初箱根は銀婚記念旅　湯本温泉　湯さか荘

2010/05/22 - 2010/05/23

早いもので結婚して25年。
「夫婦寄り添って」なんて言葉を耳にすると
「ホントにその通り」としみじみ思う今日この頃。

家族の誕生に感激し子育てに追われたあの頃。
怒って笑って涙して
つい昨日の事のように思い出されます。

子供の巣立ちに親の旅立ち
気が緩んだこともあったっけ。

人生って初めてのことばかり。

せっかく一緒になったのだもの
これからもよろしくね。

ってことでの銀婚記念旅。

金婚旅も行けるかなぁ。

エリア 神奈川

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車

東北道〜首都高〜東名〜小田原厚木道路〜箱根新道を通って芦ノ湖畔へ。
恩賜箱根公園に到着です。

中央広場前からは富士山が見えます。

恩賜箱根公園　http://www.kanagawa-park.or.jp/onsisite/

芦ノ湖 自然・景勝地

中央広場から塔の鼻広場への通路

湖畔路(自然探勝路）は歩く人も疎らで木漏れ日が気持ちいい。

塔の鼻広場での一枚。
ベンチの上にカメラを置いて海賊船が松の間に来た時にうまくシャッターが切れるようにタイマーをセット。
一発勝負は見事に決まりましたが、望遠にするのを忘れていました。

湖畔の広場、草花の丘を過ぎ箱根関所へ。
想像していたほど大きくはなく、江戸口御門〜京口御門は通り抜け自由でびっくり。中の様子もなんとなく覗えてちょっぴり得した気分。

箱根関所　http://www.hakonesekisyo.jp/

箱根関所 名所・史跡

この日は初夏というより夏の日差しが降り注ぎ暑くてバテバテ。
海賊船に乗る前に一息つきましょう。
たくさんありすぎて迷ってしまいます。

湖畔でペロリ。
湖の上は気持ちよさそう。

海賊船バーサ号へ乗り込みました。
デッキの上で海賊さんと。

船内では海賊の格好をした青年がウロウロ。一緒に記念写真を撮ってお客さんに販売しています。これが全く似合わないというか不釣り合いというか、笑ってしまいそう。これでは日本人には売れません。

箱根町から元箱根までの10分間だけでしたが、とても気持ちのいい初夏の風を浴びることができました。

箱根海賊船　http://www.hakone-kankosen.co.jp/index.php

箱根海賊船 乗り物

元箱根からは旧東海道の杉並木を歩きます。
海賊船から一転して、ピンと張り詰めた空気が漂います。
自ずと厳かな気持ちになってしまう私たち。

と言いながらこんなことも。
もうじき50歳なのに・・・。

クルマに戻りおいしいお昼ご飯を食べに仙石原の「銀の穂」さんへ
二人ともわっぱ飯をご馳走になったのですが、カメラに気付いたのは空っぽになってから。あ〜あ。

桃源台に戻りロープウェイで大涌谷へ。
ロープウェイは1分間隔でやってきますので、待つこともなくすんなり乗れます。
名物黒たまごを作っている酸性熱泥が見たくて玉子茶屋をめざしました。
左に噴煙地を見ながら硫黄の匂いの中を15分くらい歩くと着きます。
見た目よりも勾配がきつく息もとぎれとぎれ。

箱根ロープウェイ　http://www.hakoneropeway.co.jp/index.cgi

黒たまごは下の大涌谷観光センターでも売っているのですが、せっかく来たのでここで買い求めました。

大涌谷観光センター　http://www.owakudani.com/modules/mw_top/

桃源台に向かうロープウェイからは芦ノ湖がよく見えます。

次の目的地湯河原へは芦ノ湖スカイラインを走ります。
富士山と芦ノ湖の眺めは圧倒的。走ってよかった〜。
もう一つのお目当てメロディベーブは2回走り直しましたが何の曲だかわかりませんでした。

芦ノ湖スカイライン　http://www.ashinoko-skyline.co.jp/index.php

湯河原では万葉公園の独歩の湯で足湯を楽しむ計画でしたが、夏祭りで駐車場が使えず断念し宿へ向かいました。

本日のお宿「湯さか荘」へ到着しました。
駐車場では野生の猿がお出迎えです。
湯さか荘　http://www.yusaka.jp/
ここは予約時にお部屋の指定ができません。
3部屋ある露天風呂付客室のうち私たちの希望はテラス露天の「双子」か「明神」。運のない私たちのお部屋は坪庭露天の「金時」でした。
でもお部屋は素晴らしいのでそれはそれで楽しむことに。

写真は室内から玄関方向です。

和室

ベッドルーム

玄関から内湯方向

洗面台

内湯
左の扉から露天風呂へ

坪庭

露天風呂。
番傘が用意してあり、雨の時は重宝しそうです。

先付け

蟹

しゃぶしゃぶ

お刺身

おこわ

天麩羅

デザート

このお宿はお料理全てを先に出してしまいます。一見宿の怠慢にも思えますが実はそうでもありません。
好きなものを好きな順に食べられるし、もちろん途中で仲居さんが入って来ることもないのでとても気楽です。
お部屋食の場合はこのシステムの方が私たちにマッチしていると感じました。
美味しい夕食、何も残さず全て完食しました。
ごちそうさまでした。

朝食です。

湯さか荘「金時」のお部屋ですが、掃除も行き届いてとても素晴らしいお部屋でした。不合格なのは部屋からのロケーション。残念ながら障子を開けることはできません。一工夫必要でしょう。他のお部屋が気になります。坪庭露天風呂ですが、浴槽内外の落ち葉が目立ちました。自然の仕業とはいえチェックイン前には取り除いておいて欲しいものです。それと45．1℃の源泉掛け流しのはずなのにとてもぬるいのです。出てくる温泉がぬるい上に量が少ない、それに加え湯量の調整もできないから、未明からの雨でまるで水風呂です。寒くて入っていられませんでした。改善の必要があると思います。
宿全体としては、無料貸切半露天はいいのですが、チェックイン時に時間指定をしなければならないのが難点。食事以外は時間に気をとられたく無いのが本音です。また、大浴場の浴槽は中央を木の板で仕切り男女別になっていました。湯面から下は、人間こそ潜って行き来できなくしてありますが、手を伸ばせば届きますし、潜れば覗くことも可能です。要改善ですね。

二日目は箱根神社から。
雨です。
どしゃぶりです。

箱根神社 寺・神社・教会

平和の鳥居付近の遊歩道は、木が生い茂っているため雨も小降りに感じます。

ここから御本殿に参拝する予定でしたが、雨が強く今回は見送ることにしました。

第三鳥居へ続く参道です。
何か違う空気を感じます。

次は彫刻の森美術館です。
やはり雨です。

彫刻の森美術館　http://www.hakone-oam.or.jp/index.html

彫刻の森美術館 美術館・博物館

雨よけに「幸せを呼ぶシンフォニー彫刻」というピサの斜塔に似た塔に登ってみました。中に足を踏み入れると、ステンドグラスがキラキラと幻想的な輝きを放ち、その中心には一本の螺旋階段が・・・。上に登ってみると、遠くの山並みは雨に煙って見えませんが野外展示場を一望することができ、その眺望に目を奪われてしまいました。下りは一番下まで見えてしまい足が震え渋滞を作ってしまいました。高所恐怖症の私は二度と登りません。

空はだんだん明るくなってきましたが、雨はどんどん強くなっていきます。
湯河原の独歩の湯に入れなかったので、ここの温泉足湯「ほっとふっと」に入ることに。しかし、雨が座るところまで吹きかけここも断念。足湯に縁遠い私たちです。

この旅最後の目的地「星の王子さまミュージアム」へ。

星の王子さまミュージアム　http://www.tbs.co.jp/l-prince/index-j.html

星の王子さまミュージアム箱根サン＝テグジュペリ 美術館・博物館

入ってすぐにあるホール。
テーマパークに来たみたい。

四季折々にフォトスポットとして楽しめるように構成した、サクラ、アジサイ、バラ、クリスマスローズの４つの花がテーマとなる４つのヨーロピアン・ガーデンです。

雨でもなんかいい感じ。

展示ホールに入りました。
9つのエポックでめぐるサン＝テグジュペリの世界。
1900年のサン=テグジュペリの誕生から1944年までを紹介しています。

館内はとてもメルヘンチック。

通路もいろいろ工夫されています。

「星の王子さま」の原画や手書きの原稿等（複製）が展示されています。

幻想的な階段を下りると・・・

『星の王子さま』の世界が広がります。

再びヨーロピアン・ガーデンに出てみました。
サン＝テグジュペリが子供時代を主に過ごしたサン＝モーリス・ド・レマンス城に隣接する礼拝堂を独立して再現したチャペルがあり、中の正面中央上のステンドグラスには、バラとキツネのモチーフが隠されています。

チャペルの中も入れます。

ヨーロピアン･ガーデンはどこに行ってもおとぎの国の様。

まるで絵本の中にタイムスリップしたみたい。

楽しかった初箱根銀婚旅。
思っていた以上に見所、より所がいっぱいの箱根。
見足りない部分、満足できない部分もたくさん。
勉強不足を反省すると同時に
「また来たいね」そんな会話をしながら帰路につく私たちでした。