2010/11/13 - 2010/11/20
129位(同エリア343件中)
ひでさん
ついに念願のペルーに降り立つことが出来ました。これまでに世界遺産を巡ること約40カ所、ようやく今回、全世界911件(2010年登録時点)の中でも、最も訪れたかったペルーの「マチュピチュの歴史保護区」と「ナスカとフマナ平原の地上絵」を目にすることが出来たのでした!
今回のペルー旅行では5カ所の世界遺産を訪れたこともあり、気づいてみれば600枚を超える!たくさんの写真を撮りましたので、旅行記は3つのパートに分け、PartⅠで「リマ歴史地区」と「ナスカとフマナ平原の地上絵」、PartⅡで「クスコ市街」と「マチュピチュの歴史保護区」、PartⅢで「カラルの宗教都市遺跡」を紹介します。
それでは、PartⅠをご覧ください!
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 交通手段
- 観光バス 飛行機
- 航空会社
- JAL
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日本からロサンゼルスを経由して、リマのホルへ・チャベス国際空港に到着しました。利用した便はラン航空LA601便LAX12:20発−LIM23:55着です。
ほぼ丸1日のフライト、やっと着いた〜という感じです。土曜日は移動のみで終わってしまいました。 -
空港で送迎の係員と合流し、ホテルへと向かいます。ホテルはミラフローレス地区の「LIMA WASI」というエコノミーホテルだったのですが、そこからは海まで近く、ラルコ・マルというモールがすぐそばで便利でした!
(ホテルの写真は撮り忘れました・・・) -
翌日曜日はリマ市内観光です。
ここは市内観光の出発拠点(集合場所)で、ここも「ワカ・プクヤーナ」という遺跡です。紀元後〜600年頃栄えたリマ文化の遺跡で、現在も発掘が続いているのだそうです。
奥に見える黄色い建物は、この遺跡の博物館で、ここで発掘された人骨やミイラなどを見ることが出来ます。 -
残念ながらこの遺跡の観光はツアーには含まれていませんでしたので、柵の外からの撮影です。
ここは入場料7ソレスで入って上に登ることができ、ガイドツアーで回ることができるそうです(チップは別途)。 -
アドベと呼ばれる日干しレンガを積み上げて造られています。遺跡の頂上にはテントらしきようなものが見えるので、現在も発掘中であることがわかります。
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集合場所でツアーバスに乗り換え、最初の見学場所(中央準備銀行博物館)へと向かいます。その途中、「サン・マルティン広場」を通過しました。ここはアルマス広場と並んでリマのセントロ(旧市街)の中心をなす広場で、中心には、ペルーの独立運動に大きな功績を残したサン・マルティン将軍の騎馬像が立っています。
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博物館近くまでツアーバスで来たところでバスを降り、徒歩で博物館へと向かいます。
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「中央準備銀行博物館」です(入場の際にはパスポートなど、身分証明書を提示する必要がありますのでご注意ください)。日本でいえば日本銀行に当たるわけですが、”お金”の歴史ならともかく、なぜ古代の発掘品が?もちろんコインの展示もありますが。
今回は地下1階のプレ・インカ時代の展示物を見ました。 -
地域ごとの文化の変遷を特徴的な発掘品とともに年表にまとめてあります。わかりやすいです。インカの前は多種多様な文化が花開いていたのですね。
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まずはじめは「チャビン文化」です。ペルーの北部の山岳地方にある神殿、チャビン・デ・ワンタルを中心に紀元前1000年〜500年頃栄えた文化です。
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ショーケースの中に、きれいに壺が並べられています。
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次は、ビクス文化・・・とありますが、聞いたことがありませんでした。現ペルー北部に栄えた文化のようです。
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動物をかたどった土器が多いですね。
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貴金属を使ったアクセサリーも多く展示されていました。
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パラカス文化の展示です。次の日のナスカの地上絵鑑賞で訪れる予定の町、パラカス近郊で栄えた文化で、地上絵も残しています。
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この文化の土器は、地味な感じのが多いです。
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次はモチェ文化です。ペルーの北部海岸地帯に栄えた文化です。この文化より後は、紀元後に栄えた文化となり、モチェ文化は紀元前後〜700年頃まで栄えた文化ということです。
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この文化のあたりから、土器の模様にカラーが出てきています。
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土器だけでなく、何かの道具?なども展示されていました。
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さらに続いて、ナスカ文化です。ペルー南部の海岸地帯に発展した文化で、有名なナスカの地上絵を残しています。前述のパラカス文化を継承しているということです。
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土器、アクセサリーだけでなく、織物も見つかっていることが驚きでした。
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ナスカ文化の土器はカラフルなものが多く、他の文化にはない芸術性の高さを感じました。
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チムー王国です。1100年頃からインカ帝国に征服される1500年頃までペルー北部海岸一体に勢力を誇ったプレ・インカ最大の王国です。代表的な遺跡に、王国の首都であったチャンチャン遺跡があります(今回、訪れることができなかったのは残念!世界遺産(危機遺産)です)。
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黄金のマスクです。インカ帝国の黄金細工は、ほとんどがこのチムー王国の技術により生み出されたものだということです。
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多くの黄金の出土品が展示されていました。土器は黒単色が特徴です。
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ここでも織物が出土しているのですね。
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こちらはペルー中央部の海岸地帯に栄えた文化であるチャンカイ文化です。この文化は織物の技術がアンデス文明の中では最高であるとされているようです。
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土器の特徴は、色が白とグレーが基調となっていることです。
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最後に紹介するのが、ワリ文化です。この文化はペルーのほぼ全土に影響を与えている文化で、道路や都市整備に優れた文化であるということです。
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ユニークな土器です。これではよくわからないのですが、ワリ文化の土器は、3色の彩色が特徴です。
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地下1階の見学が終わり、1階へと戻ってきました。1階にも展示スペースがあります。
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1階の展示は比較的新しいものの展示が多くなっています。
この博物館の見学は以上です。せっかく中央準備銀行の博物館に来たのですから、コインもみることができれば良かったのですが(特に、昔のコイン)、それができなかったのが残念です。 -
博物館入口からの光景です。奥に見えるのは、(おそらく)サン・ペドロ教会(今回のツアーでは見学しませんでした)で1625〜38年にかけてイエズス会によって建てられたバロック様式の教会です。
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アルマス広場までやってきました。1535年にピサロが首都をクスコからリマへ移すと決めて以降、この広場を中心に町が築かれました。
中央の噴水は17世紀に造られたもの。左手奥がリマ市役所、右手奥がペルー政庁です。今でも中心地ですね。 -
イチオシ
アルマス広場に面して、この「カテドラル」が荘厳なたたずまいでそびえています。このカテドラルは1535年にリマへ遷都した時に建築がはじまり、征服者のピサロが自ら礎石を置いたペルーで最も古いものなのだそうです。そして暗殺されたピサロの遺体が安置されている場所でもあります。
ペルーは地震国で何度も大地震に見舞われているため、現在のカテドラルは1755年の修復後のものだということです。 -
カテドラル内部です。見事です。
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ここにピサロの遺体が安置されています。カテドラルの入口付近でした。
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ピサロの遺体が納められていると言われる棺は、写真右に写っているものです。
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これは「リマ市役所」です。他の建物と違って比較的新しいですね。
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こちらが「ペルー政庁」です。さすがペルーの政治の中心、周りには銃を持った衛兵?武装警官?が立っていて、警備は厳重です。写真撮影もいけないのか?と心配になりました。
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アルマス広場から次の見学場所、「サン・フランシスコ教会・修道院」へと歩いていきます。
さすが、中心地の周辺だけあって、とてもきれいに整備されていますね。 -
通りのつきあたりにあった建物は、「ペルー文学博物館」(と訳せばいいのでしょうか?)でした。地図上には、デサンパラドス駅と書いてあるのですが・・・オープン1周年記念の催しをやっているようなので、最近変わったということでしょうか。
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こちらが「サン・フランシスコ教会・修道院」です。1546年から100年以上かけて建築されたということです。外装の装飾がとても美しいです。
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正面のファサードは見事ですが、正面向かって左側建物の外装の飾り壁もきれいで見ごたえがあります。
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たくさんの鳩が広場に集まっていてそれはもう凄いことに・・・餌を撒く人が多いから?
この教会の有名なところは、地下の「カタコンベ」です。撮影が出来ないのですが、地下3階まである地下室のうち、地下1階部分は見学することが出来、見てきました。約2万5千体の骨があるそうです。あまり気持ちいいものではありませんでした。 -
次に訪れた博物館が、ここ「国立人類学考古学歴史学博物館」です。名前が長い!ペルーを代表する博物館で収蔵数量はペルー最大とのことです。
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博物館の中庭です。この中庭を囲むコロニアル建築の各部屋が文化ごとの展示室になっています。プレ・インカ時代の展示品が中心となっています。
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入ってすぐに展示されているのが、この石碑です。ジャガーの彫刻が彫られていて、チャビンで出土したものでオリジナルのものだそうです。
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展示室内部です。彫刻、土器などとても詳しい解説とともに展示されていました。
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こちらはミイラの復元模型です。
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遺跡の模型による解説も置かれていて、わかりやすくなっていました。
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イチオシ
何とも微笑ましいというかかわいらしいというか、文化を紹介するための象徴的なものを後から作って展示してあるのかと思いきや、これは当時のものでレプリカでもなく、本物だということです。
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このようにショーケースに多くの出土品が展示されており、その種類も様々で見る者を楽しませてくれます。
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こちらは「リマ文化」の土器と建造物の紹介コーナーです。
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こちらは「ナスカ文化」のコーナー。ナスカ文化は数あるペルーの文化の中で唯一といっていい(個人的印象ですが)カラフルな土器をつくっている文化で、一番のお気に入りです。他の写真と比べてみてください。
なぜ、ナスカだけだったのだろう・・・そして後に続く文化にはなぜ引き継がれるとか影響されるとかなかったのだろう・・・不思議です。 -
こちらはどの文化のものだったか・・・
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よくこれだけの出土品が出たものだな・・・と感心します。
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マチュピチュの模型です。音声解説ボタンがついていましたが・・・押しても動きませんでした。
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このリマ市内観光で最後に訪れたのが、この「ラファエル・ラルコ・エレラ博物館」です。ここは、ラファエル・ラルコ氏個人が収集した土器をメインに一般に公開している博物館です。
個人レベルで博物館として公開するだけだけの研究と発掘品の収集をしたとは、その情熱たるやどれほどのものだったのか・・・脱帽です。 -
こちらは展示室ではなく、収蔵品の倉庫です。ここまで公開しているのがこの博物館の特徴で、またその数もなんと4万5千点にもおよぶ膨大なもので天井までびっしりと並んだ棚には圧倒されました。
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展示室に入ってきました。展示室は土器よりもこのような黄金の装飾品が多く並べられています。
金は王や高貴な人々の権威を示す大切な貴金属だったのでしょう。 -
金は腐ることがないので、いつまでも造られた当時の形のまま残り、後世が当時の研究をする上での一級資料になりますね。
一方で、盗掘被害を被るリスクがとても高いですが・・・ -
さまざまな形の装飾品がこの博物館の展示に彩りを添えています。
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こういった装飾品は、何か祭事の時に王が身につけるなどしたものなのでしょうか。しかし、発掘され、保護されているものだけでこれだけの数があるのですから、数百〜千年スパンの期間が経過するなかで、失われたものも膨大にあるだろうことを考えると、古代ペルーの各文化・文明はどれだけの金を有していたのだろう・・・そしてそれらはどこから産出されたのだろう・・・こういったことをずっと考えていました。
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精巧につくられたアクセサリーであることがわかります。貴金属加工の技術水準の高さには驚かされます。
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金属や土器といった、わりあい残りやすいものだけではなく、衣類のたぐいも発見されているのが驚きです。乾燥している気候のため、腐らずに残りやすいということでしょうか。
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これがこの博物館のもう一つの見どころである、「エロティック」展示館の展示物です。このテーマのためだけに別棟になっています。古代ペルーの各文化に伝わるエロティックな土器がかなり多く集められています。
これは男性の性器をかたどったもの、表現がストレートです。 -
こちらは、男女の営みをそのまま表現しています。しかし、なぜ土器の形として表現をする必要があったのか・・・宗教的な意味でもあったのでしょうか。
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性の営みを直接的に表現していて、見ているほうが恥ずかしくなりますが、性も隠す対象ではなく、人間の営みの一つとして直視し、表現の対象としていたのですね。
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ラファエル・ラルコ・エレラ博物館の見学も終わり、建物の上からの風景です。
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ホテルから海岸まで歩いてみました。食事をとるために、「ラルコ・マル」というスポットへ向かう途中です。
ここまで来て驚いたのですが、海抜が結構高く、海岸線が急峻な崖になっています。 -
イチオシ
夕日の沈む海岸です。
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ラルコ・マルへと歩いていきます。海岸沿いは多くの人、車で賑わっていました。
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ラルコ・マルが見えてきました。崖の斜面に張り付くように造られているようです。さらに北には多くの高層の建物が見えます。
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ここが「ラルコ・マル」というミラフローレス地区の海岸沿いにある、レストラン・ショップが多く集まるショッピングモールのようなスポットです。アメリカのモールにいるような感覚に捕われました。出店している店がそんな感じなのです。
すごい人、人、人、で歩くのも疲れました。 -
イチオシ
さあ、いよいよナスカの地上絵を見るフライトへ出発です。ここはピスコ空港。リマから海岸沿いに南へ約240キロ、3時間の車の旅です。ホテルを6:00に出発し、空港でガイドと合流、手続きをいくつか済ませて、飛行機に乗り込んだのは10:20分くらいでした。
地上絵フライトは、ナスカの町近くのナスカ空港からが一般的なようですが、リマからは7時間かかるので、ここピスコからのフライトの方が時間のない方にはいいかもしれません。砂漠に立つミラドールからの地上絵ウォッチングはできないですが。
このセスナは中型のもので、12人乗りです。アエロディアーナ(Aerodiana)社が飛ばしています。 -
セスナ機に乗るのは初めてで、結構ドキドキしました。小さい飛行機は怖いイメージがあって。
たまたま、一番最前列のシートに座ることが出来て、前の景色も見られてとてもラッキーでした。
コックピットはたくさんの計器が並んでいて、メカ好きにはたまりません。 -
左が機長、右が副機長です。やはりこういう姿というのはかっこいいものですね。
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さあ、いよいよ離陸です。現地までの往復も含めて、およそ1時間45分のフライトへ出発です。
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現地までのフライト中、下にひろがる光景は砂漠・荒野・・・そしてその先に、地上絵のひろがる大平原がついに姿をあらわしました。
雨のほとんど降らない平原(だからこそ絵が残ったのですが)ですが、たまに降る雨が流れた跡でしょうか。それとも川の氾濫の跡でしょうか。無数の水の流れた跡が残っています。 -
イチオシ
最初に目にすることになったのが、この「クジラ」の絵です(大きさ約63m)。一番可愛いなと思いました。だって、目が渦巻きですよ。ナスカの地上絵ではこの渦巻きをよく目にすることになります。
いくつかの絵が重なったようになっているので、あたかもクジラに腕(ヒレ)があるように見えるところもまたコミカルですね。 -
次に現れたのが、この「フクロウ人間」(大きさ約32m)。「宇宙人」「宇宙飛行士」とも言われています。
この絵は山肌に彫られていますが、動物以外の絵は珍しいです。また、この絵は他のナスカ台地の地上絵とは異なり、周りの石をどかして絵を浮き出させている(線を描くのではなく)もので、他のナスカ台地の絵とは描かれた時代が異なると考えられているようです。 -
今度は「サル」です(大きさ約93m)。これは結構大きくて写真を撮るのに苦労しました。ナスカは砂漠地帯であるため、元々サルはこのあたりには生息しないのですが、アンデスを越えた熱帯地方から連れてこられていたのかもしれませんね。そして、こうやって描かれているということは特別な意味を持つ動物だったのでしょう。
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これは「キツネ」です(大きさ約45m)。「イヌ」とも言われています。ピシッと足を揃えて、つま先立ちをしていますね。なぜか足の指は3本か4本ですが。尻尾も上に向かって立っているので、威嚇のポーズでしょうか。
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イチオシ
おそらく、ナスカの地上絵で最も有名なのがこの絵でしょう。「ハチドリ」です(大きさ約97m)。地上絵でも最も多く描かれた絵ということです。この旅でも、ハチドリを見る機会がありましたが、この辺りではよく見られる鳥で、当時は特別な鳥だったのでしょう。
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「海鳥」です(大きさ約135m)。尾の羽がずいぶん長いですね。ペルーの南海岸には多くの海鳥が生息しているそうで、身近な存在として描かれる対象となったのでしょうね。
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こちらはどうやら「海草」ということみたいです(大きさ約40m)。上の海鳥のすぐ北に描かれていました。海草というよりは、「かぶ」のように見えました。
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「渦巻き」です。このような動植物以外の絵も結構多いみたいです。
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次は「クモ」です(大きさ約46m)。8本の足が見事なデザインで描かれています。
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すこし見にくいのですが、「トンボ」だということです(大きさ約230m)。諸説あって、「オウム」「コンドル」「ペリカン」と言われることもあるみたいですが、「トンボ」としても、頭?顎?から袋状のものが飛び出ているのが変ですね。
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これは・・・何かの絵の一部だったか・・・全体像を把握できませんでした。
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これが全地上絵で最大級の大きさを誇る(約300m)「サギ」です。写真の左下の部分に見える部分がそれで、翼と足それとジグザクの首の一部が写っています。この絵はうまく写真に収めることができませんでした。残念!
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これは「海草」と呼ばれているそうです(大きさ約47m)。ですが、私には海草というよりは、木に見えます。
道路(パン・アメリカン・ハイウェイ)のすぐそばにある絵で、ミラドール(観測塔)も見えます。あのミラドールからも地上絵を見てみたいです。きっと空から見る絵とは違って、よりその大きさを実感できるのでしょうね。 -
海草の絵とミラドールを挟んで隣り合っているのが、この「手」の絵です(大きさ約43m)。鳥の足にも見えます。でも、片方の手(か足)の指が4本しかないのはなぜなのでしょう?サルの絵も右手の指が4本しかなく、不思議です。
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ナスカの地上絵から北へ移動して、パルパの地上絵の上空へ来ました。
こちらにも「ハチドリ」の絵があります(大きさ約69m)。ナスカのものよりも羽が多いですね。 -
そして、ついに最後の地上絵となってしまいました。通称「パルパのスター」と呼ばれる地上絵です。他の地上絵とは全く違った図柄なので、違和感がありました。他の絵とは異なる方法で描かれているそうで、パラカス時代でもナスカ時代でもない、近年になってから描かれたものではないかという説があるそうです。
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約2時間の地上絵観覧フライトもついに終了です。ピスコ空港へと帰ってきて、着陸です。
地上絵上空では、全席から絵が良く見えるように、ぐるぐる旋回し、左へ右へとめまぐるしく傾くため、写真を撮るためにキョロキョロしたことも相まって、終盤には気持ち悪くなってしまいました。ここまで無事に戻ってこられてよかったです。 -
遊覧飛行の後は、ピスコ空港から南に5キロほど離れたパラカスで昼食です。沖合にある、リトル・ガラパゴスと呼ばれる海鳥の楽園として有名な「バジェスタス島」へのボートクルーズが発着する「チャコ海岸」沿いに、多くのレストランやみやげ物屋が並んでいます。
今回はこの写真のレストランで食事をしました。 -
桟橋です。他の場所にも多くの桟橋があり、多くのボートや船が停泊していました。
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ビーチで遊んでいる人の姿も見られます。
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昼食はまず、この有名なペルー料理の一つである、「セビッチェ」です。魚介のマリネといったところでしょうか。それとやはり外せないのが、「インカコーラ」です。
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そしてこれがシーフードチャーハン、「アロス・コン・マリスコス」です。
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こちらは白身魚のフライです。現地名は忘れてしまいました。
どの料理もおいしかったです。 -
食事の後は、少し海岸を散策です。
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このパラカスはリマから気軽に行けるリゾート地として近年注目を集めており、開発が進んでいる町の一つだそうです。確かに雑然とした感じはなく、きれいに整備されていると思いました。
ピスコ空港からのナスカの地上絵遊覧飛行が増えているのも相乗効果としてあるのでしょう。 -
ホテルへと帰る車窓からの街並み写真です。帰りは途中渋滞に巻き込まれてしまって、4時間くらい時間がかかってしまいました。ホテルには18:00くらいに到着です。
明日はクスコへと出発です。また朝が早いので、早めに休むことにします。高地へと急に移動するので、高山病にならないためにも、睡眠を充分にとることが大切ですね。
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この旅行記へのコメント (2)
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- エンリケさん 2011/07/31 15:11:47
- 見どころ満載のリマ、ナスカ!
- ひでさん
こんにちは。
リマ、ナスカの美しいお写真の数々、わたしもこの7月に行ったばかりなのですが、リマ市内は時間がなくてあまり観光できなかったところなので、ひでさんのお写真を見て楽しませてもらっています。
リマにはカテドラルや博物館など、こんな美しいところがあったんだと、もう一度行ってみたくなりました。
ペルーは料理もおいしいし、本当に機会があったらもう一度行ってみたいですね。
ナスカの地上絵のお写真も、わたしはセスナの旋回運航に気持ち悪くなって途中から写真がいいかげんになってきたのですが、ひでさんは最後まで丁寧に撮られているようで感心しました!
続きの旅行記を見にまた訪問させていただきます!
- ひでさん からの返信 2011/07/31 23:22:19
- ありがとうございます!
- エンリケさん
こんばんは。
訪問&投票、そして書き込みと、ありがとうございました。うれしいです。
ペルーに行かれたのですね。そうですね、私もペルーはとてもいいなと思いました。ペルー料理はおいしいですし。日本人の口に合うと思います。
最近は南米に肩入れしてまして、まだアップはしていないのですが、ブラジルやチリもいいところでした。ペルーにもまた訪れたいと思っています。まだ世界遺産を制覇しておりませんし!
ちなみに、ナスカの写真、最後のほうは私もヤバくなっていました。ピスコから飛んだのですが、帰りの30分のフライトは危うかったです。写真を無理して最後まで撮り続けたのも一因かと思います。
それでは、是非またご覧になってみてください。
よろしくお願いします。
ひで
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