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本日はエスカランテ国定公園に入り、ホール・イン・ザ・ロック・ロードを走って3・4日バックカントリ・キャンプをする筈でしたが・・・走って行くと向かいから来る車がわざわざこちらを停めてこぞって「先は大変な泥だ」とアドバイスしてくれます。行ってみたら正にその通りで、何箇所かは高車高4WDの威力で強引に渡り切ったのですが、最後に大海原状態が現れて諦めました。タイヤが泥濘用じゃないし、かなり古いのでそのせいもあると思いますが、兎に角滑って前へ進めないのです。仕方が無いので次の予定でボールダーからバー・トレイルを通ってキャピトル・リーフの南側に入ろうと考えたのですが、どうせエスカランテの町からボールダーへ行くのなら本来の12号線を行くよりもかねてより懸案の脇道のヘルズ・バックボーン・ロードを通ってボールダーへ向かう事にしました。

2010年グランドサークル 第13回

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2010/09/23 - 2010/09/23

218位(同エリア334件中)

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tuviajeroさん

本日はエスカランテ国定公園に入り、ホール・イン・ザ・ロック・ロードを走って3・4日バックカントリ・キャンプをする筈でしたが・・・走って行くと向かいから来る車がわざわざこちらを停めてこぞって「先は大変な泥だ」とアドバイスしてくれます。行ってみたら正にその通りで、何箇所かは高車高4WDの威力で強引に渡り切ったのですが、最後に大海原状態が現れて諦めました。タイヤが泥濘用じゃないし、かなり古いのでそのせいもあると思いますが、兎に角滑って前へ進めないのです。仕方が無いので次の予定でボールダーからバー・トレイルを通ってキャピトル・リーフの南側に入ろうと考えたのですが、どうせエスカランテの町からボールダーへ行くのなら本来の12号線を行くよりもかねてより懸案の脇道のヘルズ・バックボーン・ロードを通ってボールダーへ向かう事にしました。

同行者
一人旅
旅行の手配内容
個別手配
  • ホール・イン・ザ・ロック・ロードを少し走ると段々荒れ始めました。この道路は広大なエスカランテ国定公園のメイン・ロードと言いますか、普通に使う唯一の道路と言って良いでしょう。その他にも一応“ロード”と名の付くものはあるのですが、状況が最良の時でも高車高の4WDが必要です。

    ホール・イン・ザ・ロック・ロードを少し走ると段々荒れ始めました。この道路は広大なエスカランテ国定公園のメイン・ロードと言いますか、普通に使う唯一の道路と言って良いでしょう。その他にも一応“ロード”と名の付くものはあるのですが、状況が最良の時でも高車高の4WDが必要です。

  • こんなのは序の口です。

    こんなのは序の口です。

  • こんな沼地が幾つも出て来るのですが、一見すると平坦で大したことが無いように見えますが、この泥が曲者でヌルヌルで、いくらジンワリ走っても全くグリップが効きません。車がもう勝手に右左、低い方に流されて行ってどうしようもありません。もうグリップを探りながらジンワリ走ると云うよりも、力任せに、タイヤをスクリュー代わりに“もがき泳ぐ”ようにして泥沼から抜け出しました。更に轍が泥の中に隠れているものだから始末が悪いです。かと言って、道路を外れて草むらを行けそうにも見えますがこちらの方が嵌まる確率が高いです。と云う事で諦めました。

    こんな沼地が幾つも出て来るのですが、一見すると平坦で大したことが無いように見えますが、この泥が曲者でヌルヌルで、いくらジンワリ走っても全くグリップが効きません。車がもう勝手に右左、低い方に流されて行ってどうしようもありません。もうグリップを探りながらジンワリ走ると云うよりも、力任せに、タイヤをスクリュー代わりに“もがき泳ぐ”ようにして泥沼から抜け出しました。更に轍が泥の中に隠れているものだから始末が悪いです。かと言って、道路を外れて草むらを行けそうにも見えますがこちらの方が嵌まる確率が高いです。と云う事で諦めました。

  • こんな状態になってしまいました。

    こんな状態になってしまいました。

  • 公園の入り口の道路はこんなに良いんですけどね。この付近で昨日「化石の森州立公園」で知り合ったドイツ人夫婦が助けを求めているのを見付けました。パンクしたのですがリムが外れないので交換できなかったのです。御亭主をエスカランテの町のガレージまで連れてってやりました。

    公園の入り口の道路はこんなに良いんですけどね。この付近で昨日「化石の森州立公園」で知り合ったドイツ人夫婦が助けを求めているのを見付けました。パンクしたのですがリムが外れないので交換できなかったのです。御亭主をエスカランテの町のガレージまで連れてってやりました。

  • エスカランテからボールダーの集落まで美しい景観で有名な12号線で繋がり、有名な道路ですが、今回は脇道のヘルズ・バックボーン・ロードを行く事にしました。12号線はこの地方らしいピンク色の岩山が広がる、エスカランテ国定公園の北辺を走る舗装道路ですが、ヘルズ・バックボーン・ロードはボールダー・マウンテンのデキシー国有林の中を行きます。エスカランテの町を外れて少し行くと山中に入り、美しい森林地帯に入ります。

    エスカランテからボールダーの集落まで美しい景観で有名な12号線で繋がり、有名な道路ですが、今回は脇道のヘルズ・バックボーン・ロードを行く事にしました。12号線はこの地方らしいピンク色の岩山が広がる、エスカランテ国定公園の北辺を走る舗装道路ですが、ヘルズ・バックボーン・ロードはボールダー・マウンテンのデキシー国有林の中を行きます。エスカランテの町を外れて少し行くと山中に入り、美しい森林地帯に入ります。

  • “虹の眠る大地”を遠望できるなかなか眺めの良いコースです。この道路は別れ道に当たる度に一応地名のある看板が出ているのですが不思議なことに「こちらボールダー方面」と云うのが有りません。こうなると勘で、右(東)方向に曲がれば間違っても12号線に当たる筈だから大きな間違いは無いだろう、と考えたら見事に正しかったようです。

    “虹の眠る大地”を遠望できるなかなか眺めの良いコースです。この道路は別れ道に当たる度に一応地名のある看板が出ているのですが不思議なことに「こちらボールダー方面」と云うのが有りません。こうなると勘で、右(東)方向に曲がれば間違っても12号線に当たる筈だから大きな間違いは無いだろう、と考えたら見事に正しかったようです。

  • 美しい森林と素晴らしい眺望が続き、どこがヘルズ・バックボーンか、寧ろヘブンズ・ウォークじゃないか、と不可思議に思いつつ走っていると・・・

    美しい森林と素晴らしい眺望が続き、どこがヘルズ・バックボーンか、寧ろヘブンズ・ウォークじゃないか、と不可思議に思いつつ走っていると・・・

  • 何やらチョット不思議な橋が見えてきました。

    何やらチョット不思議な橋が見えてきました。

  • 近付いてみたらこんな短い橋でした。小さな橋なのですが・・・

    近付いてみたらこんな短い橋でした。小さな橋なのですが・・・

  • その両側はこんな感じと・・・

    その両側はこんな感じと・・・

  • こんな感じです。この橋の名前はその名も &quot;Hell&#39;s Backbone Bridge&quot;「地獄の背骨橋」と言います。正にそんな感じですね。ウィキペディアに良い写真が載っています。<br />http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/f/f1/Hells_Backbone-Bridge.jpg<br />元々は吊橋だったらしいです。ネット上には当時の美しい挿絵も載っている筈ですが、今は見つけられません。

    こんな感じです。この橋の名前はその名も "Hell's Backbone Bridge"「地獄の背骨橋」と言います。正にそんな感じですね。ウィキペディアに良い写真が載っています。
    http://upload.wikimedia.org/wikipedia/en/f/f1/Hells_Backbone-Bridge.jpg
    元々は吊橋だったらしいです。ネット上には当時の美しい挿絵も載っている筈ですが、今は見つけられません。

  • しつこいですが・・・こんな橋です。ほんの10メートルぐらいの長さの小さな橋ですが正に千尋の谷を渡しています。何かこの状況ってある意味奇跡みたいです。

    しつこいですが・・・こんな橋です。ほんの10メートルぐらいの長さの小さな橋ですが正に千尋の谷を渡しています。何かこの状況ってある意味奇跡みたいです。

  • ボールダーの集落近くに何年か前に泊まった牧場のキャビンが在ったので訪ねたみました。シェリとグレッグと云う若い夫婦がキャビンの管理人を遣っていたのですが、今は中途半端に都会風な若者たちが管理していました。なかなか親切な若者で「キャンプをするなら近くに良い所がある」と教えてくれました。

    ボールダーの集落近くに何年か前に泊まった牧場のキャビンが在ったので訪ねたみました。シェリとグレッグと云う若い夫婦がキャビンの管理人を遣っていたのですが、今は中途半端に都会風な若者たちが管理していました。なかなか親切な若者で「キャンプをするなら近くに良い所がある」と教えてくれました。

  • さっきの「地獄の背骨橋」の直ぐ手前を脇に入ると美しい森と野原に囲まれたスペースが在りました。所謂“キャンプ場”ではなく、地元の人たちが週末に“キャンプを楽しむ場所”と云うことだそうです。今日は他に人も居なくてこの素晴らしい環境を独り占め状態です。

    さっきの「地獄の背骨橋」の直ぐ手前を脇に入ると美しい森と野原に囲まれたスペースが在りました。所謂“キャンプ場”ではなく、地元の人たちが週末に“キャンプを楽しむ場所”と云うことだそうです。今日は他に人も居なくてこの素晴らしい環境を独り占め状態です。

  • こんな環境で、またハンモックも吊ってなかなか快適だったのですが、実は流石に初秋の山中だけあって夜に怖ろしく冷え込みました。良質な寝袋を持っていたので快適でしたが、朝は飯も食わずに逃げ出しました。もう少し早い時期なら2・3日逗留しても良いぐらいでしたが・・・夏の暑い盛りに来た時には是非避暑に来る事にしましょう。

    こんな環境で、またハンモックも吊ってなかなか快適だったのですが、実は流石に初秋の山中だけあって夜に怖ろしく冷え込みました。良質な寝袋を持っていたので快適でしたが、朝は飯も食わずに逃げ出しました。もう少し早い時期なら2・3日逗留しても良いぐらいでしたが・・・夏の暑い盛りに来た時には是非避暑に来る事にしましょう。

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