予想外に過酷！生駒山に登る！

2010/03/13 - 2010/03/13

生駒山に登る。雑誌『関西ハイキング2010』に載ってたコースが魅力満載やったから。
地下鉄を乗り継いで新石切駅へ。駅からすぐに参道に入る。両側にお店が延々と続く。ブティック的な洋服屋さんあり、オサレーな洋菓子店あり、昔ながらの定食屋さんあり、もちろん石切さんのお土産屋さんもある。登山の事なんてすっかり忘れて、あらゆるお店に心奪われながら歩いていく。お昼ごはんはお弁当とか買って景色の良いところで食べよか、なんて言うてたけど…よもぎの天ぷらがあまりにも美味しそうで、全く歩き疲れてもないのにお店に吸い込まれるように入った。おでんとよもぎ天ぷらを頼む。美味い！今日はけっこう冷え込んでるし、暖かい食べ物は最高やねぇ。もくもくと食べ、あっという間に完食。お茶もがぶがぶ飲んで、満腹じゃ。色んなお店を冷やかしながらゆっくり歩いてたら、『じゃがマヨ』なるものを発見！いたってシンプルなその食べ物にまたも吸い寄せられる。じゃがいもとマヨネーズ嫌いな人なんているんやろか？美味すぎるー！機嫌よう食べてたら雨降り出す…。あらぁ…しっかり歩かず食べてばっかりいたからかなぁ？じゃがいもを口に押し込み、お店の人がたっぷり入れてくれたお茶を一気飲みして、次こそは真面目に歩く。ほら、登山らしさを出して、スマートに歩かないとねぇ。じゃがマヨからも小一時間くらいはお店が続くけど、それ以降は民家になり、次第に登山ぽい道になってくる。急な坂がけっこう足に堪えるよね…。この辺りは昔から漢方薬の製造業が盛んだったそうで、今も独特の薬の匂いが漂ってる。気付けば回りには木々が立ち並び、山にキターって雰囲気。雨で霧ぽい山の中もまた良し。せやけど、石畳の道は地味に滑るんよ。おぉ怖っ。
いやぁ、それにしても誰も歩いてない。霧もええなぁ、なんて言ってられたのはほんの数分。参道からずーっと一本の道やから、絶対にこの道しかないんやけど、間違ってるんとちゃうか？！ってものすご不安になってくる。こんな薄暗い山の中で、変なおっさんとか出たらどないして倒そか？蹴り飛ばして川下に突き落とそう。真剣にこんな事を考えてる自分達の方が恐ろしいよな。色んな話をしてたら、ちょっと開けた所に出た。トイレもあったし、地図もある。もうちょっとで頂上に到着やな。頑張ろう。歩いてると汗だくになるけど、休憩時に服を脱ぐと、一瞬で凍りつくほど寒くなる。秋冬のアウトドアはこの辺が大変ですなぁ。暑い寒いって100回くらい繰り返したで、今日は。トイレの場所から40分くらいで車道に出た。『生駒山上遊園地』の案内看板を発見！おぉ、着いた。この頃にはさらに天気が悪化していた。風はビュービュー吹きつけてくるし、相変わらずの濃霧で視界最悪。こんな天気悪い事ある？ハイキングやー言うて、遠足気分の一日のはずやってんけど…エライ過酷な感じになってもうて…。風と戦いながらなんとか、遊園地に到着。と思ったらまだやった。最後にながーい階段が待っていた。それか有料のリフトに乗るか…。こんなもん、誰が階段で行くねん！なんぼでもお金出したるわっ！そそくさとリフトに乗り込む。晴れていれば、このリフトにも景色を楽しみながら優雅に乗ってられるんやろうけど、今回は寒さに耐えて、ただひたすらに早く着いてくれ！って思うばかり。辛い。一応の記念で撮ってみた写真の写りが悪いのなんの…。ヒドすぎる…自分の顔。10分程で遊園地に到着。とりあえず建物の中へ！一目散で室内を目指す。やっぱりこんな日に遊園地に来ようなんて人はごく少数で…。皆、修行中のような顔つきで歩いていた。レストランに駆け込み、コーンスープを頼む。はぁ、ホッとする。行動食として持ってきていたイカソーメンやらを食べたら落ち着いた。それにしても、従業員の数がものすご多い。完全に客の数の方が少ないね。晴れた日の週末なら、それでも手が足りひんくらいなんかな？遊園地の経営状態を心配しながら、せっかくやから遊園地内をぐるりすることに。生駒山の頂上地点も確認しときたいしね。頂上はミニトレインの線路の間にある。柵の外から「ここかぁ！」って眺めてると、係のおばちゃんに「さぁ、どうぞどうぞ、すぐに案内できますよ！」とすすめられる。いやー晴れてればまだしも、対象年齢5歳未満くらいのアトラクションにこの天気の中、アラサーが2人で乗るってのは辛すぎるでしょう。はははははぁ、って訳分からん笑顔でスルーする。あー、天気が悪い！！何も見えない！！ほとんどの乗り物は休止してる。でもまぁ室内のアトラクションをひとつくらいは、ねぇ。って事で入ったのが｢3Ｄシアター｣今、超話題になってるアバターの事を思い出しながら席へ。張り切ってメガネをかけて映像を見るも、全然映像が飛び出してこない。なんか気分悪くなってきたぞ。長いこと普通の映像が流れ、いよいよ3Ｄ映像！！ほぅ、確かにちょっと飛び出してきてるかな？！最後は「ヤッター！ヤッター！ヤッターマン！」の声だけが空しく響き、あっちゅう間に終了。まぁ、楽しかったよ。
電車の出発まで地味に時間がある。ミニ動物園みたいなところがあり、激しくよだれを垂らす犬と戯れる。やっとこさ、電車が来た！ほんの数分下っただけでビックリするくらいスッキリした空！なんなの？これ？やっぱり山の天気は分からんということかぁ。
次回はもうちょっと晴れた日に来たいなぁ。参道のお店で買いたいものもいっぱいあるし、また来るよ。生駒山。

エリア 生駒・宝山寺(奈良)

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄 徒歩

石切劔箭神社
でんぼの神様ですよ。

あー目移りするー。

こらぁ、いいお土産になるな。

うまいんだよ、よもぎの天ぷらが、ものすごく。

出たっ！！「陀羅尼助丸」
関西地方では伝統のある民間薬。
食欲不振・下痢・二日酔いなどに効くそう。
正露丸みたいなもんかね？

一体何の三番目なんでしょうか？？

辻子谷（ずしたに）にある水車。
水車を使って香辛料や生薬の粉砕が行われている。

あんた、日帰りやのに鞄でかすぎっ！！

リフト、リフトって言ってたけど、
「スカイシャトル」っていうカッコイイ名前がついてた。

これが生駒山の一等三角点です。

とり憑かれたようにかじり倒してはった。

写真で見るより、ものすごい量のよだれが…。

生駒山上遊園地駅。
天気悪い、悪すぎる…。

ミケ。
途中「ブル」とすれ違う。