承天寺塔～寧夏回族自治区博物館～水洞溝・蔵兵洞、今回最大のおまけ・長～い明長城！！ｎｏ.5

2010/10/15 - 2010/10/21

銀川市内の承天寺塔、１１層・６４，５ｍの塔に登頂。寧夏博物館ではチョッとしたイベントが行われて、そのおこぼれに預かり。
午後は郊外の古代遺跡水洞溝と明代の軍事基地・蔵兵洞を見学、水洞溝近くには明代の長城が何処までも続いて見事でした。

エリア 中国

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

昨日に続き今朝も出発までの時間に近隣散歩。
ホテル近くでは毎朝、この屋台が出ていました。
中衛の公婆餅と同じ、でもこちらは具入りです。

公婆餅はこの辺りの人気ファーストフードの様です。

出勤時間帯は公安とボランティア風のオジさんが、信号も有るけど手信号で誘導してます。
だから安心して広い道路も渡れます。

今朝も中山公園に・・・文昌閣・・・何故文昌閣なのか・・・偶々Googlで見てしまっただけなのに・・・今朝は真っ直ぐ右方向へ、太極拳をしている人も居ました。

赤い実が秋を感じます。

この木の黄葉はとても綺麗でした。

今朝は時間があったので、中山公園内を、略一周したのに文昌閣らしき建物は見つからず。
どうでも良い探し物をして、探し当てずに小さな秋を見つけて帰りました。

最終日の最初は一昨日閉館していた承天寺です。

西塔とも呼ばれ、西夏王国時代に李元昊が息子の成功を祈願して建てたそうです。
１１層で６４．５ｍの高さです。

早朝の清掃・・・辛苦了！

１１層に挑戦！

６層辺りでも良い眺めです。

田舎街と云えども、現在の中国では高層ビルも当たり前。

寺内の可愛い花

１０時　寧夏回族自治区博物館は我々日本人ツアー客を歓迎して赤絨毯が・・・そんな訳ない！この日は回族女性画家の曾杏緋氏（１００歳）のご高覧と作品展示記念のセレモニーがあるそうです。牡丹の水墨画が有名なようです。

セレモニーにご参加の、中国経済を支えている方々。

その為、館内は厳重警備中・・・そんな中゛流（流の下に金）金銅牛”の本物を撮影・・・危ない危ない！没収されるかと思いました。

セレモニー参加者の記帳・・・達筆！

寧夏回族自治区の古代遺跡の模型や出土品の本物やコピーなどの展示が入り混じり、建物の大きさの割にはゆとりスペースが多く、何を見に来たのか良く判らなかった寧夏回族自治区博物館でした。

昼食後は銀川の東部郊外にある、水洞溝・蔵兵洞へ向かいます。
水洞溝と蔵兵洞の入場の管理所は同じ所に有り、そこから写真の様な幟旗に沿って行くと、先ずは蔵兵洞の城壁が見えて来ます。

蔵兵洞は明代の砦跡なので、古城と同じ。外観は黄河石林の中に、永泰亀城が現れたといった感じです。

蔵兵洞の知識は全く無かったので、以外にも古城壁ありでヤッター！と一人感動してました。

地下要塞への入り口はまでは、丸で黄河石林です。

蔵兵洞地下要塞入り口

地下要塞の内部構造図

中国語・英語が堪能な方はどうぞ・・・

地下要塞途中の覗き窓から見た景色

地下道の中には井戸も在ります。

地下道の敵を貶める怖〜い細工。強化ガラスでもゆっくり歩いてしまいます。

地下道を塞ぐ石の扉

ここは更に怖い、網の通路。下には勿論槍が無数に立っています。

通路脇にはこんな武器も・・・
この地下要塞は明代のものなので、３年前に行った山西省の張壁の地下道（隋末）より８００年ほど後のものなので、地下要塞も進化している感じでした。

地下道から出て来る観光客目当てに、甘える子犬。中国ではこんなに可愛い子犬でも触れないのが残念。

風水四神の玄武

青龍

朱雀

白虎
どれも新品でしたが・・・でもこれらが砦を守っていたのでしょう。

砦の城壁

此処も甕城が有り、北辺の城砦らしさがあるようでした。

永泰亀城も匈奴から中原を守る北辺の城砦としての古城でした。
蔵兵洞は其れより更に一回り小さい城砦ながら、地下要塞を持つ砦でした。
鎮北堡も砦跡だったので、ある意味、今回は砦ツアーだったようです。

旧石器時代末期の古代人遺跡・水洞溝は長城の下にあり、その遺跡自体は遠目にしか見ませんでしたが、長城に足を踏み入れたことの方が感慨深い事でした。

長城の麓の土地廟跡地には、門前の石の一部と思われるものが転がっているのみでした。

此処には関所の様なものが在ったのでしょう。

陝西省（東）方面に伸びる長城

長城の上から西に伸びる長城を望む

西の銀川方向の長城

長城の向こう側・内モンゴル自治区
同じ国でも自治区の境には柵が有ります。

水洞溝から銀川に戻る途中にも、先ほど見た東に伸びる長城の延長が、間近に迫り・・・

下車して撮影タイム

見飽きる事無く眺めつつ、銀川市内へ

銀川市内の街路案内はウイグル表記も
今回の甘粛・寧夏の旅行中の食事は１００％清真料理でした。
寧夏の回族は現在は２０％しか居ないと云うことでしたが、街の至る所に回族文化を感じました。
今回は中華と北方匈奴との境界を感じることが出来る旅でした。

この旅行記へのコメント （3）

• 服務員さん 2010/10/30 19:44:34

  旅行記拝見

  黄河、土林、西夏陵などなど、堪能させていただきました。
  少しハプニングはあったようですが、天候にも恵まれ充実した旅だったようで何よりですね。
  
  実は私は１１月３日から中国某所へ出かける予定なのですが、ついさっき国内線を予約していた中国国際航空からメールが来て、それを読むと北京出発を６時間遅れの便に変更にするとの一方的な内容。
  ６時間もずれるのはとても痛い。急遽計画の練り直しをしなければならなくなりました。
  
  それはともかく、次の旅行記期待しております。

• 服務員さん 2010/10/30 19:44:34

  旅行記拝見

  黄河、土林、西夏陵などなど、堪能させていただきました。
  少しハプニングはあったようですが、天候にも恵まれ充実した旅だったようで何よりですね。
  
  実は私は１１月３日から中国某所へ出かける予定なのですが、ついさっき国内線を予約していた中国国際航空からメールが来て、それを読むと北京出発を６時間遅れの便に変更にするとの一方的な内容。
  ６時間もずれるのはとても痛い。急遽計画の練り直しをしなければならなくなりました。
  
  それはともかく、次の旅行記期待しております。

  城壁フェチさん からの返信 2010/10/30 21:14:48

  RE: 旅行記拝見

  　
  　服務員さんこんばんは！
  　
  旅行記への投票と書き込み、いつもありがとうございます！
  この時季の中国行きはチョッと困った状態ですね。
  私が出発した頃は、未だ反日デモまでは起きていなかったので、内陸だから大丈夫と家族には言って出かけて行きました。帰ってきたら各地でデモが有ったとかで、帰宅が遅くなったこともありチョッと心配していたようです。
  どちらにしても中国の航空事情は遅れて当たり前なので、当日や最終日には余裕がないと危ないですよね。
  ６時間も遅い便に強制変更では宿泊やなにか、色々変更しなければで大変そうですね。
  
  今回のツアーは蘭州到着、銀川で帰路に着いたので、どちらも帰ってからのデモで危うくセーフだったかな。
  しかし現地ツアー中は特に反日ムードが有ったとは思えず、やはり国内○○への不満の現われかなと勘ぐってしまいます。
  こんな情勢の所為か帰りの上海空港の出国ゲートは、何時に無くガラガラでした。
  
  まだまだ落ち着きそうに無い中国国内ですので、くれぐれも気お付けて行って来て下さい！
  ご無事ごご帰還をお祈りいたします。