アンコールワットでお正月～（２）アンコールトムとタ・プローム

2011/01/01 - 2011/01/01

２日目（１月１日）午前はアンコールトムとタ・プロームの遺跡見学です。

予習を十分してきたつもりでしたが、いざ目の前に遺跡を見ると頭の中はごちゃごちゃになっています。

アンコールトム（南大門、バイヨン、象のテラス、ライ王のテラス）で約２時間、タ・プロームで約１時間です。

では出かけましょう。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 航空会社: ベトナム航空
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）

２日目　１月１日

朝８時３０分

専用車とガイドさんがホテル、ル・メリディアン・アンコールまで迎えにきてくれます。

この車とガイドさん、運転手さんと４日間一緒に観光します。

まずはアンコールトムへ行ってきます。

それにしてもこの車、ガタガタですけど良く走るんですよ！

クーラーも良く効きます。

ル・メリディアンはアンコールワットに一番近いホテルです。

多くのトゥクトゥクもアンコールワット、アンコールトムへ向かっています。

アンコールワットの先がアンコールトムです。

ホテルから５分程走ると遺跡に入るための入場券発売所が有ります。

朝は混雑します。

ここでお金を払うと写真を撮ってすぐに写真入の入場カードを作ってくれます。

私達は３日間有効のカードを４０ドルで作りました。

ホルダーに入れて首から掛けておくと便利です。

これが遺跡入場券です。

料金所でカードを作るとそれから車に乗ってアンコールトムに向かいます。

カードを作り車に乗るとすぐに検問所があり、今作ったカードを見せなくては先に行かれません。

無視して先に進むと係員が追っかけてきます。

後で聞いたのですがこの入場料の半分はベトナム、半分はカンボジアに入るとの事です。

なんで？ベトナムに入るの？

料金所を過ぎて５分もするとアンコールワットの外堀にぶつかり、アンコールワットを右に見ながらさらに進んでアンコールトムへ向かいます。

＜アンコールトム・南大門＞

アンコールトムの南大門手前で車を降り、お掘りにかかる橋を渡って行きます。

朝、９時ですが、もうこんなに観光客でいっぱいです。

車は先回りして南大門の内側で待ってくれます。

アンコールトムの南大門がカンボジアへ来て初めて見る四面塔です。

一番感動しました。

手前のナーガもご対面第一号です！

うれしくて写真撮りまくりです。（笑）

南大門右手前に並ぶ神々。

南大門左手前に並ぶ阿修羅達

南大門に吸い込まれていく車、トゥクトゥク、人、人、人・・・

南大門四面塔正面のアップです。

いいお顔です。

南大門側面の神のレリーフが魅力的だった

南大門を通り抜ける前に、来た道を振り返るとこんな感じです

南大門の真下から天井をのぞくとこのような構造になってます。

石を積んでる状況が分かります。

その天井をアップしてみるとたくさんのコウモリがいます

遺跡の石はどれも穴が開いています。

石を運んで移動させる時にこの穴を利用してロープ等で引っ張ったのでしょうね。

南大門を通り抜けると車が先回りして待ってくれていました。

ここからまた車に乗ってバイヨンまで移動です。

車に乗ろうとすると運転手さんがトランクから冷えた水をサービスしてくれました。

有り難く頂きま〜す。

＜アンコールトム・バイヨン＞

バイヨン東門前の広場にすぐつきました。

そこは象の乗り場にもなっています。


私達はこれからバイヨン東門より入って行きます

向こうにバイヨン東門が見えてきました

バイヨン東門が大きく見えてきました。

バイヨン東門修理中

バイヨン第１回廊外面のレリーフをこれから東、南、西、へと廻りながら見て行きます。

東面です。

壁の背は高く、レリーフは上、中、下、と３段になってます。

ゆっくり見ていたら第一回廊だけで１日が過ぎてしまいそう・・・。

戦争に行ってるのでしょうか？

耳が大きくてふんどししてる姿はクメール人

象もきれいに彫られています

牛もつかまってかわいそう

天女の舞も出てきます

王宮の様子でしょうか？

やっと第１回廊東南の角まで来ました。

有名なハスの上で踊るアプサラです。

観光客が同じ格好をして記念写真を撮ってます。（笑）

回廊の一部は天井が残っています。

観光客が渋滞しています。

第１回廊南面に廻ったところ。

子の写真でも石に穴が空けてあるのが分かります。

これは確か病院のシーン？

この辺りのレリーフには魚や、トラ、ワニ、等が出てきます。

第１回廊の隙間から第２回廊が見え隠れします

第２回廊の屋根の上から４面塔観世音菩薩のお顔がにらみをきかせておられます

バイヨン西面から第２回廊へ入って行きます。

後ろを振り返ってみました。

右手は、第１回廊と第２回廊の間に置いてある崩壊した遺跡残骸です。

膨大な量です。

すこしずつ整理、調査されるのでしょう。

バイヨン第２回廊は暗くて狭い

そしてこの階段を上がると・・・

中央祠堂周囲を囲む４面塔観世音菩薩の群れです

３つの観世音菩薩が並んで見えるポイントです

このうち一番右手に見える菩薩のお顔がなんと、夫婦漫才で有名だったあの女性に似てると言う事で有名な菩薩さんです。

なるほど〜と感心。

中央祠堂には窓がたくさん有ります。

中から顔を出して窓を額の代わりにして記念写真を撮ります。

誰かが写真を撮ってました。

こんな感じになります。

８００年前の見事なデパターが額縁を飾る記念の１枚です。

そして今度は中央祠堂の中から窓の外をのぞくと、額の中に観世音菩薩が現れ、正に油絵を見ているようです。

もう一つ楽しいポイントが有ります。

この左向きの菩薩さんと口づけが出来るポイントです。

このように立って、後ろからズームを効かすとキスシーンとなるのです。

ガイドさんなしではこのポイントは分からないでしょう。

でもいつまでこんなことができるでしょうか？

何年かすると規制が強くなってこのように近づく事も出来なくなるのは間違いないでしょう！

中央の菩薩が有名な「クメールの微笑」です。

近づけないように柵が有ります。

どの四面塔の菩薩さんか分からなくなりましたが、いいお顔の菩薩さんです

や〜楽しかったです。

バイヨン中央祠堂、テラス、４面塔、観世音菩薩を堪能して降りて行きます。

バイヨン見学が終わり、第一回廊北側へ出てきました

バイヨンに１時間居ました。

バイヨンを出て、歩いて北に向かいます。

すぐに左手にパプーオン遺跡が見えてきます。

空中参道で有名な遺跡ですが、ただいま修理中のため遠くからだけ見てきました。

＜アンコールトム・象のテラス＞

パプーオンを左手に見ながら歩いているとすぐに象のテラスです。

外壁にガルーダや象の彫刻がびっしりとあります。

象のテラスと一目で分かります

テラスの中をトゥクトゥクが走っています。

よそ見をしていたら危ない！

像のテラスからライ王のテラスに続いています。

広場になっています。

像のテラスの向かいにプラサット・スゥル・プラットというかわいい建物が１２塔きれいに並んでいます

＜アンコールトム・ライ王のテラス＞

象のテラスに続いてライ王のテラスとなります。

ライ王のテラス壁面のレリーフです

ガイドさんがなんだか狭いところへ案内してくれました。

ライ王のテラスの内壁と外壁の間の狭い通路です。

ここにも古い壁画が有ります。

ここのナーガ、デパターはきれいです。

このデパターの一つが今回のガイドさんに良く似ています。

狭い通路から出てきたらテラスの上にライ王像がありました

ライ王のテラスが終わるとお土産屋の前を通って帰らないといけません。

日本の観光地も似たようなものですよね。

シルク、シルクと言って物売りにきます。

黙ってたら以外とあっさりと通してくれました。

遠回りして土産物屋の前を通らされてライ王のテラス前当たりの駐車場へ帰ってきました。

待っている専用車に乗って勝利の門を通り、タ・プローム遺跡へ向かいます。

アンコールトムで２時間が経過しました。

アンコールトムを出て、タ・プロームへ向かいますが、途中すぐ左手に遺跡が見えてきました。

タ・ケウです。

車の中から見ながら通り過ぎます。

＜タ・プローム＞

アンコールトムから車で５分程でタ・プロームに到着です。

巨木（シポアン）がお寺を丸呑みにしているので有名な遺跡です。

西塔門から入ります。

西塔門を入って西門までこのような参道を歩きます。

地雷で障害を負った人達が楽器を弾いてお金を得ていました。

終戦後の日本でも全く同じ情景が有りました。

なんだか写真を撮る気になりませんでした。

タ・プローム西門周辺は修理中のようです。

歩道が整備されていました。

西門正面は修理中のため迂回して入って行きます

ガイドさんの後を付いて行くのですが、予習がたらなくて何処をどのように廻ったか分からなくなりました。

外人さんの顔と巨木（スポアン）がマッチしていい写真となりました。

倒れかけてる木です

倒れかけてる建物の修理です

とにかく迷路の様です

これが塔に食い込む木です。

とにかくタ・プロームは巨木（スポアン）が主役です。

有名な木の前にはお立ち台が作られています。

こんな感じです

タコの足みたいに見えます。

最も有名な木がこれだそうです。

ではもう一枚

窓枠によくこの模様が見られます。

アンパンマンとよばれています。

よく見てみてください、なるほど〜

動脈、静脈といった血管のようにみえる木です

次はこれもまた有名スポットです。

ガイドさんが居ないとたいてい見逃します。

木の股から仏さん？がみえるスポットです。

アップにしてみます。

やっと分かりました！

少々不気味です。

大木が本当に寺院を飲み込んでいるようです

大蛇のような木です

タ・プロームは一部修理中です。

巨木だけでなくレリーフも残っていますよ。

どうやらこれが東門の回廊を押さえつける木のようです

東門の外に出てきました。

上の写真の巨木を外から見たところ。

東門の天井から生えてるみたい！

東門を出てまた、西門の駐車場へ歩いて向かいます。

途中、木のつたに乗り子供が遊んでいました。

タ・プロームで遊んでいるここの子は物乞いしません。

いいとこの子かな？？

かわいいのでお菓子をあげました。

タ・プロームで１時間が経ちました。

これで本日の午前は終わりです。

ガイドさんも少々お疲れ気味。

駐車場で待っている専用車に乗り街へ帰り、昼食となります。

午後はアンコールワットの予定です。

半日お疲れさまでした。