを時計回りにお祈りしながら回るのに付き合ってこようと思います。
行きはTUKTUKという小さい乗合自動車に何とか乗れたのですが、帰りは市内に戻るミニバスやTUKTUKが見つからず、数十分頑張ったのですがダメであきらめてタクシーで帰ってきました。
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ただ,この日は歩行者天国になっている所があり、大分離れた所でおろされ歩くことになりました。歩き始めると赤い服の着飾った女の人が多いことに気づきます。
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パシュパテナートでのお祭りは、ティージと呼ばれる女性のお祭りだそうですが、実際どんなお祭りかは家に帰ってネットで調べるまではよく分かりませんでした。赤い祭りと聞いていたのですが、赤いサリーを着た人たちが多いのですが、他の色のサリーを着た人も居ました。
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通常、パシュパティナートへはゴウサラGAUSHALAと呼ばれる大きな交差点の近くから入って行きます。ところが女性のお祭りであるティージの日はここからは男性は入れないので遠回りしてお寺の門の前が見える所まで行くことになります。
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空港の方へ行く道を下って行きTilgangaと言う所から入って行くのだと、聞いていたので、そちらに向かって進みます。道の両端は縁日、バザーの状態でにぎわっています。
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Tilgangaはわからなかったけど,多くの人があきちの中に入っているので,奥を見ると川の流れが見えます。ここがその入り口なのだろうとみんなについて行きます。
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パシュパティナートを流れるバグマティ川の川岸にでてきました。
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バグマティ川はインドのガンジス川に比べれば遥かに小規模な小さい川ですが、インドのガンジス川同様、亡くなられたらその遺体を川岸で焼いて川に流す,聖なる川です。画面の左側がパシュパティナートです。
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ですので、パシュパティナートに普段訪れると、遺体が焼かれて川に流される様を川の対岸に腰掛けて、ぼーっと眺めて,物思いに耽る外国人の姿が私を含め多くみられます。
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ティージのお祭りのこの日も遺体は焼かれていました。
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裏道から遠回りして本来の道に近づいてみると,赤い服を着た女性を中心に,たくさんの着飾った女性でごった返しています。
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サリーを着た女性達が延々と並んでいました。
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行列はお寺の 門の中に入って行っていました。お供え物を持って、ただ並んでいるだけ。時に熱中症か何かで倒れる人も居て、速やかに救急係の人に連れて行かれていました。チラッと聞いたところでは中で沐浴か何かがあるみたいですが…。人気の場所でのお正月の初詣を中に入れてもらえないで外から見ていたらこんな感じなんでしょうね。
何をやっているかはわからないですが、お祭りの雰囲気は伝わってきます。晴れ着ならぬ、お祝い用のサリーを着て何人かの友達と連れ立って集まって来ていて、うきうきする感じがこちらにも伝わってきます。 -
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ティージをネットで調べてみると
ヒンズー教の神、シバ神(Shiva)を祭る女性のお祭りで,この日は会社なども女性はお休みだが男性は休みでないらしい。この祭典で既婚女性は、夫の長寿を祈念して断食をし、未婚の女性は素晴らしい男性と結ばれ、幸せな結婚生活を送れるよう願うらしい。前の日から断食をするらしいが、踊ったりして過ごす楽しいお祭りみたいです。パシュパティナートの他にもシバ神を祭る所、ダルバール広場(広場内にあるシヴァ神寺院マヘンドレスワール)でもお祭りを見ることができるようです。
http://www.ab-road.net/asia/nepal/kathmandu/guide/02002.html -
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男の人たちは親子連れで,女性たちのティージで行列する様を対岸の小高い所でぼーっと見てました。
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そんなことに無関係なサドューも川岸には。
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パシュパティナートからボダナートまでの散策をついでに行うことにしました。裏山の階段をせっせと上ります。上ったあたりにはいくつかのお寺がありお参りする。この辺りではお菓子屋くだものなど食べない方がいいそうです。猿がお菓子を狙って取りにくることがあるらしいから。
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道を左に曲がって進んで行くと,またいくつかお寺があり,下り坂になる。
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下り坂を歩いていると柵にもたれて中を見ている人が何人か。
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中を見ると,パタンの動物園に居たようなシカが放し飼いに。猿もいるのだけど、猿はこの柵を無視して中と外を自由に行き来していた。
実はここパシュパティナートはシカにゆかりのある地らしい。
シバ神はいろんな姿(化身)にかわることのある神様で知られているらしいが、シバ神がここの森を気に入って金の角を持ったシカとなって遊んだという言い伝えがあるそうです。この金の角のシカの化身がパシュパティナートという名前だそうです。。 -
パシュパティナートの裏山を更に下ると向こうにボダナートのストゥーパの姿が微かに見えます。めざすはあそこ!!
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【クベシュワリ寺院】
パシュパティナートの裏の森を下り終わった所にクベシュワリ寺院がある。ここにもティージを祝う人々がたくさん。 -
【クベシュワリ寺院】
ここでは女性達が楽しそうに踊っていました。 -
【クベシュワリ寺院】
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【クベシュワリ寺院】
クベシュワリ寺院の前に小さい鉄橋がある。地球の歩き方の地図に載っておらず,宿で知り合った友達はこの橋を渡らず、ボダナートまでものすごく遠回りしたそうだ。橋を渡った先の道をまっすぐ歩いて行くと,すぐにではないけど,ボダナートに到着する。 -
ボダナートまで歩く道、すれ違う人はやはり何かお祭りのうきうきした感じを持っています。
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あるお店の前では家族なのでしょうか数人の女性達が踊っていて、それを近所の人たちが楽しそうに見てました。
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ボダナートに付いたときは暑さ真っ盛りで人も少なかったのですが、昼食にチベッ
トそばTUKUPAを食べたりしているうちに、ぐるぐる回り歩く人も増えてきました。 -
トゥクパ
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ボダナートはチベット仏教のストゥーパでその周りを,チベット族の人や山の方の民族の人が時計回りにぐるぐるまわっている。
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裏の方を散策するとにチベット仏教の僧坊など仏教関係の施設もあって、趣き深いのだが、暑さなどで疲れてしまい今回は見合わせることに。(旅行人ノート「チベット」と言うガイドブックの中でネパールに触れている所があります。そこに詳しく書いてあります。)
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お寺では何故か一人旅かとお坊さんに聞かれ、そうだと答えたら祝福の白い布を首にかけてくれました。
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マニ車
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三周ぐるぐる回って帰ってきました。
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翌日の新聞はティージのことが出ているようだったがあいにくネパール語は読めなかった。
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