2010/06/24 - 2010/06/24
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4nobuさん
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イングランド北部の観光で二つの古都ヨークとチェスターを計画してその中間にあるリバプールで1泊するついでに市内観光をしようと考えました。
リバプールで興味のあるところは順番に
・海洋博物館(港の再開発地区にできた。帆船軍艦模型の展示を期待して)
・テート・リバプール美術館(同じ港の再開発地区に。未見の最後のテート美術館)
・ビートルズの足跡(ファンではないけれど。来たからには)
・ウォーカー美術館(イタリアとオランダ絵画中心の英国では結構有名な)
最近の英国の駅にはテロ事件のせいで荷物のロッカーがないので観光に苦労しますがリバプールにはロンドンだけだと思った荷物預けがありました。おそらくロンドンと同じくX線透視と有人処理のせいで預け代は高価なのでしょうが。
しかし今日は駅そばのホテルの予約なので荷物を預けて早速観光に。
このうちで一番楽しんだのはあまり期待してなかったウォーカー美術館でした。詳しくは次報で書きます。
時間があれば大聖堂もと考えたが疲れて割愛しました。
夕食は駅の傍のビヤホールで摂りました。今日のサッカー・ワールドカップは日本が出場してますがこちらの皆さんは興味がないらしくビヤホールはガラガラでテレビを見ているのは私だけでした。
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リヴァプール駅(正式にはライムストリート駅)の前の広大な広場の正面にどんと座っているのはセント・ジョージス・ホールで、今風にいいますとメッセ会場・コンベンションセンターです。
ネオ・クラシック様式しては最も優れていると言われ、優れた建物の等級のGrade1と評価されています。
1800の初めに催しや裁判のためにホールが必要と感じて募金がはじまり。1838年に起工されたが完成したのは1854年とずいぶん時間がかかったものですね。1980年代に廃墟と化しましたが2007年に再オープンしました。 -
セント・ジョージス・ホールの前から振り返りますと。
右がリヴァプール駅で往年の英国の海の玄関の貫禄です。
その左は映画館エンパイア劇場です。週日は夕方1回,土・日は夕方2回しか開けておらず大きい建物なのにさびしい感じです。日本ならさしずめショッピングモールに転換でしょうが、ここのモールはここからに500mぐらいのところに駅とは関係ない形で全く新しく作られていました。 -
セント・ジョージス・ホールの右側の奥にこれから行くウォーカー美術館があります。
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ウォーカー美術館の左隣は中央図書館です。この写真には入っていませんが更に左隣に博物館がありますがパスしました。
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ウォーカー美術館の正面。特別展でロートレックと女性作家の特別展をやっていた。どうしてかこの時には気づかず残念ながら見逃してしまいました。
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館内の雰囲気を伝える写真を撮りわすれました。せめてとこの写真をと。
この美術館での所蔵が多いラファエル前派グループの部屋だったでしょうか。 -
所蔵品の中で私にとって注目の絵画を別途紹介しますが、ここでは代表としてこの絵画を。
ムリーリョ:聖母子 -
美術館をでて海岸のアルバートドックを再開発地区に行くの遠そう(20分?)なのでタクシーで行くことにしました。十字路で前を水陸両用のバスがとおったので驚き。こんなバスもあるんだ!
スクールバスのような色ですが。 -
アルバートドック地区の手前でタクシーを降りる。目の前にレンガ積みの建物があってポンプハウスと書いてある。煙突があるのでおそらくは蒸気機関で駆動のポンプでしょうが何に使ったのでしょうね。
ドライドックの排水用? -
左手の建物の手前にほぼ正方形に近い矩形のプールがあります。これがアルバートドック跡で、建物の右手にある堰から船が出入りします。
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手前が堰の可動のゲートです。向こうの建物は四角いドックの周囲に建っていますが、これらはドックが活きていた時には何に使っていたのでしょうか。倉庫?造船会社の工場と事務所?。
後で判ったのですがこのドックは周囲を倉庫で囲まれた珍しい埠頭だったそうです。
この建物は再開発されて、右端がテート美術館になっています。 -
美術館以外にギャラリーやレストランが入っています。またドックには小型の帆船が舫っています。
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常時ここにいるのでなくどこかからやってきた帆船のようです。
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テート美術館の入口。ピカソ特別展の表示があります。
テート・リヴァプール美術館は4つのテート美術館の内では2番目に(つまりロンドンに続いていち早く)1988年に設立されました。近代から現在に至る絵画を常設展示してありますが、今回はピカソの特別展も開催していました。
自慢になりますがこれで4つのテート美術館全部を訪れました。
これも後で知ったのですが、テートギャラリーの創始者ヘンリー・テートは砂糖を扱う商会をここリヴァプールで創業したのでした。 -
ピカソ展のポスター
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館内の様子
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マージーサイド・マリタイムミュージアム
アルバートドック地域の入口にあります。タクシーを降りた目前ですがまずテート美術館を見て最後に「ゆっくりと」と後回ししました。
マリタイムはよく海洋と訳されますがむしろ海事、海運の方が合っているとおもいます。つまり船を使った通商経済活動の展示がメインのようです。
私にとってはむしろ船の歴史に興味があるのですがそのような展示はかなり少なくていつも失望しています。 -
この博物館は海事博物館にしては意外と蒸気機関の展示が目立ちますが、実用機の初期の機関に偏っています。
外輪船の駆動機構です。 -
1880年に英海軍の魚雷艇のメインエンジンとして製作された110指示馬力の2気筒コンパウンドエンジンです。
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蒸気機関のタイプ毎の模型が並んでいます。
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第一次世界大戦後のレジャー用の蒸気船によく採用された2シリンダーのコンパウンドエンジンの1/24の模型。
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帆船の模型もいくつかありましたがこのように船体だけでしかも説明がないので興味が湧きません。
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船に関するアートの展示室
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絵画が中心です。
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南極探検に出て氷海に閉じ込められて船を放棄後も6ヶ月かけて脱出した有名なエンデュランス号の展覧会の予告がでてました。7/16からでした。
「エンデュランス号漂流記」を読んで、11ヶ月の漂流と6ヶ月の氷原の移動を
成し遂げ、しかも特筆すべきは1名の死者もなかった(と書いた本が多いが実は救出最後の日に転落した怪我がもとで1名が死亡)ことです。隊長の統率力と隊員の刻苦力に深く感銘したものです。
その展示が見られないのが非常に残念でした。 -
模型船の展示がありましたが商用の蒸気船だけで目当ての帆船はありません。
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タイタニック、ラスタニア、エンプレス号の海難事故展
日本ではタイタニックだけ知られていますが同等のこの3大事故のいずれもリヴァプールと関係があり、運営する会社の本社がここにありました。タイタニックの運営会社ホワイトラインもここにあったのですが1907年にサザンプトンに移りました。それはリヴァプールに本社のある競争会社に対する戦略でした。
いずれも1000人以上の死者をだし、しかも1912,1914,1915年と続いていて運命的です。 -
タイタニック号:ご承知のようにNYへの処女航海で氷山と衝突。
ラスタニア号:NYからの帰途にドイツ潜水艦の魚雷攻撃で沈没。
エムプレス号:カナダ・セントローレンス河でノールウェイ石炭運搬船と衝突沈没。 -
1860年と1960年の乗組員の1週間の食料の比較です。100年前がいかに厳しかったかを示しています。それでも海洋小説で読んだ帆船軍艦時代の下級船員よりはましなのではと感慨深く見ました。
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帰り道は歩きました.
英国の古い町らしく、ロンドンと同じように街中の道が碁盤目でないのでかなり道に迷いましたが何とかビートルズゆかりのマシュー通りにたどりつきました。
その途中で向こうにリヴァプールタウンホールが見えます。 -
ビートルズで有名になった通り マシューストリートの入り口。この幕がなかったら気付かないほど普通の通り。人もそんなに通ってないし。
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マシューストリート。皆さんがCavern Wall of Fame(名声の壁)をみています。
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キャバーンクラブの記念の壁「Cavern Wall of Fame(名声の壁)」
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壁の銘板に書かれた文は
「キャバーンクラブの創立40年を記念して1957から1973年にここに出演したバンドの名を刻む。また1990年代にここで演奏した新しいバンドも加える。
キャバーンクラブはこの通りの反対側にあった。」
このメタルの銘板のすぐ下にビートルズの名が見えます。 -
キャバーンクラブの反対側にある姉妹店キャバーンパブ
こちら側にもとのクラブがあったらしいです。 -
姉妹店キャバーンパブ
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キャバーンクラブ前の看板。このように写真を撮るファンをかなり見ました。
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看板を拡大しますと。その文は
「キャバーンはビートルズのホームで、世界を衝撃した4人の若者はここで274回出演しました。キャバーンは1973年に壊されましたが同じ寸法のレンガでここに再建しました」 -
キャバーンクラブの入り口
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ここにも写真を撮る人がいました。
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ビートルズの記念品ショップです。
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