2010/09/25 - 2010/09/25
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HACHI4さん
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オーストリアではシュトゥルムStrum、
ドイツではフェーダーヴァイサーFederweisser
と呼ばれる飲み物があります。
ブドウ果汁がワインへと発酵する途中のもので、
アルコール度はワイン並みなのに、
口当たりは甘くて軽くてジュースのよう。
発酵しきってしまったらワインになってしまう。
発酵途中なので、
瓶詰めしてもきっちり栓をすることができない。
そんな理由で、
9〜10月頃の期間限定・当地限定のお酒です。
「美味しいフェーダーヴァイサーが飲みたい!」
と調べていたところ、
小さな町(村?)でワイン祭りがあるとの情報を入手。
道中ケルンに寄ることもできるし、
ということで日帰り小旅行です。
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
週末限定のドイツ国内乗り放題切符を購入。
特急以外の電車であれば、
一日(正確には翌日午前3時まで)乗り放題。
37ユーロの切符1枚で、大人2〜5人までOKです。
遠出するならかなりお得。 -
ケルン中央駅に到着。
大聖堂はまさに駅の目の前。
ちなみに、
中央駅お隣のKOLN MESSE/DEUTZ駅で降り、
ライン川を渡るホーエンツォレルン橋を通って
ケルン市街に入ると、
大聖堂が徐々に見えてきます。
オススメの徒歩コースです。
(外人の観光客も結構歩いてました) -
大聖堂の正面。
高さが157メートルもあり、さすがに圧巻!
でも、高いがゆえに、
写真撮影には結構苦労します・・・
大聖堂へは無料で入れます。
また、EUR2払うと南塔(写真右の塔)へ登ることができ、
地上109メートルから
ケルン市街を見渡すことができます。
ただし、509段の階段を登ることになりますが(エレベーター無)。
健脚家の方はぜひご体験を!
(P.S.私達は登ってません。悪しからず〜) -
「正面入り口にオブジェが」と思ったら、
大聖堂の塔の先端部(原寸大)だそうです。
高さ9.5メートル、幅4.6メートル
もちろん、これを見た後に、再度先端部を見返して
しまったのは言うまでもありませんが。 -
入り口上部にある彫刻群。
イエス・マリアと12使徒像かな?
写真には写り切ってませんが、像は左右に7つずつあります。
という事は、像は14人…。使徒じゃないか。
とても手の込んだ彫刻です。 -
中央の回廊。
43.5mの天井の高さに、「おぉ〜」と小さく声を上げる。 -
降架後のイエスと、それを取り巻く人々の像。
-
両壁にはステンドグラスがびっしり。
一枚一枚に物語があるのはステンドグラスの常ですが、
綺麗だし、飽きませんよね。
カトリック教会に来ると、
昔の人々がキリスト教に傾倒していった気持ちが分かる気がしちゃう。 -
東方三博士の礼拝。
中央祭壇の奥には、
「東方三博士の聖遺物」が納められているそうです。 -
バイエルン王ルートヴィヒ1世が奉納した、
バイエルン窓。 -
クリスチャンではなくとも、厳粛な気持ちに。
-
大聖堂を後に、
続いては夫が今回どーしても行きたいと言っていた、
もう1つの目的地“4711”へ。
“4711”とは香水メーカーで、
オーデコロンの元祖。
※オーデコロン(Eau de Cologne)
=ケルン(英名Cologne)の水
遡ること300年強、
一人の修道士が若い夫婦の結婚のお祝いに
とある水(アクア・ミラビィス)を贈りました。
この水が、後にオーデコロンの始まりとなりました。
数年後、ケルンを占領したナポレオン軍司令官 ダウリア将軍が、
建物に通し番号を付けることを命じ、当時あった香水会社の
建物番号が4711番であったことから、この数字を商標登録しました。
4711
Grockengasse4711, Koln
月〜金9:00〜19:00 土9:00〜18:00 -
ショーケースのディスプレイが素敵。
-
お店の2階には、
過去のオリジナル商品など貴重な逸品や、
当時のお店の佇まいを描いた画を展示したコーナーがあります。 -
展示コーナー(2階)から店内を撮ってみました。
正直あまり大きなお店ではありません・・・。
ここに来なくても、
街中に4711の商品は売ってるし。
でも、ケルンを訪れる機会があったら、
“オーデコロン発祥の地”へ足を延ばしてみるのも一興かと。 -
4711の商品はオーデコロンのほか、
ハンドソープやシャンプー、
バスタオルなど幅広いラインナップ。 -
我が家では、夫のアフターシェーブローションと
妻のハンドソープを購入しました。
商品は4711の包装紙&リボンに包んでくれますので、
プレゼントとしても最適です。 -
ケルン中央駅へ戻り、
列車で一路ワインフェストの街Dernauへ。
駅前にそびえる大聖堂を再び。
やっと青空が見えはじめました。 -
Dernauへ向かう途中の車窓からの風景です。
横を流れる川はもちろんライン川。
北海〜ドイツ各都市(果てはスイス)の物流輸送に
欠かせない川です。
ここから少し上ったところには、
“ライン川くだり”で有名な
ローレライがあります。
今日も物資を乗せた船や観光船が
往来しています。 -
Bonnで乗換え。
ここからはローカル線の旅に。
と言いながら、列車は6両くらいありました。
帰りもBonnでの乗換えが必要になるので、
その時にBonn見学をする予定。 -
Bonnから約1時間で、ようやくDernau駅に到着。
ワインフェスト期間中ということもあってか、
たくさんの人がこの駅で降りました。
でも、駅は正直なところ、日本の信州にあるような
高原駅といった感じでした。
列車も1時間に1〜2本程度・・・
着いてすぐに帰りの列車の時間をチェックしてから、街中へ。
美味しいFederweisserに出会うことができるでしょうか?? -
ワインの街らしいオブジェ。
-
そして、丘一面に広がるぶどう畑。
-
街中では、いろんな所でイベントをやっていました。
街一番の教会前では、各ワイナリーのスタッフで構成した
バンドが何組か演奏してました。
小さな街のイベントなので、曲目や演奏時間は明確に
決まってはないようでした。
バンドには一応、コンサートマスター的な人がいて、
曲の開始/終了を仕切ってました。
が、曲の合間は、
タバコを吸う人やワインを飲む人、
お喋りをする人など、みんなバラバラ。
そんな人達のタイミングをみて、コンサートマスターが
次の曲を始める合図をしてました。
まぁ、みんなが楽しみながら演奏できれば良いのでしょからね〜 -
街中散策は後にすることとして、
とりあえずぶどうを見に、
丘のぶどう畑へ行くことにしました。 -
少し登ったところから、ぶどう棚越しにDernauの街並みを。
真ん中にある尖った建物が先程の教会です。 -
どの木にも、ぶどうがしっかり実ってます。
今年のワインの評判はどうでしょうかね。
今年のヨーロッパは冷夏(アイルアンドの火山噴火の影響?)で
天候不順な日が多かったので、少し心配ですが・・・ -
街からの眺めではわからなかったのですが、
丘の中腹にハイキング道らしきものがありました。
お天気が良いこともあってか、近郊の人たちが
大勢ハイキングを楽しんでました。 -
今回のワインフェストの看板です。
今年は、このフェストが始まって60年目とか。
結構歴史があるお祭りみたいです。
ちなみに、毎回ワインクィーンコンテストをやってるようです。
今年はどんな方がクィーンの座に輝くのでしょうか? -
ぶどうがいっぱい生ってる〜!
ワイン用のぶどうは
このまま食べても美味しくないのは分かってるけど、
美味しそう…。 -
一面のぶどう畑。気持ちいい〜。
-
街中に戻ってくると、ちょうどパレードの最中で、
何組かのワイナリー楽団が演奏してました。 -
今回残念なことに、飲んだワインの画像を撮るのを
忘れてしまいました・・・
ついつい、喉が渇いていたので、写真も撮らずに
飲み始めてしまい、2杯目以降は写真を撮ることすら
考えも及ばない状態に・・・
ということで、ワインの写真はありません・・・ -
こちらは、最後に寄ったワイナリー。
今回は列車での移動ということもあり、
ワインは購入しませんでした。
ということで、今回はこちらのワイナリーで
作っている蜂蜜のみ買いました。 -
ほろ酔い気分でDernau駅へ。
誰かの家をそのまま駅舎にしたような。
一見すると立派そうですが、どうやら誰も住んでいないようで、
あくまでも駅のシンボルみたいでした。
もちろん、駅員さんはいませんでした。 -
Dernau駅出発直後の車窓からの風景。
美味しいワインとFederweisserをありがと〜(^^) -
そしてBonnへ。
Bonnはもともと学園都市として栄えた街で、
大戦後から1999年まで旧西ドイツの首都でもありました。
駅舎はそこそこ立派ですが、駅自体はホームが
1〜4番線しかない、こじんまりした駅です。 -
Bonnといえばやはりこのお方。ベートーベンです。
街の中心にあるミュンスター広場にはこの通り、
ペンと五線譜を手にしたベートーベン像が鎮座してます。 -
なかなか凛々しいお顔。
ブサイクだったという話も聞くけれど、
実際どうだったんでしょ。
この像、似てるのかな。 -
街のマルクト広場では、
野菜や花などの市が立っていました。 -
そして、ベートーベンハウス。
手前の薄黄色の建物がハウスショップ、
その奥の薄いピンク色の建物がベートーベンの家。 -
こちらがベートーベンの生家。
ベートーベンは1770年にこの家の3階で生まれ、
22歳でウィーンに活動の場を移すまで住んでいました。 -
-
建物の外観には、ベートーベンの生家である証が。
-
今回は帰りの列車時刻の関係で、中を見学する時間が
ありませんでした。
これは、ショップから生家の中庭を移した風景。
生家の内部は記念館として、ベートーベンが使った楽器や
直筆の楽譜、補聴器、家具などが展示されているようです。 -
そしてショップには、彼のCDを始め、第九の楽譜の文房具や
ポストカード、はたまた彼のデスマスクの模型までありました。 -
ベートーベンハウスから中央駅へ向かう途中の
眼鏡屋さんのショーウィンドーには五線譜を使った
ベートーベンのオブジェが飾ってありました。
Bonnはやはりベートーベンの街ですね〜
私達はボン中央駅から列車で一路、最寄り駅へ帰りました。
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