奈良の旅（平城京跡＆興福寺周辺） - 2010年10月

2010/10/11 - 2010/10/11

遅ればせながらやっと平城遷都１３００年祭に行って来ました。
お天気もよく、人もたくさん、まったりとはいきませんでしたが、充実の奈良クイック散策となりました〜

訪問場所：平城京跡
　　　　　興福寺
　　　　　春日大社（鹿の角きり）

エリア 奈良市(奈良)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 私鉄

第一大極殿　よこ１

朱雀門より真北８００ｍ地点にあるそうで。

第一大極殿　よこ２

天皇の即位式や外国使節との謁見に使用されました。

第一大極殿　よこアップ

とにかくしっかりした雰囲気の建物です。

第一大極殿　内部天井（戌）

天井には十二支と四神（朱雀、玄武、白虎、青龍それぞれ雌雄）が描かれています。

玉座かな。

鴟尾（しび）

しゃちほこみたいなもん。この当時の大極殿のような中心となる建物にはあったとされています。

平城京ではこの鴟尾にまつわる出土品はないようで（と書いてあったような気が）、その理由としては、金属でできていたため、後の世代になり、再利用されたのではと考えられています。

朱色です。

首里城を思い出します。。

第一大極殿 正面

中国っぽいですねぇ〜なんか。

ちなみに、やはり気になるお金の話。
大極殿復元には約１８０億円かかったそうです。

また、建物自体は耐震構造であり、この平城遷都１３００年祭のあとにも引き続き観覧できるそうです〜（ガイドさんいわく）

平城京の正門＝＝朱雀門。

１３００年も今と同じような田園風景だったんでしょうか・・
なんとなく哀愁・・

ところ変わりまして、春日大社にやってきました♪

本日は年に一度、鹿の角きりでございます〜

オス鹿ちゃん受難の日なのです！！！

鹿の角きり

江戸時代から始まる伝統行事。発情期のオス鹿が危害を加えたり、お互いに突きあって（前述の写真のように）死傷することが多かったために始まったそうです。

追い込み

３頭の鹿を場内入れて、はっぴ姿の勢子（狩猟の場で、鳥獣を追い出したり、他へ逃げるのを防いだりする役目の人）が追い込みます。

捕獲

「十字」（竹を組んで縄を巻きつけた捕獲具）を使って、鹿の角に縄をかけて、たぐりよせます。

つかまった鹿と人の引き合い。。。

やはり鹿も抵抗します。あたりまえかぁ〜

抵抗むなしく、つかまってしまいました・・・

烏帽子、直垂姿の神官が水を飲ました後、角をのこぎりで切ります。


ゴリゴリいってましたねぇ

最後に、リリース。

あらら、角がなくなったよ〜

ちなみに、角きりを行うころには、角にはすでに血流が通ってないそうです。なので、血はでないらしい。
（まれに、でることもあるみたいですけど。）

バンビちゃんたち♪まったく人を怖がりません。

鹿ちゃんは、人の食べ物を食べるとダメだそう。人間の食べ物を食べると虫歯になって、物が食べれなくなるそうです。

鹿せんべいには、鹿にとって悪いものは入っておらず、与えても問題ないらしく、えさやりは必ず鹿せんべいをとのことでした。

お帰りは、興福寺にでもよって〜♪

【国宝】興福寺五重塔

すばらしい形状♪ １４２６年ごろに再建。

中に入りたかったけど、長蛇の列が・・・
あっさりあきらめ〜

塔は、お釈迦さんの舎利（しゃり）（遺骨）をおさめるとこだそうです。

今、骨があるかどうか知らないですけど。

【国宝】東金堂

これまた、並んでました。
並ぶのが嫌いなので、また今度次の機会にでも・・

国宝をダブルでっ

ぜいたくやわぁ〜
うん、これはぜいたくではないでしょうか。。

★おまけ　中谷堂

高速餅つきで有名です。

できたてを食べれます〜奈良の思い出に。

すごくやわらかいので、崩れやすいのがちょい難点。