2010/04/25 - 2010/05/10
28位(同エリア54件中)
ちゃおさん
アリススプリングスの町を歩いていて最初に気が付くのは、そのアボリジニの多さ。次に芝生に覆われた緑の多いが色と各家庭の庭先に咲き乱れる南国の花。それと同じ程度かそれ以上に町に溢れる小鳥の多さ。
日本の街中にいる鳥と言ったらカラスしか思い浮かばないが、このアリスの町にはカラスは1尾もいない。いや、そう言えば、この町以外でも、今まで回った豪州の各都市でカラスを見かけることはなかった。豪州ではカラスは害鳥として駆除の対象にでもなっているのだろうか・・・
この街のあちこちで見かけるのは、色鮮やかな小鳩、ピジョン。カラスの代わりにゴミ箱からはみ出た食べ残しを啄ばんだり、木の枝でさえずりあっている。昨日までのアデレードが公園都市とすれば、この町は自然観察園に違いない。アボリジニの動態も身近に観察することも出来れば、温帯から熱帯にかけての植生、大きな自然植物園にいるかの感じもあり、又、ここに小鳥たちの楽園があった。
以前、20数年前、今住んでいる小金井に転居した頃は、5月から6月の早朝、カッコーが上空を舞いながら、「カッコー、カッコー」と大きな声を空に響かせていたが、それもいつの間にか来なくなった。猫の額ほどの小さな庭であるが、それでも春先には鶯などもやってきた。今はメジロが時々来る位だ。
それでも庭があるからまだ良い。この豪州旅行で触発されたのか、今年の秋は小振りな鳥が柿を啄ばむに来るにまかせ、丁度売れ頃の熟柿を幾つも食べさせてやった。豪州人はこうして自然の中で身近に小鳥と接することが出来るのだから、捕まえて駕籠にいれて飼う必要もない。小鳥を見たり、話したくなったら、庭先にクラッカーの小片でも撒いておけば、直ぐにもやってきて、対話することも出来る。
自然の中に生きる人々。それが全く特別なことではなく、日々、日常行なわれていることであるから、自然、当然と思っている。生き方の問題ではあるが、それはこの街の人々にとっても楽園なのかも知れない。
- 旅行の満足度
- 4.5
PR
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ちゃおさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
アリススプリングス(オーストラリア) の人気ホテル
オーストラリアで使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
オーストラリア最安
295円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
13