2010/08/11 - 2010/08/14
162位(同エリア309件中)
ナオさん
夏の北アルプスは最高です。雪渓には雪も残り、雪の解けたところや尾根筋には高山植物が咲き乱れます。
特に、今年のように暑い夏は、涼しい山の上で過ごすに限ります。
そんなわけで、針ノ木岳に登りに出かけました。なぜ針ノ木岳なのかというと、日本3大雪渓の針ノ木雪渓があるからです。私達、剣沢雪渓も白馬雪渓も下から登っているけれど、まだ針ノ木雪渓は登ったことがありません。
それに、種池から北の稜線は歩いているけれど、種池から針ノ木岳までの稜線を歩いたことがありません。そこで、針ノ木雪渓を登り、種池まで縦走しょうと思い立ったというわけです。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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扇沢を起点に、針ノ木雪渓を登り、針ノ木岳〜スバリ岳〜赤沢岳〜鳴沢岳〜岩小屋沢岳〜種池〜扇沢と歩こうと計画しました。
山を思えば山恋し
人を思えば山恋し
これは歌人で山男だった百瀬慎太郎の歌です。
彼は日本初の山案内組合を創立した人で、これから私達が登る針ノ木岳の針ノ木小屋と大沢小屋を建設した人でもあります。 -
私達が扇沢の町営駐車場に着いたのは、8月11日の午前7時20分です。急いで靴を履き替え、ザックを背負い、二本杖を持って出発です。
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扇沢は黒部ダムへと向かうトロリーバスの発着場ですから、観光客がいっぱいです。扇沢駅にずらりと並んだ観光客を尻目に、大きなザックを背負って、その横を通り過ぎます。
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車道の先、左手に針ノ木岳登山道入口の道標が見えました。
その手前にはテントがあり、登山届けの受付所が出来ています。私達も、装備などいくつかの質問に答えた後、7時30分、登山届けを書いて提出し、登山道へと入って行きます。
林道を横切り、道標にしたがってすすみます。 -
これはこれから登る針ノ木自然歩道の案内版です。
最初の目的地は大沢小屋です。扇沢から3km、コースタイムは1時間30分です。登山道と言っても、ここまでは遊歩道程度のはずです。 -
ブナの林を抜け、一般車通行止めの車道を横切り、また林に分け入り、ヤマアジサイの花を見て、小沢を渡り、針ノ木自然歩道と名付けられた道を歩き続けます。
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大沢小屋到着は9時15分。ここで20分の休憩です。その間に、雪渓の情報と、熊出没情報を仕入れ、針ノ木小屋へ予約を入れてもらいます。針ノ木小屋も百瀬慎太郎氏が昭和五年に建てた小屋で、大沢小屋とは経営者が一緒なので、ここからの予約が可能なのです。
ところで、熊情報ですが、熊は昨日の夕方、大沢小屋のすぐ裏に出たそうです。 -
大沢小屋をあとに、いよいよ楽しみにしていた針ノ木雪渓に向けて出発です。
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台風が近付いており、天気があまりよくないのが気がかりです。
雪渓への道は大沢小屋の裏から続いており、山裾を巻くようにつけられた道の両側、お花畑が広がります。 -
丸木橋の所で下山者に会いました。大沢小屋にいたときに下山して来た人がいましたが、小屋以外で会ったこの日の最初の下山者です。
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10時30分、ベンガラに染められた雪渓の取り付き口に着きました。早速持ってきた四本爪のアイゼンを着け、雪渓の上に降り立ちます。
この日の雪渓の上は、霧が巻いて、風も有り、恐ろしく寒いです。小雨が振りだしたので、雨具にロングスパッツも着け、完全武装で登ります。 -
今年は猛暑が続きましたが、針ノ木岳の雪渓は、まだ三分の二が残っています。枝沢も雪に覆われ、まだしっかりと本沢に繋がっています。
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時々ガス(霧)がまいたり、流れる中、道を間違えないようにと、気を配りながら雪渓を登って行きます。
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イチオシ
場所によってはクレバスが口を開けているところもあります。雪渓の幅が細くなって、傾斜が急になってくるとそこはノドと呼ばれているところです。
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ノドの急な登りをも頑張り、雪渓を登り切ると、お花畑が広がる山の斜面に、ベンガラによって導かれます。
ここからは雪渓を離れ、ジグザグに付けられた急な登山道を辿ります。夫はこの登りで、すっかりバテてしまいました。 -
この辺り、雪の解けた斜面にお花畑が広がっています。
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登るにつれて晴れてきて、展望は最高です!
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私達が、針ノ木峠に建つ針ノ木小屋に着いたのは午後三時二十分でした。大沢小屋から四キロメートル、コースタイム三時間三十分のところに五時間四十五分かけたことになります。ゆっくりでしたが、登りたいと思っていた針ノ木雪渓を登れたので満足です。
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この夜は針ノ木小屋に泊まります。台風が近付いているとあって、定員百人の針ノ木小屋の、夜の宿泊客はわずか十五名だけでした。
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八月十二日、小屋を揺らすすざましい風の音に眠れぬ夜を過ごした私達は、小屋を出て驚きました。
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イチオシ
私達が目にしたのは、針ノ木峠からのすごい朝焼けです。
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それは今まで見たことのない美しさで、谷も雲も山も真っ赤に燃えていました。
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針ノ木岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、みんなみんな黄金に輝いているではありませんか。
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感動している私達に、小屋の管理人さんは一言。
「朝焼けの美しい日は、山は大荒れする!」と。 -
イチオシ
本当にこの日は、山は大荒れで、私達はその日一日、小屋での停滞
を余儀なくされてしまいました。
でもこれだけの朝焼け、なかなか見れるものではありませんよね!
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