『燃える大地』＜ゴンドワナの大陸を旅して＞（１２５）ドライブインの「エミュー」。

2010/04/25 - 2010/05/10

６時前にアリススプリングを出発したツアーバスは、４車線のハイウェイを突っ走って約３時間半、最初の休憩地、ウルルに向う分岐点にあるドライブインに休憩する。

日本の高速道のサービスエリアは豪華なもので、色々ショップや食堂、キオスクなどあったりして賑やかなものだが、ここのドライブインは利用客が少ないのか、閑散としていて、約３０分程ここで休憩したが、立ち寄るドライバーも数少ない。

立ち寄ったドライバーはセルフで給油をし、一服コーヒーを飲んで、又、直ぐにも走り出して行く。店内にはちょっとした土産物なども置いてあるが、買う人も殆どいない。民営になる以前の斜陽化した国鉄の小さな駅舎の待合室兼売店を見ているような感じだ。一定の数の利用者がいて、一定の量の売上がないと、日本でも豪州でもこうした場所は、段々と寂れていってしまうのか。

荒地の中に人工的に造られたガソリンスタンドとドライブイン。一歩外に出れば、もう全くの荒地。施設をワイヤーネットで囲ってあるが、それは野生の動物が入ってこないように防護しているのか、ネットの外では大きなエミューが人恋しそうに近づいてくる。

元々このエミュー、人が飼っていたものか、野生のものかは分らないが、動物園でネットフェンス越しに眺めているような感じ。アデレードとかアリスで珍しい黒鳥や小鳥を沢山見てきて、野生の生き物と人間との親密で自然なかかわりを見てきた目には、このエミューも飼育されているものではなく、確かに自然の中で生き延びてきている野生の動物と思えるものだった。

エリア アリススプリングス(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5

アリススプリングを出発して約３時間半、ツアーバスは漸く最初の休憩ドライブインに到着する。

人家もなにも無い荒野の中に、ポツンと立っている。

ガンガン飛ばしてきたツアーバス。「Emu」。

ガソリンスタンドは皆セルフ給油になっている。

給油所の中には留守番の人はいるが何か貧弱だ。

豪州ではアメリカ風のバレルではなく、イギリス風のリットル表示になっている。

１L,１ドル８０セント、約１５０円くらい。日本と変わらない。

施設は広々した原野の中にある。

フェンスに囲われた外にエミューがいた！

Emu!　初めて見る野生の動物！