2001/03/27 - 2001/03/28
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yasyasさん
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アンボセリ国立公園へ
昼食を済ませると、次のサファリ場所であるアンボセリ国立公園へ移動開始である。これがまた遠い道程で4時間はかかりそう。到着は夕暮れ時になりそうだ。空には厚い雨雲めいた雲がたなびき、時折シャワ−を降らせている。雨季に入ったばかりのこの時期の雨は、部分的に雨雲が空を覆い、その下だけが雨が降るという状況である。それも通り雨で長雨にならず、それが抜けると雨はあかる。だから、その範囲に入らなければ雨に濡れる心配もないし、雨に遭ってもしばらく待っていればOKなのだ。しかし、その雨粒は大きく、日本の雨の2〜3倍はある大粒の雨である。
アンボセリの楽しみの一つは、サファリもさることながら、万年雪を頂いたアフリカの名峰キリマンジャロの姿が拝めることである。その期待に胸をふくらませながら、これからの長い道中も我慢しよう。だが、果たしてその雄姿が見られるのだろうか。日中は雲に覆われて見えないことが多く、朝夕の時間帯に姿を見せることが多いという。ドライバ−の話によると、一昨日はきれいに見えたそうだが、残念ながらこの空模様では期待できそうにない。とにかく、このロングドライブを乗り越えることが先決である。
みやげ品店
相変わらずのすさまじい振動に耐えながら走ること2時間、途中でトイレ休憩のため再びみやげ品店に立ち寄る。そこでまたセ−ルス攻勢にあうことに。どこのみやげ品店も申し合わせたように黒人男性の店員ばかりで、女性の店員は一人もいないのだ。いずれにしても、記念の品に一つぐらいは買っておこう。そこで、あれやこれや取って見せる店員に「この大きさの品では、どれが一番お勧めなの?」と10cmちょっとぐらいの大きさを示して尋ねると、「こっちへいらっしゃい。」と別の棚の前に連れて行く。そこで取り上げて見せてくれたのが、木彫りのライオンである。手に取って見ると、なるほど彫りもいいし、黒光りして材質も良さそうだ。これだとサイズや重さも手頃で荷物にならない。
これならよかろうと「ベイガニ(いくら)?」と尋ねると、「ファイブ ダラ−($5)」という。そこで値引き合戦が始まる。$3まで値下げに応じてくれたが、それ以下では「ノ−」と首を横に振る。こちらも、そのままでは引き下がらない。「$2なら買いましょう。それがダメなら買いませんよ。」といいながら、1ドル紙幣2枚を取り出してちらつかせる。しばらく逡巡していた店員は、目の前の現金に引かれたのか、苦笑いしながら「OK」といって了承する。そこで、「アサンテ(ありがとう)」といって商談成立である。こうして、ライオンの見事な木彫りを$2でゲットすることになる。この地では、値段はあってないようなものだ。アフリカでは、米ドルがそのまま通用するので、現地通貨に両替は不要である。
サンバナの風景
再びくるまはアンボセリに向けて走り出す。時折、シャワ−に遭遇する。左右の窓から飛び込む風景は、見渡すかぎりどこまでも尽きることのない広大な草原である。ドライバ−が、こんなところをサバンナというのだと教えてくれる。実は昨日、ドライバ−に「サバンナとは、どんなところをいうのですか?」と質問していたのだ。すると彼は、「明日、教えますよ。」といっていたのだが、その答えがこの草原なのである。
サバンナの歴史
辞書によれば、「サバンナとは、アフリカなどの熱帯地方の、雨が少なく、木のまばらな草原地帯」という説明になっている。それが出現した歴史的過程はこうである。太古の昔、東アフリカ大陸は緑豊かな森林に覆われていた。それが長い年月を経るうちに幅35〜60km、総延長7000kmにも及ぶ正断層による陥没地帯が現れた。これがいわゆるグレ−ト・リフト・バレ−(大地溝帯)と呼ばれるものである。つまり、東アフリカの高原地帯が南北に引き裂かれている状況にあり、今もなお活発な地殻変動で年々数ミリ程度この割れ目が拡大しているという。このまま進めば、数千年後には大陸は分離されて2つの島になるだろうと予測されている。
それはともかく、こうして生まれた大地溝帯の側面の縁は、ナイバシャ湖の写真で見るように少し高い丘陵となって山脈みたいに連なっている。この出現によって気象条件に変化が現れ、大地溝帯の西側から運ばれる湿った空気は、これを越えて東へ流れる間に蒸発して乾燥した空気に変わるという。こうして大地溝帯によって分断された東部地域は雨の少ない乾草地帯となり、木々も育たず草も伸びずに背の低い草原地帯が現れたわけである。これがいわゆるサバンナ誕生の歴史なのである。ここに多くの野生動物たちが生息し、各国は国立公園として保護区に指定している。
キリマンジャロ見えず
途中から舗装道路は途切れ、地道の悪路に入ってなおも走行を続ける。もうそろそろキリマンジャロが見えるころではないかと思いドライバ−に尋ねると、右手前方を指さして「あの方向ですよ。」という。案の定、その方向は厚い雲にすっぽりと覆われて、キリマンジャロのかけらさえ見えない。半分は期待していなかったものの、これで決定的かと思うと、やはり大きな失望感に包まれる。こうなれば明朝にかけるしかない。
明日はどうぞ晴れますようにと心で祈りながら、悪路の揺れに身をまかせる。この付近も雨が降ったとみえて、地道の道路は一段と悪いぬかるみ状態になっている。前に通ったくるまの轍も深くめり込んでいる。そんな悪コンディションの中を、くるまは時速60kmで飛ばしている。
スリップ!
と、突然、ガクンとぬかるみの窪みにタイヤがめり込み、バウンドしたかと思うとエンストをおこして停車してしまう。その拍子に体が揺れて、右足の向こうずねを前のバ−にぶっつけてしまう。シ−トベルトをしていなかったのがいけなかった。少しヒリつくので、ズボンをめくって見ると、長さ3cm、幅2cmにわたって皮膚が擦りむけ、血がにじんでいる。すぐに2枚のばんそうこうテ−プをもらって貼り付ける。これで十分しのげて問題なし。同乗のメンバ−の中にも、少々足腰の打撲をした人がいるが、心配ない程度のものだ。時計を見ると6時前で、日没も迫っている。
(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
-
突然姿を現したキリマンジャロ。だが、少し霞んでいる。
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びっしりと並ぶ木彫りのみやげ品
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これがサバンナだ!
走行中なので、うまく撮れない。 -
このぬかるみにはまっちゃった!
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ロッジのコテージ
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キリマンジャロの裾野がかすかに見えるサバンナの風景。(アンボセリのロッジ前から)
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キリマンジャロの頂がのぞく
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遠くにゾウの群れが・・・。
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マサイ族の一団
こちらへ向かって駆け寄ってくる。 -
歌とダンスを披露
カラフルな民族衣装が美しい。 -
中央の男性がジャンプしている。
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「フンころがし」の妙技
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ここが入口
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夫婦のベッド
毛皮の敷物が敷いてある。 -
みやげ物を広げて売っている。
遠く向こうにはキリマンジャロが見える。 -
これがマサイ族の住居。背景にはキリマンジャロが見えているのだが・・・。なんとも絵になる風景である。
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見事な象牙を持つ巨象
背中にはサギがとまっている。
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