2002/09/24 - 2002/09/24
495位(同エリア7233件中)
エンリケさん
旅行10日目(バルセロナ4日目)。
今回の旅もいよいよ実質最終日です。
この日のバルセロナはちょうど“メルセ祭”(厄災から街を守ったといわれるバルセロナの守護聖人“聖女メルセ”を祝うバルセロナ最大のお祭り)のクライマックスにあたり、巨人ヒガンテスが街を練り歩く楽しいイベントに出会えました。
<旅程表>
2002年
9月15日(日) 成田→アムステルダム→ニース
9月16日(月) ニース→エズ
9月17日(火) エズ→アンティーブ
9月18日(水) アンティーブ→マルセイユ→アルル
9月19日(木) アルル→アヴィニョン
9月20日(金) アヴィニョン→ポンデュガール→ニーム→モンペリエ
9月21日(土) モンペリエ→バルセロナ
9月22日(日) バルセロナ
9月23日(月) バルセロナ
○9月24日(火) バルセロナ(メルセ祭)→フィゲラス→バルセロナ
9月25日(水) バルセロナ→アムステルダム→
9月26日(木) →成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 航空会社
- KLMオランダ航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
9月24日(火)
今回の旅もいよいよ実質最終日。
バルセロナの街はまだまだ見どころがたくさんあるので、これまで見落としてきた場所をできる限り見て回ります。
まずは旧市街にあるカタルーニャ音楽堂(Palau de la Musica Catalana)へ。
サン・パウ病院と同じくモデルニスモ建築家ドメネク・イ・モンタネールによって設計されたコンサートホールで、1997年に“バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院”としてユネスコの世界遺産に登録されました。
赤いレンガと弧を描くアーチ、柱付きのバルコニー、モザイク柄からはイスラム建築の影響が強く見られます。
これら14本の柱はすべて異なる花のモチーフのモザイクで飾られています。
また、道に突き出た白い上半身の彫刻は、音楽堂らしく右からベートーヴェン、バッハ、パレストリナ(16世紀のイタリア人作曲家)と並んでいます。
しかし路地が狭いのでうまい具合に写真が撮れません。 -
前の写真では光が反射して見えづらいですが、建物のいちばん上に飾られている大きなモザイクは合唱団を表しています。
もともと修道院だったこの場所に、カタルーニャ・ルネサンスにおいて指導的役割を果たした合唱団“オルフェオ・カタラ”(Orfeo Catala、1891年設立)のため、1905年から1908年にかけてこの音楽堂が建設されました。
この音楽堂の評判は高かったらしく、設計に携わったドメネクは1909年にバルセロナ市より賞を受けたのだそうです。
その後1925年には独裁者プリモ・デ・リベラの政権下でカタルーニャ音楽堂は一時閉鎖されるなどしましたが、1982年から1989年にかけてオスカル・テュスケ(Oscar Tusquets)とカルラス・ディアス(Carles Diaz)による大規模な修復が行なわれ、地下には600人を収容できるホール(Petit Palau、プチ・パラウ)も建設されました。
今日でも毎年50万人以上が交響楽や室内楽、ジャズ、伝統音楽などを楽しみに訪れる現役の音楽堂であり続けています。 -
音楽堂の一角にはカタルーニャの守護聖人であるサン・ジョルディの彫刻も据えられていて、力強くも優美な姿を見せてくれます。
【カタルーニャ音楽堂HP】
http://wwww.palaumusica.org/ -
次は旧市街のゴシック地区にあるカテドラルへ。
正式名称は“サンタ・クレウ・イ・サンタ・エウラリア大聖堂”(La Catedral de la Santa Creu i Santa Eulalia)と長い名前ですが、バルセロナ市民からは単にラ・セウ(La Seu)と呼ばれています。
とんがり帽子の3つの尖塔が印象的です。
手前にはこの日がクライマックスのバルセロナの秋祭り“メルセ祭”のイベントのためでしょうか、特設ステージが用意されています。
かつてこの場所には原始キリスト教の教会があったそうですが、現在の建物は、バルセロナ伯ジャウマ2世(アラゴン王としてはハイメ2世)時代の1298年に建設が始まり、150年の歳月をかけて完成したゴシック様式の大聖堂です。
バルセロナの守護聖人である聖エウラリア(古代ローマのディオクレティアヌス帝によるキリスト教徒大迫害で殉教)に献堂されたことからこの名がついたそうです。 -
カテドラルの内部です。
バルセロナではサグラダファミリアの印象が強いのでどうしてもこちらは印象が薄くなってしまいますが、このカテドラルもゴシック様式の大聖堂としては世界有数の壮麗さを誇っています。
【サンタ・エウラリア大聖堂HP】
http://www.catedralbcn.org/ -
カテドラルを出ると11時近く。
そのまま旧市街をぶらぶらしていたら、ある方向へと人々が大勢集まってきています。
なにかと思って、後をついて行ってみると・・・そこには、大勢の人々に囲まれて巨大な人形が立ち並んでいました。 -
王や王妃、聖職者といったカタルーニャの伝統を感じさせる人形もあるかと思えば、サンバの格好やアニメのキャラクターといった遊び感覚の人形もあり、さまざまです。
これらは高さ4mを超える“ヒガンテス”(Gigantes)と呼ばれる巨人たちで、バルセロナ最大のお祭りである“メルセ祭”(厄災から街を守ったといわれるバルセロナの守護聖人“聖女メルセ”を祝うお祭り)のクライマックスを飾る役割を担っています。
ちなみにこの場所は“サン・ジャウマ広場”(Placa de Sant Jaume)と呼ばれる13世紀から14世紀にかけて貴族の館が集まっていた広場で、現在はカタルーニャ自治政府庁とバルセロナ市庁舎が広場を挟んで向かい合っており、カタルーニャ地方の政治の中心地となっています。 -
11時を回ってヒガンテスが動き始めました。
音楽隊のリズムにあわせて、大勢の人々の間を通ってくるくると回りながらけっこうなスピードで進んでいきます。 -
ヒガンテスはサン・ジャウマ広場を出て旧市街を歩いていきます。
小さな子どもたちはお父さんに肩車してもらって、楽しそうに巨人がくるくる回りながら進んでいく様子を眺めています。
子どもたちだけでなく、下から見ている大人も楽しそうです。 -
バルセロナ旧市街のメインストリート、ランブラス通りにも巨人はやってきました。
ここでも大勢の人々が巨人が来るのを待ち構えていて大混雑です。
こんなに人が多くても巨人は慣れているのか、くるくると回りながらスムーズに進んでいきます。
青い空の下で軽快に動く巨人を見ていると、なんだかこちらも愉快な気持ちになります。
このメルセ祭は19世紀から続いているそうで、100年以上に渡って伝えられてきた伝統ある行事なんですね。 -
巨人の行進は11時から始まってもう13時近くなりますが、まだまだ熱気は冷めません。
・・この旅行を計画したときは、メルセ祭の存在を知らず、見学の予定もまったくありませんでしたが、熱気に包まれたヨーロッパの伝統的なお祭りを体験でき、結果的にプラスアルファの内容となって大満足でした。
さて、午後は最後の観光地、シュールレアリスムのダリ美術館で有名なバルセロナ近郊の町フィゲラスに向かいます。
(フィゲラス観光に続く。)
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この旅行記へのコメント (2)
-
- gashouさん 2010/10/23 09:17:57
- ヨーロッパの旅
- ヨーロッパの旅に魅せられていますね。
当方はギリシャしか行った事がありませんが、
何時かはヨーロッパを制覇したく思っています。
- エンリケさん からの返信 2010/10/24 02:21:36
- RE: ヨーロッパの旅
- gashouさん
ご訪問ありがとうございます。
ダイビングなさるんですね。青い光、色鮮やかな魚など、海の世界を興味深く拝見させていただいております。
さて、ヨーロッパの旅はなかなかやめられません。
街並みが美しいのに加えて、気候も快適ですし、治安もいいので、つい浸ってしまいますね。
でもそろそろ幅を広げなきゃと思っているところで、次回はヨーロッパ以外の国にチャレンジする予定です。
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