2011/01/10 - 2011/01/10
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Weiwojingさん
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今回訪ねたのは華族の邸宅ではありませんが、戦前華族の子弟たちが寄宿していた旧学習院昭和寮です。
ここは通常一般の方は入ることはできません。ただ現在の所有者である某会社の、クラブハウスとなっていて、ここの社員と関係者は利用することができます。ここには今回を含めて2回訪問しましたが、それらをまとめて編集してみました。
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旧学習院昭和寮はJR山手線目白駅から歩いて10分ほどの、閑静な住宅街の一角にあります。1928年(昭和3)の竣工で、当時流行していたスパ二ッシュ様式を採用しています。
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この昭和寮があったところは元々大正末まで近衛秀磨侯爵の屋敷があったところで、昭和になって分譲地として住宅化された土地です。付近には自由学園を手掛けた遠藤新の目白ケ丘教会も有ります。
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正面から見ると、空に突き刺すように建物が高く聳えています。
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外観も内部のインテリアもすべてスパ二シュスタイルを採り入れており、見事なほど創建当時の雰囲気を保っています。
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これから中に入りますが、玄関入口の車寄せの部分が大変立派です。
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玄関の車寄せにもっと近づいてみましょう。
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車寄せの天井部分です。左右に施された装飾が華麗で、見事です。
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玄関を入ると、こんな素晴らしいガラスのドアがあり、スペイン風のデザインが素晴らしいです。
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玄関上部のガラス面と手前の照明器具が素晴らしいです。
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玄関を入ったところに大きな、古めかしい柱時計が置かれています。
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1階には大きなダイニングルームがあり、ここで昼食をとりました。重厚な雰囲気を有する部屋で、戦前も華族の子弟達はこの部屋で食事をしたそうです。
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きれいに用意されたテーブルセッテイングです。前の写真とは違う時のものです。
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2年前の1回目の訪問の折に食したランチです。ここでの料理はフランス料理を基本にしています。
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こちらが今回のランチです。前回同様食事をしたのは昼食でしたので、比較的軽めの内容です。
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昼食を終えた後、館内を見学させていただきました。ここは玄関を入ってすぐのところにあるホールです。
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これから階段を上がって2階へ移動します。
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2階には、今では結婚式場(神道式)まであります。
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結婚式場の隣には広い控え室があります。ここで出席者は式の前後待機しているのでしょう。
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ドアの上の飾りに注目してみてください。
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ドアの真ん中にはガラスがはめ込まれていて、隣の部屋がのぞけるような素通しになっています。
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暖炉もちゃんと設えてあります。
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2階にはいくつも会食のできる部屋や宴会場があり、それぞれ部屋の設えが異なります。
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テーブルにキャンドルが飾られた部屋もあります。もうすぐ客が来るのでしょうか。
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ある部屋のドアに付けられたドアノブです。創建当時からのもののようです。上下の飾りのデザインが素晴らしいです。
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2階廊下の部分です。
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館内で使われていた照明器具をまとめてみました。どれもクラシツクな雰囲気のものばかりで、この館とぴったりと合っています。
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館内の見学を終えて、外に出てみました。ここは本館の裏側で、いわば裏玄関とでもいうところです。
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裏側には当時の学生寮が4棟残っています。ここに学習院へ通う華族の学生たちが寄宿していました。平成天皇も学習院に在学中ここに寄宿していたことがあったそうです。
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こちらは「第一寮」と書かれたものが玄関に出ています。今でも使われているようですが、社員寮として使用しているのかもしれません。
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「第二寮」です。
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窓の上の方に十字の形をした装飾が見えます。
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「第三寮」です。
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見学を終えて駅に向かう途中、学習院昭和寮前の道路の真ん中に一本の大木がすくっと立っています。もともとこのあたりは近衛侯爵公のお屋敷があった地で、その後住宅地として分譲されましたが、その庭に立っていた木がそのまま残ったそうです。
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