2010/08/24 - 2010/08/24
274位(同エリア541件中)
alchemistさん
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マルセイユ、アヴィニョンとプロヴァンスを回ってニースのコンドミニアムに7泊。ここを拠点にコートダジュールを巡りました。帰国はイタリアのリヴィエラ海岸を経由してミラノから。10泊12日のひとり旅です。
1.マルセイユ
2.アヴィニョン
3.ニース
4.ニースから東へ(マントン、モナコ、エズ)
5.ニースから西へ(アンディーブ、ヴァロリス、カンヌ)
6.ニースから北へ(アントルヴォー)
7.ニースから南へ(遊覧船)
8.リビエラ(ラパッロ・ポルトフィーノ)
- 旅行の満足度
- 4.0
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朝日の中のエズが見たくて、6時には出発。
ところがバスセンターでバスの選択を間違え、100番のバスに乗ってしまった。
このバスはエズの麓を通過してモナコ経由でイタリア国境の町マントンまで行く。
正しくは82番のバスに乗るべきだった。 -
しょうがないのでモナコ観光に切り替え、モンテカルロで下車。
しかしまだ、7時半でどこもやっていない。
まずいことに便意を催してきた。このところやや腹が緩いのだ。
もしやと思いショッピングセンターでトイレを探すが見つからない。カジノの前の有名なカフェドパリでお茶しながら記念トイレをしようと思ったが、まだ準備中。まずい。ひたすらトイレ探しの旅に切り替えた。 -
モンテカルロはすごい山の街。上り下りがはんぱではない。そうこうするうちに無料のエレベータが存在することに気付いた。入っていくとラッキーにもトイレのマークを発見。しかしアンラッキーなことに鍵がかかっている。思うに8時からのサービス開始なのだろうか。やむを得ず、
やってるカフェを探そうと、海沿いまで降りてきた。そこで再びエレベータ発見。超ラッキーにもここで宿願達成。 -
モナコの街は10時ごろから動き出すらしい。ならばいっそモナコにこだわるより、別の街に行って戻ってこようと、イタリア国境の町マントンを目指すことに。レモンの産地でジャン・コクトーの美術館がある。
ニースのバスでなかったため、7日間パスは使えない。といっても1ユーロ均一である。
マントンのカジノ近くで下車。 -
マントンには不動産屋が多い。国境の町にリゾート開発ブームが押し寄せたということか。
安いものはスタジオで10万ユーロ台。多くは3部屋程度で3〜40万ユーロ。今日のレートは1ユーロ106円まで下がったそうなのでお買い得かも。 -
マントンはゆったりとした空気が流れるいい街だ。
コクトー美術館の前のカフェでクロックムッシュとカフェオーレの朝食。 -
コクトー美術館は残念ながら休館。
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なんにもない街だけど、そのことが気分を落ち着かせてくれる。
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街はリゾートの空気。深呼吸。
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再びバスでモンテカルロに戻り、バトービュス(渡し船)で王宮のあるモナコ・ヴィルへ港を横断。
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既におなじみのプチトランはモナコ・ヴィルの海洋博物館前発。
坂だらけの街を要領よく案内してくれる。 -
山の上からは港がはるか下に見える。
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モナコの大聖堂。
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グレース・ケリーが、本名のCRATIA PATRICIAの名前で眠っている。
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隣には夫である大公レニエ三世の墓も。
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宮殿の前には衛兵の姿も。
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いったんニースのバスターミナルに戻ってもまだ2時。2時40分のバスで行きそこなったエズに再挑戦することにする。
ターミナルでバスを待っていると、どうもおかしなおばさんが一人。
粗末な身なりで背中に小さなリュックサックをしょっている。顔つきもややいかがわしい。
ときどきこちらを見て挙動不審。もしや、すりや恐喝では。財布やバッグを確認し、警戒を強める。
バスが到着すると一緒に乗り込んできた。バスの乗客は10人足らず。ぼくが一番前の席を確保するとおばさんは真ん中より後ろの席へ。思いすごしなのだろうか。
出発間際、杖をついて足元のおぼつかないおばあさんが乗り込んできた。このおばあさん、なんとぼくの隣の席へ。確かにドアから一番近い席ではあるが、ほかの席はガラガラなのに・・・。
リュックのおばさんと杖のおばあさんの気味の悪い存在。警戒警報がぼくの中で高まる。
バッグをしっかり抱えているうちにエズビラージュ到着。
どうやら思い過ごしだったようだ。 -
この辺りにはサラセンの海賊の襲撃を避けて山中に籠った村がいくつも存在し、鷲の巣村と総称されている。その代表がここエズ。
地中海から垂直に立ち上がった山の頂上にひっそりと村が隠れている。
サラセンの海賊の猛威については、塩野七生の『ローマ亡き後の地中海世界(上・下)』がリアルに伝えてくれる。 -
かなり観光地化している村で、各国の観光客が訪れている。中でも中国の学生のグループがいた。この写真を撮ってくれたのも中国の若者。
それにしても日本の学生はなぜ見かけないのだろう。
中国の学生は、ちょうど我々団塊世代が世界にあこがれ海外旅行に出て行った段階にあるのだろうか。
ここがてっぺんの要塞。 -
上り下りの激しい石造りの道を奥に辿ると、この村唯一のホテル『シャトー・エザ』がある。
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上り下りで疲れた体を、シャトー・エザのコークで癒す。
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夕食はニースに戻り、日本人オーナーシェフの経営で地元で人気のレストランAMADA。
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和食レストランではなく、日本とフランス食材とのハイブリッドの創作料理を出す。
33ユーロのメニューの最初は、赤ピーマンとワカメの軽い酢のもののアミューズ。
ピーマンの甘みが際立ち、酸っぱさを抑えておいしい。 -
続いて、右奥から時計回りで、鳥の煮込み、いいちじくの煮物 、サーモンの刺身、海老と豆の煮物、ブロッコリーとカリフラワーの味噌風味の5点セットのアントレ。
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メインに選んだのはピーマンと茄子とズッキーニの実と花を使ったファルシー。
ピーマンがおいしいのはもちろん、ズッキーニの実と花が意外なおいしさ。これをウスターソースで食べる。こちらの人にはウスターソースが未知の味で、これの根強いファンも存在するという。 -
デザートはヨーグルトのジンジャーソース。
ややジンジャーの味が勝ちすぎでバランスに難があったかも。 -
ああおいしかった。
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