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カイロ・・・・ロマンを秘めたピラミッド群・燦然と輝くツタンカ−メンの<br />         黄金マスク<br /><br />二日目。眠ろうと焦れば焦るほど、目が冴えて眠りにつけない。いったい、どうしたというのだ。こんな経験はないのだが……。開き直って、ただじっと体を横たえている。すると、どこからともなく何やら大きな声が窓外の街で響き渡っている。ああ、これがコ−ランの響きなのだ。拡声器でボリュ−ムアップされたエザ−ン(祈りの時間を告げるお知らせ)の声は、まだ夜も明けきれない真っ暗なカイロの市内に、朝の静けさを破っていっぱいに響き渡る。そうだ、いま私は確かにエジプト・イスラムの世界に来ているのだ。初めて聞くエザ−ンの響きにそのことを実感しながら時計を見ると、5時ちょっと前である。イスラム教徒の朝の祈りが始まったのだ。イスラム教では、夜明け前、昼すぎ、午後、日没後、夜に、それぞれ一日5回の礼拝を行うことになっている。<br /> <br /><br />エザ−ンの声を聞きながら、すでにエジプトの旅が始まっているのだという喜びと感動がじんわりと込み上げてきて、いよいよ眠れそうにもない。それでも寝返りを打ちながら、少しでもまどろもうと努力してみるが、どうにもならない。とうとう7時の起床時間になってしまう。 身仕度を済ませて食堂へ行くと、すでにグル−プの何人かが食事している。朝食はバイキング方式で、ゆで卵・ハム・ソ−セ−ジ・トマト・パン・ジャム・バタ−・ミルク・ジュ−スなどを皿に盛って取り、エジプト最初の朝食を取る。<br /> <br /><br />ピラミッド観光<br />8時過ぎ、早々に観光へと繰り出す。今日はギザの3大ピラミッドとエジプト考古学博物館の観光である。いよいよこれからエジプト5000年の歴史をひもどくのかという期待に、私の胸は高鳴る。現地ガイドはワハドという30歳代後半の日本語を流暢に話すエジプト人である。彼が6日間とも一緒に同行し、われわれを案内することになっている。一行を乗せたチャ−タ−バスは、快晴の中をギザへと向かって走り出す。半袖シャツでちょうど良い気温である。 <br /><br /><br />今日のピラミッド観光では、クフ王の墓である第一ピラミッドの中に入る予定だという。これには問題が伴う。それは1日の入場者数が150人に限定されているからだ。内部の荒廃を防ぐためらしい。近い将来、入場禁止になるのかも知れない。その限られた入場チケットを入手するため、早朝からアシスタントが出かけて並んでいる。果たして、うまく手に入るのだろうか。もし、それができなければ、他のピラミッドに入るしかないという。 <br /> <br /><br />渋滞の中をのろのろ走るバスの窓から街の様子をうかがうと、まず目に飛び込んできたのはアラビア語の洪水である。当然のことだが、道路標識から看板、その他にいたるまで、すべてが虫の這った跡形のようなアラビア文字なのである。道路はくるまの洪水である。ここカイロは、くるまの慢性渋滞だそうで、移動にも時間がかかるという。満員のバスが前方を走っている。その窓から数人の男性が窓枠に腰掛け両手で体を支えながら上半身を反るように窓外へ乗り出している。なんとも危なっかしい光景だが、その乗客たちは運賃が半額かタダになるというから面白い。<br /> <br /><br />エジプト・アラブ共和国(正式国名)は人口5,500万人、ここカイロは人口800万人でこの国の首都である。人種はアラブ人で90%がイスラム教徒である。エジプト5,000年の歴史は、大きく3つに大別される。最初が古代エジプト、真ん中が紀元前332年マケドニアのアレキサンダ−大王の侵入から始まるギリシャとロ−マ帝国の支配時代、そして紀元後641年にアラブ軍がエジプトに侵入してイスラ−ム教の時代となる。このイスラ−ム時代の969年ファ−ティマ朝になってから首都をカイロに移し、その後マムル−ク朝→オスマントルコの支配時代へと続く。そのオスマントルコからの独立を果たしたのが1805年のムハンマド・アリ朝で、その間1882年〜1921年までイギリスに支配され、1952年エジプト革命により現代の共和国へと続いている。<br /> <br /><br />世界最大の墓ギザの第一ピラミッドを建設した王として有名なクフ王は紀元前2550年頃、黄金のマスクで有名なツタンカ−メン王は紀元前1361年〜1352年の在位、紀元前51年〜30年に在位した絶世の美女クレオパトラなどは、いずれも古代エジプト時代の登場人物である。<br /> <br /><br />バスはどうにか渋滞を抜け出てギザ地区にさしかかる。前方に目を凝らしていると、突然見上げるような三角形の塊が朝日に輝いているのが見える。あれがピラミッドなのだ! 見上げる角度が、予想していたよりも高いのには驚きである。高台にあるせいなのだろうか。   <br /><br />(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )<br /><br /><br />

エジプト:カイロの旅

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1999/11/22 - 1999/11/23

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yasyas

yasyasさん

カイロ・・・・ロマンを秘めたピラミッド群・燦然と輝くツタンカ−メンの
         黄金マスク

二日目。眠ろうと焦れば焦るほど、目が冴えて眠りにつけない。いったい、どうしたというのだ。こんな経験はないのだが……。開き直って、ただじっと体を横たえている。すると、どこからともなく何やら大きな声が窓外の街で響き渡っている。ああ、これがコ−ランの響きなのだ。拡声器でボリュ−ムアップされたエザ−ン(祈りの時間を告げるお知らせ)の声は、まだ夜も明けきれない真っ暗なカイロの市内に、朝の静けさを破っていっぱいに響き渡る。そうだ、いま私は確かにエジプト・イスラムの世界に来ているのだ。初めて聞くエザ−ンの響きにそのことを実感しながら時計を見ると、5時ちょっと前である。イスラム教徒の朝の祈りが始まったのだ。イスラム教では、夜明け前、昼すぎ、午後、日没後、夜に、それぞれ一日5回の礼拝を行うことになっている。
 

エザ−ンの声を聞きながら、すでにエジプトの旅が始まっているのだという喜びと感動がじんわりと込み上げてきて、いよいよ眠れそうにもない。それでも寝返りを打ちながら、少しでもまどろもうと努力してみるが、どうにもならない。とうとう7時の起床時間になってしまう。 身仕度を済ませて食堂へ行くと、すでにグル−プの何人かが食事している。朝食はバイキング方式で、ゆで卵・ハム・ソ−セ−ジ・トマト・パン・ジャム・バタ−・ミルク・ジュ−スなどを皿に盛って取り、エジプト最初の朝食を取る。
 

ピラミッド観光
8時過ぎ、早々に観光へと繰り出す。今日はギザの3大ピラミッドとエジプト考古学博物館の観光である。いよいよこれからエジプト5000年の歴史をひもどくのかという期待に、私の胸は高鳴る。現地ガイドはワハドという30歳代後半の日本語を流暢に話すエジプト人である。彼が6日間とも一緒に同行し、われわれを案内することになっている。一行を乗せたチャ−タ−バスは、快晴の中をギザへと向かって走り出す。半袖シャツでちょうど良い気温である。 


今日のピラミッド観光では、クフ王の墓である第一ピラミッドの中に入る予定だという。これには問題が伴う。それは1日の入場者数が150人に限定されているからだ。内部の荒廃を防ぐためらしい。近い将来、入場禁止になるのかも知れない。その限られた入場チケットを入手するため、早朝からアシスタントが出かけて並んでいる。果たして、うまく手に入るのだろうか。もし、それができなければ、他のピラミッドに入るしかないという。 
 

渋滞の中をのろのろ走るバスの窓から街の様子をうかがうと、まず目に飛び込んできたのはアラビア語の洪水である。当然のことだが、道路標識から看板、その他にいたるまで、すべてが虫の這った跡形のようなアラビア文字なのである。道路はくるまの洪水である。ここカイロは、くるまの慢性渋滞だそうで、移動にも時間がかかるという。満員のバスが前方を走っている。その窓から数人の男性が窓枠に腰掛け両手で体を支えながら上半身を反るように窓外へ乗り出している。なんとも危なっかしい光景だが、その乗客たちは運賃が半額かタダになるというから面白い。
 

エジプト・アラブ共和国(正式国名)は人口5,500万人、ここカイロは人口800万人でこの国の首都である。人種はアラブ人で90%がイスラム教徒である。エジプト5,000年の歴史は、大きく3つに大別される。最初が古代エジプト、真ん中が紀元前332年マケドニアのアレキサンダ−大王の侵入から始まるギリシャとロ−マ帝国の支配時代、そして紀元後641年にアラブ軍がエジプトに侵入してイスラ−ム教の時代となる。このイスラ−ム時代の969年ファ−ティマ朝になってから首都をカイロに移し、その後マムル−ク朝→オスマントルコの支配時代へと続く。そのオスマントルコからの独立を果たしたのが1805年のムハンマド・アリ朝で、その間1882年〜1921年までイギリスに支配され、1952年エジプト革命により現代の共和国へと続いている。
 

世界最大の墓ギザの第一ピラミッドを建設した王として有名なクフ王は紀元前2550年頃、黄金のマスクで有名なツタンカ−メン王は紀元前1361年〜1352年の在位、紀元前51年〜30年に在位した絶世の美女クレオパトラなどは、いずれも古代エジプト時代の登場人物である。
 

バスはどうにか渋滞を抜け出てギザ地区にさしかかる。前方に目を凝らしていると、突然見上げるような三角形の塊が朝日に輝いているのが見える。あれがピラミッドなのだ! 見上げる角度が、予想していたよりも高いのには驚きである。高台にあるせいなのだろうか。   

(この続きはこちらへ⇒ http://yasy7.web.fc2.com/ )


旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
社員・団体旅行
交通手段
観光バス
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • ピラミッド群のビユーポイント<br /><br />

    ピラミッド群のビユーポイント

  • バスの車窓から見たクフ王のピラミッド<br />

    バスの車窓から見たクフ王のピラミッド

  • クフ王のピラミッド。頂上がへずれている。<br />頂上にポールが立っているのがかすかに見える。<br /><br />

    クフ王のピラミッド。頂上がへずれている。
    頂上にポールが立っているのがかすかに見える。

  • 基底部に残っている表装石の一部。<br />斜面のきれいな石がそれである。<br /><br />

    基底部に残っている表装石の一部。
    斜面のきれいな石がそれである。

  • 内部の玄室への入口。<br />この奥から斜面を登って行く。<br /><br />

    内部の玄室への入口。
    この奥から斜面を登って行く。

  • 玄室への登り道は板を敷いて道板が設けられている。<br />ここはまだ盗掘の穴の部分で天井が低い。<br />

    玄室への登り道は板を敷いて道板が設けられている。
    ここはまだ盗掘の穴の部分で天井が低い。

  • 玄室内にある石棺<br />

    玄室内にある石棺

  • 玄室は巨石を組み合わせて作られている。<br />

    玄室は巨石を組み合わせて作られている。

  • これは車中から撮影したピラミッド

    これは車中から撮影したピラミッド

  • ラクダの向こうにピラミッドが見える<br /><br />

    ラクダの向こうにピラミッドが見える

  • 車窓から眺めたクフ王のピラミッド<br />

    車窓から眺めたクフ王のピラミッド

  • 巨大なスフィンクス<br />

    巨大なスフィンクス

  • スフィンクスの後部<br />

    スフィンクスの後部

  • スフィンクスと第二ピラミッド<br /><br />

    スフィンクスと第二ピラミッド

  • 第二ピラミッド。<br />頂上部に残っている表装石が見える。<br /><br />

    第二ピラミッド。
    頂上部に残っている表装石が見える。

  • 焼き立てのアエーシ<br />

    焼き立てのアエーシ

  • 真中の細い竹のような棒がパピルス <br />

    真中の細い竹のような棒がパピルス

  • パピルスをローラーで押し伸ばす<br /><br />

    パピルスをローラーで押し伸ばす

  • エジプト考古学博物館<br />入口門<br /><br />

    エジプト考古学博物館
    入口門

  • 黄金マスク(前面)

    黄金マスク(前面)

  • 黄金マスク(背面)<br />

    黄金マスク(背面)

  • 金色の人体型棺

    金色の人体型棺

  • ランプのシェード<br />

    ランプのシェード

  • 黄金のベッド<br />

    黄金のベッド

  • 黄金の玉座<br />

    黄金の玉座

  • 下の写真にある人形の実物<br />

    下の写真にある人形の実物

  • ツタンカーメン王の墓発見時の写真<br /><br />

    ツタンカーメン王の墓発見時の写真

  • カイロ市内を流れるナイル川<br /><br />

    カイロ市内を流れるナイル川

  • ナイル川の夜景(カイロ郊外)<br /><br />

    ナイル川の夜景(カイロ郊外)

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