2010夏　青蔵鉄道でチベットへ　（２）青蔵鉄道23時間

2010/08/07 - 2010/08/13

2010年8月、青海チベット鉄道に乗って訪れたチベットの旅。ちょうど、雪頓祭（ショトン祭）の初日に当たって、デプン寺の大タンカ御開帳にも立ち会うことができました。

（２）は西寧からゴルムド経由ラサまでの、青海チベット鉄道、23時間の旅の記録。
運よく、一等寝台（軟臥席）に乗ることができましたが・・・

画像は、地図上にだいたいの経路を示したもの。

旅全体のインデックスはこちらです。
http://www.my-cosmos.jp/mypage/weblog/blog/8/62300

エリア 中国

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 4.5
• グルメ: 2.0
• 交通: 2.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: JTB

■8月9日（月）

青蔵鉄道、一等寝台の通路です。

一等寝台のコンパートメントには扉がついていて、ロックもできるのでちょっと安心。

コンパートメントの中の様子。

4人で一部屋（2段ベッドが向かい合わせ）。テーブルの上には、熱いお湯の入ったポット。枕元には酸素吸入できる装置も。

二等寝台や座席の様子はこちら。
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22時40分に乗車して、目が覚めたら外は砂漠でした。列車は思ったほど揺れず、音も気にならないくらいなので、意外と眠ることができました。
http://www.my-cosmos.jp/mypage/weblog/blog/8/61671

朝はお粥。食堂車でいただきます。
http://www.b-shoku.jp/modules/wordpress/?author=8&p=170857

朝9時ごろ、ゴルムド駅を出て少ししてから通り過ぎた川。このあたりは標高2800m程度なので、楽勝です。

11時半前に通り過ぎたのは沱沱川。長江（揚子江）の源流。

可可西里（ココシリ）高原を走ります。時々チベットかもしかを見かけます。

が、走る列車の中からはなかなか写真を撮れません。

どんどん登ります。
http://www.my-cosmos.jp/mypage/weblog/blog/8/61697

14時ころ。高原を人が走っていました。すごい！

ちょうど昼食をとっているとき、青蔵鉄道の最高地点、5072mの唐古拉（タングラ）峠を通過しました。
http://www.b-shoku.jp/modules/wordpress/?author=8&p=171432

その直後、唐古拉駅を通過。

ここからチベット自治区に入ります。

そうそう。この日はちょうど、車掌さんのお誕生日だったらしく、バースデーケーキがふるまわれていました。

なんだか懐かしいケーキですね。

私は、というと、すでに高山病にやられて、食欲がありません。昼食もほとんど箸をつけず…

西寧で買い込んだ、高級ミネラルウォーター「崑崙山」（1本5元）で命をつなぎます（笑）

17時少し前。山と湿原、そして動物。チベットらしい風景ですね。

標高4500m以上の高原が続きます。
4000mを越えると耕作できず遊牧のみに、5000mを越えると無人になるのだそう。

途中列車は、標高4590mの地点にある淡水湖、錯那湖の湖畔へ。

吸い込まれそうなブルーです。

遠くに見える雪山は、標高7162mの念青唐古拉山でしょうか。

もう19時を過ぎました。

20時過ぎ、ようやく陽が沈もうとしています。東西に5000kmも長い中国ですが、たったひとつの時刻を使っているのです。

22時。ようやくラサ駅に到着しました。

景色はすばらしかったけど、高山病で頭痛と食欲不振。なんといっても、トイレが途中から信じられない状態になって行くのが苦痛でした。

ああ、疲れた。もう一度乗るか、と言われると…