萩旅行　幕末の志士を訪ねて②

2010/10/15 - 2010/10/17

萩旅行の続きです。
３日間天気に恵まれ思う存分歴史散策が出来ました。

エリア 萩(山口)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

御用商人菊谷家の中に入りました。
敷地が広い！
きっと多くの歴史的著名人がここへ来たことでしょう。

ボランティアの方が色々説明をしてくださいます。

敷地内の主屋、本蔵、金蔵、釜場、米蔵の５棟が
国の重要文化財指定を受けているそうです。

家の中に電話ＢＯＸがあるーー。
豪商ぶりが伺えます。

伊藤博文が初めて渡米した際に買い、菊谷家に土産として贈ったものだそうです。いまだに現役です！
時間とともに歴史も刻んでいるんですねー。

広々としたお庭

菊谷家を出て次は維新の三傑の一人、木戸孝允（桂小五郎）の家へ。
菊谷家と木戸さんの家は目と鼻の先です。
高杉さん家もご近所さんなので散策しやすい。

薩摩、土佐はともかく、この徒歩圏内のご近所さん達の話しあいで日本は激変していったと考えたらすごいな・・。

木戸さんは禁門の変に敗れてから幕府に追われ、その頃助けてくれた人気芸者の幾松がのちに奥さんとなったんですね。

ＮＨＫの歴史ヒストリアで見ましたが、逃げて逃げて辿り着いた但馬で、別の女性と結婚して商人として暮らし、一生をそこで終えるつもりだったとか・・。
でも、幾松が京都→長州→但馬と訪ね、やっと見つけて長州に連れ戻したと。しかもその時但馬の奥さんに幾松は「一緒に長州に来たら」と言ったけど彼女は身を引いたそう・・本当かどうか知りませんが、幾松も但馬の女性も潔くてかっこいいですねえ。
それにしても木戸さん、モテモテですね。
龍馬伝では谷原章介さんがカッコよく演じていましたが、そんな出来事があったんですね。

歩き疲れたので、こちらのKimono Style Cafeさんにてお茶をすることに。

私は抹茶ゼリーをいただきました。
器が萩焼でおしゃれ。
こちらのカフェ、着物のレンタルもされています。

またまた柴犬発見！
柴犬サイコー。ついついストーカーになって、ついて行きそうになります。

この塀を超えると上級武士のお屋敷街に入ります。
お城から離れるにつれ位が下がるようですね。

本当に昔のままの姿を残していますね。
古地図を見ながらでもちゃんと歩けるらしいですよ。
一日まるまる充実した歴史散策だったなあ。

一日中散策したので、温泉入ってすぐにご飯です。
この日も個室でいただきました。
美味しかったです。

萩最後の夜ごはんをしっかりと堪能しました。

翌朝チェックアウト後、旅館の前で昨日会った柴犬ちゃんに偶然再会！
人懐っこいワンちゃんで、いっぱい撫でさせてもらいました！

旅の最後に寄りたかった場所、藍場川へ。
川といっても生活、農業のための用水路です。
ここの周辺の雰囲気は本当最高だった！

綺麗な水の中には鯉が沢山いて餌を買ってエサやりができます。
こういうのが大好きな私は萩城お堀に続いて、また大量に購入^_^;ちなみにこの鯉は観光用に何十年か前に放流されたようです。あと、私は見れなかったけどアヒルやカモがいる流域もあるみたいですね。

川と鯉と街並みのコントラストが非常にきれいでした。
でもお菓子の袋が浮いてる箇所も！
本当にそういうことはして欲しくないですね。

湯川家屋敷に入りました。
こちらは台所。
川の水を利用できるようになっています。
生活の知恵＆エコですねーー！
逆に何故他の地域でこういうのがあまりないのだろう？
日本は森や山が多いから綺麗な川が多いはずなのに。
鯉も建物の中に入ってきます。
またお風呂、庭の池にも川の水が利用されています。

こちらは桂太郎旧宅です。
明治から大正期に３度内閣総理大臣になった人です。
この家は明治４２年に完成したそう。
中には入りませんでしたが、念入りに掃き掃除されているのが外から見えました。萩の方々の努力によってこの街の美観は保たれているんですね・・。

この後、初日に訪れた萩しーまーとで魚の干物や夏蜜柑飴（おいしい！）を買い帰路につきました。

萩の街並みは美しく保存され、幕末史好きにはたまらない場所でした。
ただ少し屋敷街から外れると、街に似つかわしくない大きな看板を掲げているチェーン店や、パチンコ屋が目に入るのが景観を壊し、とても残念です。
日本もヨーロッパ並みとまではいかなくとも、もう少し景観規制をしてもいいと思います。

でも、今回見れなかった場所を見にまた萩へ行きたいな。

おわり