京都を歩く(72)　2010紅葉めぐり 秋の京都府立植物園　『オータム・イン・植物園　紅葉散策ツアー』

2010/11/20 - 2010/11/20

京都府立植物園では「オータム・イン・植物園　紅葉散策ツアー」が開催されていました。
美しい紅葉は見ているだけでも良いものですが，知識があればもっと楽しいものになるのではと思い，参加してきました。

エリア 今出川・北大路・北野(京都)

• 交通手段: 私鉄 徒歩

京都府立植物園へ行ってきました。
オブジェが，ひこにゃんの兜に見えるのは私だけ？

入り口まではケヤキ並木を歩いて行きます。

入り口到着。
入場料は一人200円です。

中に入ると，鮮やかなイチョウの木がお出迎え。

ジニア(ヒョクニチソウ)とのコラボです。

植物園なので，いろいろ花が咲いています。

こちらはサルビア・レウカンタ。

黄色と紫を組み合わせてみました。

さて，今日の目的は『オータム イン 植物園』の紅葉散策ツアーに参加することです。
今まで漠然と見ていた紅葉も勉強すれば見方が変わるかも。

ツアーは植物園の方が案内してくれます。
では，行きましょう。

■アメリカヤマボウシ
最初に説明してくれたのですが，見頃過ぎです。

■フッケリーメキ

■ニシキギ

これも見頃が過ぎています。
このニシキギ，実は世界三大紅葉樹の一つなのです。
「世界三大紅葉樹」なるもの自体が初耳です。
ちなみに，残り２つはスズランノキ，ニッサシルバチカだそうです。

クスノキ並木にやってきました。

■シナマンサク

名前の通り，中国産。
12月〜1月に開花するそうです。

■フウ

この大きな樹木は「フウ」といいます。
園内随一のオススメの樹だそうです。
中国中南部，台湾原産で高さ40mにもなります。

実？

葉はこんな感じです。

■マルバノキ

葉が丸いので「マルバノキ」。
別名ベニマンサク。
葉はすでに落ちていました。

背中合わせに２個の花が咲きます。

■ハナノキ

近くまで寄らなかったので名前はわかりませんでしたが，もらった地図によるとおそらくハナノキです。
上のほうが白い？

葉の裏側が白いのが特徴らしいです。
愛知県北部，岐阜県東北部，長野県南部ときわめて限定された地域に分布します。

■アメリカマンサク

こちらは黄色の花が咲きます。

■ヌマスギ

褐色に染まるのはヌマスギです。
池周りに植栽されることが多いそうです。

この木も大きいです。

中から撮影。

ヌマスギの呼吸根です。
根が酸素を取り入れるため，土中から出すそうです。

■トウカエデ

中国，台湾原産のトウカエデ。

綺麗に紅葉します。

左がフウ，右がトウカエデ

■カツラ

黄色く染まるのはカツラです。

木の下に行くと甘い香りがします。

■ランシンボク

中国原産。
学問の木，孔子の木として知られています。

ここでツアーは解散。
ちなみに紅葉散策ツアーには約70名の方が参加されていました。

ここからは自由散策。
なからぎの森は，中央に半木神社があり，その周辺は池で囲まれています。
このあたりは通称「紅葉銀座」と呼ばれています。

紅葉で赤くなった水面。
鴨の遊び場です。

ぐるっと一周します。

このあたりは「紅葉裏銀座」です。

水鏡です。

最初のイチョウの木に戻ってきました。
有名寺社でみる紅葉と違い，「京都らしさ」はありません。
それでも良い勉強になりました。