チェンマイ日記　２０１０年バイクで帰ろ！チェンマイへ　メーヂェーム滞在記　２日目

2010/10/12 - 2010/10/12

昨日メーサリアンから北東へ150キロ、チェンマイ県のメーヂェームにやって来ました。

今日はメーヂェームから３０キロ、タイ最高峰のドーイインタノン（インタノン山、2,565メートル）に行って来ました。長袖のカーディガンの上にジャンパーを羽織ってもまだちょい寒いくらいですわ。。。

往復６８キロ、所要時間は行き１時間半、帰り１時間ですわ。ノンストップでさくさく走ったら、たぶん３０〜４０分で行ける距離やのう〜。

なぜかドーイインタノン国立公園の入り口のゲートがなかったんで、入場料を払いそびれましたわ〜。もしかしてゲート、撤去されたんやろっか？それともメーヂェームからドーイインタノンへ行く人なんて想定してへんから、このルートにはそもそもゲートをつくってなかったんかもね〜。。。

エリア その他の観光地(タイ)

１０月１２日朝６時半過ぎ、バイクでタラーッ（市場）へ行ったんやけど、ラーンアーハーンのラインアップがクイッティアオウ一色やったんで、昨夜のラーンアーハーンへ。ああ、今年もギンヂェー（ベジタリアン）週間、始まったんやね〜。朝ご飯はカーオパッヂェー（炒めご飯、ベジタリアン版）にパッペットゥア（長インゲンを辛く炒めたやつ）を乗っけてもろて、２５バーツです。

パッペットゥアの具にルクチン（つみれ）が入ってたから、オバチャンに「このルクチン、何？」って聞いたら「ルクチンヘッ（キノコでつくったつみれ）」やって！へ〜、ギンヂェー週間ってラーンアーハーンのウデの見せ所でもあるんかな？「ヂェー（ベジタリアン）」の看板出しとけば、お坊さんも安心してビンタバーッ（托鉢）に寄れるもんね〜。

食後はバイクでタラーッに戻って、ラーンガーフェーでガーフェーダム（ブラックのコーヒー、１０バーツ）をしばきます。ここ、川沿いで気持ちのええとこやね〜。。。

宿の前まで戻って来たんやけど、あんまり天気がええんでちょいバイクでお散歩に。ヂェーム川の対岸に昇った朝日、強烈やわ〜！！今日も雨降れへんのかな？

ホテルの敷地の端っこにはヤシの木が立ってて。。。

その向こうは、ホテル名「ペームヴィウ（フラットな眺め？）」の通り、山裾まで果てしなく水田！清々しい眺めやのう〜！

今日の宿代350バーツを払って８時半、バイクでドーイインタノンへ向けて出発です！その前に冷却水、ボトルで持って来てたんで満タンにしときましたわ。こんな街乗りスクーターで2,565メートルの山のてっぺんまで行こうっていうんやから、それなりの備えはしとかんとね〜！

まずは国道1088号線を東へ数キロ戻って、左折。。。

1192号線に入ります。イェーグインタノン（インタノン交差点）まで１９キロかあ〜。大した距離やないから楽勝かな〜？

南西の方角にはメーヂェームの町。。。

右手には東の山々を見ながら北上。。。

こんなな〜んもないとこでバイク停めて写真撮影したんは。。。

ここで20,000キロ達成です！10,000キロは今年の６月１日、ラオスのポーンサリーへ向かう途中やったから、４ヶ月ちょいで10,000キロかあ〜。これからも故障なく、ゴキゲンさんで走ってや〜！！

1192号線に入って数キロ行くと、キビシいヘアピンカーブが連続し始めて。。。

おお！てっぺん近くにチェディーが見えてるあの山がきっと、ドーイインタノンやね〜！予想通りてっぺんは雲で隠れとるけど、結構ええ天気やのう〜！雨降らんで助かったわ〜！

1192号線に入って２１キロ、1192号線の終点のドン突きを左折して。。。

今度は1009号線へ。1192号線に比べたらはるかに道幅は広いし舗装もキレイにされてるし、立派な国道ですわ〜！

９時半、ビューポイントの直前で急にガスが立ちこめて来て。。。

急坂の途中にハラハラしながらセンタースタンド立ててバイク停めて、階段昇ってビューポイントへ。しかし真っ白やのう〜。。。

ここのビューポイントは結構奥行きがあって、看板の３０メートルほど先まで歩いて行けるようになってますわ〜。

その端っこまで行って見下ろしても、見えるのは直下の国道1009号線のみ。。。

せっかく来たんやし時間あるし、ガケの端っこでぽけ〜っとガスが晴れるのんを待ってたんやけど。。。

逆にガス、濃くなって来たわ〜。もう直下の国道すら見難くなって来たのう〜。こらアカン、断念して先へ進もっと！

ビューポイントの１キロほど先には、さっき下から見えてたチェディーが！とりあえず置いといて、てっぺんを目指します！

ガスが濃くなって来る中、ヘリポートの横を通過。。。

てっぺんまであと３キロ。時々クラクション鳴らしながら時速２０キロでトロトロ進んでるんやけど、それでもちょいコワいのう〜。。。

１０時過ぎ、出発して３４キロ、ついにてっぺん到着！

うおお！さっむ〜！今日は長袖のカーディガンの上に長袖のジャンパーを着て、靴下も履いてるんやけど、それでもちょい肌寒いで〜！でも駐車場に人がチラホラおるんがなんかココロ強いわ〜！

駐車場から歩いて３０メートル、あっけなくタイ最高地点に到着！2,565.3341メートルって、タイにしてはエラい細かい（失礼！）書き方やね〜！でも誰がどう見ても、この「最高地点」の看板が立ってる場所よりも、その後ろとか周りの方がちょい高いんやけど。。。？ま、その辺はタイらしくってアバウト（失礼、かな？）でええ味出してますわ〜！

最高地点の看板のすぐ近くにはなんか祠があって、結構タイ人はお参りしてますわ〜。今ちょうど学校がピットゥァーム（休み）やから、家族連れで旅行とかしやすいんやろねえ〜。

キングインタノンメモリアルシュリーン（インタノン王の記念の祠）って書いてますわ〜。インタノンって、王様の名前やったんかいな〜！

このてっぺんの駐車場から手前（下）に200メートルほど戻ると、ビジターセンターがあって、こっちは結構な人で賑わっとるわ〜！

ドーイインタノン国立公園かあ〜。あっ！そう言えば国立公園の入場料、払うてへんやんか？！でも払う場所なかったよね〜？昨日他のトラベラーさんがバイクでドーイインタノンまで来た旅行記を読んでたんやけど、確かゲートがあってそこで入場料払ってたような。。。？ゲート、撤去されたんやろっか？いや、たぶんメーヂェームからドーイインタノンに来る人なんて滅多におらんから、メーヂェーム〜ドーイインタノンのルート上にはもともとゲートを設置してない、って考える方が妥当やろなあ〜。ま、理由はともあれ、タダで入れてくれておおきに！

ビジターセンター内には売店（写真左）、土産物屋さん（右）があって、さっむいからか売店はコーヒーやらカップ入りのママー（インスタントのフライ麺）を買う人で賑わってるんやけど、土産物屋さんは閑古鳥が鳴いてますわ〜。

ここにはチェーン店のカフェアマゾンも出てます。ただしコーヒー１杯４５バーツ！

で僕は１杯２０バーツのネスカフェをブラックで。。。ああ〜、寒さでかじかんだ指先が温まっていくわ〜。後ろの方からは「お父さん、カメラが冷たいよ！」って子供のニホンゴも聞こえてきましたわ〜。ここは結構な観光地やね〜！

ちなみに土産物屋さんで売ってるのは、こんなありきたりなドーイインタノングッズ。これでは閑古鳥が鳴くのは当然やろなあ〜。。。僕がここのマネジャーやったら、この場所だけ格安で山岳民族のオバチャンに賃貸して、何でも自由に売ってもらうんやけどなあ〜。。。

１１時前、ほなそろそろ降りよっか？バイクへ戻る途中、ツアーらしいロットゥー（ミニバン）のドアが開いて、人がぞろぞろ降りて来ました。しかしお姉ちゃん、Tシャツで寒ないんかっ？！カゼ引きなや〜！

てっぺんから５キロほどはガスで視界がほっとんど効かんから、時速１０〜２０キロでコワゴワと降りて行って。。。

ここで右折したらさっきのチェディーなんやけど、どうしよ？

まあでも、こんな近くの道路から見てチェディー（写真中央）がこんな霞んでるようでは、下界の景色は見れそうにないしのう〜。。。ってな訳でチェディーはスルーパス！

てっぺんから１０キロ弱、1009号線を降りて来て、分岐点へ。出来れば来た時とおんなじ道は通りたくないんやけど、直進したら100キロほど走って、昨日通った108号線からの50キロをもう１回走らなアカンのんよね〜。それやったら右折して。。。

来た時とおんなじ道を２１キロ戻る方がマシかな〜？で1192号線へ入って。。。

松林の中を下って行きます。松って結構ええ香りがするんやね〜。知らんかったわ〜。。。

1192号線に入って１５キロほどで、ようやく陽射しが復活！遠くの方にはメーヂェームの町も見えて来たで〜！

1192号線の終点近く、リゾートが４、５軒並んでるとこを通過したら、後はもう。。。

ものの数分でメーヂェームの町に到着です。ちょうど１２時、出発してから６８キロでガソリンスタンドへ。満タン給油（1.64リッター、６０バーツ、前回満タン時からの走行距離７９キロ）です。

そろそろ昼メシやな〜ってことで、宿の前を通り過ぎて水田の中を１キロほど南下、バーントーンファーイ（トーンファーイ村）へ。

道沿いのラーンアーハーンでお昼ご飯、ソムタムパーラー（小魚のソムタム、２０バーツ）、カーオニヤオ（５バーツ）です。

ここの人らにも「コンアライ？」って聞いたら、「コンムアン（平地のタイ人）」やって。「コンガーリアンユウナイ？（カレン族はどこにいるの？）」って聞いたら、「ユウカンボーン（（山の）上にいる）」って。やっぱり平地には住んでへんのんかな？

食後、デザートに果物でも買おっか？ってバイクでタラーッへ。食べる時に手がベッタベタに汚れるローンゴーンはどこの店先にも置いてるんやけど、めぼしいのが見つからんのう〜。。。でもタラーッ周辺は、こんなチャウカーウ（山岳民族）っぽい衣装着た人らが多いから、見てて楽しいな〜。

夕方シャワー＆洗濯を済ませて、さて晩メシでも！って思ってたら、１８時半前に電気がブツン！ありゃ〜、ファイダップ（停電）ですわ〜。宿の兄ちゃんに聞いたら、メーヂェームの町全体がファイダップやって！おお、こらオモロそうやから見に行こ！ってバイクでタラーッへ。ホンマや、町の電気が全部消えて、お店はみなティアン（ろうそく）で営業中〜。おお、風情があってええのう〜。

ラオスに行く時はいっつも懐中電灯持ってるんで、それで照らしながら見て歩いたら、ウマそうなムーピン（豚肉の炭火串焼き）が！２マイ（２本）１０バーツでお買い上げです。

ティアンで営業してるタラーッの隣では、銀行のATMが煌々と電気つけてしっかり稼働中！そっか！停電しても中に入ってる現ナマ、盗まれたりせんようにしてるんやろねえ〜。。。

さすがのセーウェン（セブンイレブン）も、非常用電灯は点いてるけど、POSレジが通信不能みたいで営業してへんわ〜。ハイテクはこういう時にちょい弱いのう〜。。。

で昨夜とおんなじラーンアーハーン行ったら、ちゃ〜んとティアンで元気に営業中！晩ご飯、ヤムムーヨー（豚肉のハムサラダ）とパッパックルワムミッ（肉野菜炒め）をご飯に乗っけてもろて、２０バーツです。

従業員の女のコにも「ファイダップボイボイロ？（しょっちゅう停電するのん？）」って聞いたら「ボイハア！（しょっちゅうです！）」道理でみんな、用意がええ訳やね〜。で半分ほど食べたところで突然電気復活！外の路上からも「おお〜！！」って歓声と拍手が聞こえましたわ〜。電気のある夜、当たり前やないんやね〜。おおきに！

で食後、セーウェンも復活したんで１０バーツのお菓子を1,000バーツ札でお買い物です。おおきに！

最後にパートンゴウォ（小麦粉を油で揚げたお菓子）屋台に寄って、パートンゴウォ１０バーツ、サンカヤ（緑色の甘甘のタレ）３バーツで買うて宿へ帰って来ました。さ〜て、今宵はネットのお供のお菓子もたっぷり！ゆるゆると深夜までネットしてよっと！

この旅行記へのコメント （4）

• 陶爺さん 2010/10/13 00:15:40

  メーヂェームの町好きです。

  はじめまして
  小生も今年7月に友人とレンタルバイクで
  パーイからメーホンソン経由で走りメーヂェームに
  宿泊しました　とても静かな町で景色もよく
  隠れた穴場です　来年1月には　チェンマイから
  時計回りコースでメーヂェーム宿泊を検討中です。
  次回タイツーリングの参考とタイ語の勉強に毎日見ています。　　

  keng-kengさん からの返信 2010/10/13 01:10:52

  はじめまして！

  陶爺さん、こんばんは。
  書き込みありがとうございます！
  
  メーヂェーム、ホンマ静かでそして景色が美しくて、ええとこですよね〜。
  町中では色とりどりの山岳民族の姿もちらほら見られて、見てるだけで楽しい町です。
  １月の乾季になったらメーヂェームのこの辺、結構避暑客で混むような感じがしますわ〜。
  とにかく北タイはホンマ、バイクであっちこっち旅して回るには最高の場所ですわ！！
  
  あ、タイ語はとにかく実戦で使ってるうちにだんだん話せるようになってきたタイプですんで、
  文法的にはもしかしたら間違ってるかもしれません！！
  とにかく意思が通じて楽しければばええんや！！ってなポリシーでやってますんで。。。
  ただ旅行記にタイ語を書くときは、「現地で通じるカタカナ」で書くよう心がけてはおりますです。

• oguraさん 2010/10/12 21:45:11

  初登頂おめでとう！

  keng-kengさん
  おばんです！
  
  アドレス６年目１８８００ｋ（３６ｋ/Ｌ）
  ＣＢ４００ＳＦこちらも５年目１５６００ｋ（２２ｋ/Ｌ）
  私の写真真空管アンプからＣＢに変更しました。次はアドレスにしようと思ってます。
  ちなみにスイフト５年目６００００ｋ（１５ｋ/Ｌ）
  ２００００ｋとはすごいです！燃費でも負けてます。
  
  山どうでした？
  エ〜何か違う！？私の山登りの体験上いつも思うことは、なんでこんな辛いことしているのかな〜？と思いながら、頂上について景色見て辛いことは忘れ、景色が見えなかった、また次回また来るぞ〜と・・・山登りはこちら想像する。
  マラソン（４２ｋ）も同じで、何でこんなことしているのだろうと思いながら走り、ゴールしたら次回のマラソン大会計画している自分がいました。
  最近は４２ｋ走る気力なし！
  完全にタイ化してきてるのかな〜
  
  無事下山でき、安心して旅行記見ることができました。
  
  ではでは
  
  

  keng-kengさん からの返信 2010/10/12 23:16:06

  おおきにです！

  oguraさん、こんばんは。
  いつも早速の書き込み、ありがとうございます！
  
  ホンダCB400SFですか〜！いいですね、これ〜！！
  長距離走る時は、ホンマはこれくらいのデッカいヤツで走りたいんですけど、いかんせんタイでのバイク輸入は関税がバカ高くて、なっかなか購入する気にならんのですよね〜。。。少々燃費悪くても、これだけ安定性の高そうなバイクやったら燃費なんてぜんっぜん気にならないと思いますわ〜。
  
  あはは、タイの山登りって、こんな感じですわ〜。山頂へのアクセスがこれだけラクやからこそ、年取っても息子・娘夫婦たちといっしょに山頂まで行ってお参りとか出来るんですよね〜。プーチーファーなんかは最後、駐車場から山頂までは700〜800メートルの登りを歩いて行かなアカンので、標高はドーイインタノンの方が900メートルほど高いんですけど、ドーイインタノンはラクちんですね〜！ただ山頂からの景色は。。。ガスで何も見えませんでした。。。
  
  ところでoguraさん、フルマラソンのご経験がおありなんでしょうか？
  素晴らしい健脚ですね〜！
  僕はもう思いっきりタイ化してしもて、日常生活で200メートルの距離を徒歩で行くことはまずないですわ〜。あるとすれば市場内とかショッピングセンター内を歩いてるうちにトータルでそれぐらいの距離を歩いてる、ってとこでしょうか？ヤバいですよね〜、こんなんじゃあ。。。
  
  もう日本では暮らせないのでは？と心配してるkeng-kengでした。
  ではでは。