平泉（祝！世界遺産登録）

2010/09/30 - 2010/10/03

遠野の行きと帰りに２回に分けて訪問しました。
行きが「中尊寺」で、帰りが「毛越寺」です。

世界遺産登録おめでとうございます。
東日本大震災の後だけに、うれしいニュースです。

エリア 平泉(岩手)

「中尊寺」観光を始めますが、
なにはともあれ、腹ごしらえです。
平泉レストハウスの２階です。

私は精進料理にしました。

前沢牛のメニュー。
どちらもおいしそうです。

坂を登ります。

「中尊寺」。

この道４０年のガイドさん。
なんでも知っていて、すべて暗記している。

「中尊寺」のハイライト「金色堂」。

当時のものとしてはこの「金色堂」のみが残っているだけです。
写真撮影はできません。
この建物は覆堂でコンクリートでできている。
「金色堂」はこの中にある。

旧の覆堂。

ビンの「カナダドライ」を売っていた。
懐かしい。
ここで、平泉を離れて、遠野に行きます。

遠野の旅行記
http://4travel.jp/traveler/porschen/album/10510242/

行きは車でしたが、帰りは遠野から電車で来ました。
「義経/弁慶　最期の地」とあるように、藤原氏についてはちょっと影が薄いか？

明日仙台まで行くのですが、１時間に１本。
乗降客もまばらなので、そんなものかと思います。
観光客はやはりバスですかね。

駅のロータリー。
こぎれいな田舎の駅という感じです。
きれいだからか、歴史ある町に来たという感じがない。

昨日お世話になった「大沢温泉旅館」。
コンセプトがよくわからない旅館です。
温泉を売りにしているのか？・・・そうでもなさそう。
周りの雰囲気を売りにしているのか・・・？

「毛越寺」入り口。
日曜日ですが朝早いので人影もまばらです。

「毛越寺伽藍復元図」。
昔はこんなんだったけど、今は何もないということ。
これが残っていれば、間違いなくとっくに「世界遺産」登録されていたと思います。

そうはいえ、この庭園は見事なものです。
ガイドの方に約１時間、案内してもらいました。

ここも「跡」でしかないが、「吾妻鏡」に「金銀をちりばめ、紫檀赤木等を継ぎ、万宝を尽くし・・・」とある。
鎌倉幕府がその財力をねらって、攻め込んだのかもしれない。
せっかくの「浄土思想」がその、豪華さゆえに滅びてしまったのかもしれない。

「鑓水」。
平安時代の遺構。
ここで「曲水の宴」が行われる。

「州浜」。
ここからの、庭と借景が当時の姿を残すものであろう。

石の配置がなんともすばらしい。

「旧観自在王院庭園」。
名所ということを知らずに、水田として利用されていたらしい。

「伽羅之御所跡」。
この看板しかない。

「無量光院跡」。
建造物はありません。

復元図。
確かに、平等院を模した素晴らしいものであったのでしょう。

町中にある、個人の休憩所。
このような所がもっとあれば、雰囲気がグットよくなるかも。

「高館義経堂」。

ここの雰囲気を見て、芭蕉が詠んだ一句。
「夏草や　兵どもが　夢の跡」

高館から北上川方面を望む。

「卯の花清水」
霊水がわき出ていたという。
現在は水道水です。

世界遺産登録への意気込みがうかがえる。

訪れる人もほとんどいなようです。

金鶏山の謂れ。

急な登りですが、あっという間です。

金鶏山頂上。

「平泉」は残念ながら、跡（昔はこうだった）が多いように思う。
その昔を彷彿させるような、何かがほしい。

　おわり