2008/12/04 - 2008/12/18
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クルーズコンサルタントさん
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南極の思い出話としてはずせない、世界最南端の郵便局についてお話します。
・・・がその前に。
南極はどこの国のものではないそうです。そして多くの国々の研究機関があります。
私がご案内したコースでは過去の研究所後はありますが基本的に無人の島や半島であり、雪も苔も石のひとつも決して持ち帰ったりしてはいけませんし、船からテンダーボートに乗る前、降りる前に、必ず消毒をしてます。
下船するときに持っていくのはデジカメ。お財布は基本的に持っていきません。
しかし!ポートロックロイへ下船するときだけは誰もがお金を用意します。
なぜならここからポストカードを送ることが出来るからです。
ここは今もイギリスの研究員が生活しています。
おびただしいペンギンと共に…。
いま、南極へ訪れた場合、基本的にペンギンには5メートル以上近くによってはいけません。
しかし!ここだけは例外です。なぜなら。。建物の周りがペンギンのルッカリー(営巣地)なのです。
ペンギンを見つつ、中に入ると、まず真っ赤なポストが目に飛び込んできます。
そして、訪れた人が、用意しておいたポストカードに貼る切手を購入したり、かわいらしいお土産を手に取ったりしています。
ポートロックロイと書かれた貴重なお土産は、南極価格で結構なものですが、せっかくココまで来たんだし、という思いで、ついつい手が伸びてしまいます。
そして、実際に生活しているお部屋は昔のままの展示もしてあって、なんだかすごい昔の缶詰の空き缶やオートミールの箱が並べてあります。
でもよくみると…さっきまで使用してたかのような毛布も・・やっぱりここで生活しているのですね。
小さな小屋を一通り見て、ペンギンの写真もとり、例に漏れず?私も葉書を書きました。
いつもは絶対、そんなこといわない家族のものから「南極から葉書を送って欲しいッ」と強く懇願されたからです。
せっかくなので自分宛にも書いて、赤いポストに入れました。
スタッフたちは、いつ届くかはわからないよ、なにしろ、回収先はロンドンの郵便局だから、郵便船がいつ来るかはわからないのでね。といわれました。
どきどきしましたが、帰国して数ヵ月後に届きましたので、良かったと思いました(笑)
南極からロンドン経由ではるばる届いたポストカードを見ると、南極を訪れたときの情景や、葉書にこの感動をどう残そうかとあせったときの気持ちがありありとよみがえってきます。
ちなみに、ポストカードには住所と名前のほかには一言しか書いていませんでした。
「よくきたね」
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