マグマの水中噴火でできた「岩戸山」「女島山」

2010/10/23 - 2010/10/23

これまでずっと、そこにあるものと見続けてきた「岩戸山」と「女島山」。

その生い立ちを知ると、時間の観念を超越した自然界のスケールの
巨大さに、思わず息を飲み込む。

岩戸山、女島山は次のようにして出来たと考えられている。
（島原半島ジオパーク推進連絡協議会資料より）


この海域では水中に泥、砂、礫が厚く堆積していた。この地層はまだ柔らかく、口之津層群と言われた。

口之津層群は、２５０万年〜７０万年前に堆積した地層。

そこへ玄武岩マグマが水中噴火を始め、マグマ水蒸気爆発を起こしながら厚い堆積物が溜まった。

それはおそよ、１００万年前のことと考えられている。

玄武岩の火山噴出物はまだ柔らかい口之津層群の地層中に異動して
現在の位置に落ち着いた。

永い時が流れ、浸食に弱い口之津層群は削られて無くなり、硬い水中火山噴出物のみが残って岩戸山、女島山ができた。




岩戸山と女島山の間の前浜は、さながらプライベートビーチ。

細かい砂が足に心地よかった。

前日、裸足で砂浜を歩いている人発見！！

私も真似て裸足で走ってみた。

エリア 南島原市(長崎)

左側が「岩戸山」、右が「女島山」

近くで見ると、硬い岩盤が垂直に立っているのが分かる

右側が「岩戸山」、左が「女島山」

用意された砂浜は、私用の無地のキャンバス

直径５ｃｍ、蟹の住み家らしい

足跡で形を作る、波打ち際では消えていく。

なぜか足が深く沈む、それがまた刺激を与えてくれる

天草灘に日が沈もうとしている