『燃える大地』＜ゴンドワナの大陸を旅して＞（１１５）アリスの草花（続）。

2010/04/25 - 2010/05/10

４０数年前、最初に沖縄を旅行した時は、その時はまだ学生の頃で、周囲を観察するとか、心の余裕は無かったが、３０数年前、最初の勤務地として沖縄に赴任した時は、生活の基盤もあり、日々の生活の中で見聞きすることども全てが新鮮で、印象深く、心に残るものであった。

そんな中、内地とは全く植生の違う亜熱帯地方に咲く南国の草花には、その強い色彩と共に、強烈に自己主張する花の美しさに心惹かれるものがあった。ハイビスカス、ブーゲンビリヤ、ゆうな、デイゴ、ノウゼンカズラ・・

このアリススプリングスの町を歩いていても、その時と同じような感興を覚える。熱帯に近い原色の草花は、ドキっとするような原色の美しさをたたえ、世の中にこんな純粋な色もあったのか、と覚えるものであり、ゴーギャンが暫しパペーテを訪れた理由も分る気がした。

街中にはこれまた原色の色鮮やかな小鳥達が芝生の上を啄ばみ、又、樹林では清らなさえずりを奏でている。この町は、草花のみならず、小鳥達にとってもパラダイスであるに違いない。

街中を歩き、美しい草花に見とれ、小鳥たちのさえずりに耳を傾ける。確かに何人かのペンション生活者らしき人を見かけたが、気候温暖で湿気もなく、常春の町、アリスで余生を過ごすのは、お金のある高齢者にとっては最高の贅沢かも知れない。

エリア アリススプリングス(オーストラリア)

• 旅行の満足度: 4.5

南国を代表する花「ブーゲンビリヤ」。

これは又カスミ草を大きくしたような花だ。

違った種類、色合いのブーゲンビリヤが各家庭の庭先に咲いている。

何ていう花か知らないが、初めて見る花だ。

内陸部だから冬は冷えるのかも知れない。針葉樹系の樹木も見える。

大きな樹木の中からは小鳥のさえずりがかまびしい。

夾竹桃に似た花も咲いている。

赤を主体とした草花が多い。

これも又夾竹桃の一種だろうか・・

本当に綺麗な花が各家庭、街路、庭先に咲いている。

この旅行記へのコメント （2）

• こんぱすさん 2010/11/15 17:07:06

  羨ましい学生生活！！

  ちゃおさんのブログは、社会時評を含めて話題豊富。
  それに貧しかった若い頃のことも思いだしてしまいました。
  恵まれた学生時代を送られたんですね！！！！！
  当方は、田舎に育ち、地方の大学を出て、地方の中堅企業へ。
  ある日会社へキリスト教系の大学の外人講師が見えた時、
  そこにいた約２０人の社員は、誰も海外へ行ったことがなく
  「私の大学では、たくさんの学生が卒業旅行で海外へ・・
  日本は、若者ほど金を持っているのね！！！」と・・・
  「そちらの大学は、エリートの集まる大学だからですよ」
  といったことがあります。
  我々の回りでは、夏休みに北海道旅行するのが最高で
  した。　２万円前後でやりました。

  ちゃおさん からの返信 2010/11/15 20:35:56

  RE: 羨ましい学生生活！！

  コンパスさん、どうも有難う御座います。僕のは、ダラダラ余り意味のないことを書き連ねていますが、メインは写真です。珍しい写真さえ見て頂ければ、それで充分です。
  写真と言っても、普通のバカチョンのデジカメですから特別綺麗なものではないですが、自分の旅行した記念、足跡として撮り続け、帰国後に旅行記に載せています。
  その写真の説明の為に下らない文章を書き連ねているだけです。
  
  過ぎた昔は戻りませんが、いろいろの思い出がありますね。一人ひとりの思い出、その個人の歩んだ歴史など大事にしたいと思います。
  
  
  > ちゃおさんのブログは、社会時評を含めて話題豊富。
  > それに貧しかった若い頃のことも思いだしてしまいました。
  > 恵まれた学生時代を送られたんですね！！！！！
  > 当方は、田舎に育ち、地方の大学を出て、地方の中堅企業へ。
  > ある日会社へキリスト教系の大学の外人講師が見えた時、
  > そこにいた約２０人の社員は、誰も海外へ行ったことがなく
  > 「私の大学では、たくさんの学生が卒業旅行で海外へ・・
  > 日本は、若者ほど金を持っているのね！！！」と・・・
  > 「そちらの大学は、エリートの集まる大学だからですよ」
  > といったことがあります。
  > 我々の回りでは、夏休みに北海道旅行するのが最高で
  > した。　２万円前後でやりました。