2010/04/25 - 2010/05/10
29位(同エリア55件中)
ちゃおさん
ゲストハウスにリュックを置いて、早速アリススプリングスの町歩きをする。豪州の町はどこでもそうだが、何もない原っぱの上に新たな街作りをするから、どこも人工的で、整った美しさがある。計画都市、人工都市美の美しさである。
このアリスの町も幅広の道路と緑豊かな街路樹、緑地帯、ちょっとした公園、整った家並みが続く。コンパクトでこじんまりした町だから、余計にその美しさが目に付くのかも知れない。
しかしこの町で殊更目に付くのは、アボジリニの多さ。通りのあちこちにグループを作っては、所在なく座り込んでいる。結局、彼等にとっては、する仕事もなく、生活保護で日がな一日、時間を費やし、その毎日を繰り返している。生きる希望とか、生活への意欲、悩み、喜び、そういった人間の持つ感情を極力鈍化させ、日々与えられた食料と時間を何の理、ことわりもなく、受け入れている。
アボジリニ狩り。この大陸の先住民アボジリニを恰も動物のごとく狩りの対象にし、居住民ことごとくを殺し続けてきたのが漸く終焉してからまだ100年も経っていない。そうした白人の贖罪の気持ちの延長線上に今日の手厚い保護があるのだが、それは一方で人間愛の発露かもしれないが、救う手を差し伸べている白人社会の優越感、奢りでもあり、何かことあれば、且つ社会が大きく変動し、彼等のその皮が一皮剥ければ、又再び残忍な牙がこの殆ど無抵抗に近いアボジリニに向うかも知れない。
日中の陽光の下で、何人かでグループを作り、芝生に座して、歌うともなく、話すともなく、ゆっくりと過ぎ行く時間を過ごしているアボジリニの一団を見ていると、彼等を覆う諦めの気持ち、動物ほど酷い扱いではないが、飼わされている人間、時々大声を出してわめいたり、騒いだりする感情の爆発。そうした長い間に植えつけられてきた彼等の悲しみ、諦め、倦怠。今はこうして保護されてはいるが、いつ又何時狩りの対象にされるかも知れないというトラウマと諦念。
この町でアボジリニを見、表情の消え、動きの緩慢な彼等を真近に見ることによって、この国の繁栄の裏に隠された、今日までの様々な歩みも想像することができた。
- 旅行の満足度
- 4.5
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豪州はどこの町でもそうだが、人工的に作られた町並みが美しい。
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しかしこの町ではアボジリニの姿がいやに多い。
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あちこちの公園、路上、ベンチなどにグループを作っては、所在なくしている。
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仕事がないのか、無目的に町を歩いているアボジリニも多い。
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ガソリンスタンドに併設されたコンビニで買物をして帰るアボジリニ。大体、いつも何かを口にしているようだ。
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警察の数も多く、巡回警察官もよく目にする。
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豪州では公の場での飲酒は禁止されているが、それを破るアボリジニも多いようだ。ビンの破片などが公園に散乱していたりする。
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酔っ払っているのか、不逞を働いたのか、署の方に連れて行かれるアボリジニ。
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街の中心にはこの様なアボリジニセンターなどもある。
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その前の芝生の上で寛ぐ別の一団。
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