2010/08/20 - 2010/08/24
78位(同エリア133件中)
キーさんさん
この満州紀行で最後に訪れたのは,長春です.調べてみると,この町は未開拓の地に日本が都市計画をして建設したということです.旧満州国の首都,新京というわけです.旧満州国時代の建築物がおおく残っており大変興味深いです.半日で駆け足でめぐります.ハルビンから旧満鉄で長春につきました.この数日後,北朝鮮の金総書記が長春を訪れたことが話題になっていました.今回,瀋陽は訪れませんでしたが,これで中国東北地区の主要な都市を巡ったことになります.
- 旅行の満足度
- 4.5
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ハルビン駅の改札です.大勢の乗客と手荷物検査などでここまでたどり着くまでが一仕事でした.この駅で伊藤博文が,抗日朝鮮人に暗殺されたのかと思うと感慨深いです.
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乗車する列車の気動車です.20両編成ぐらいではないでしょうか.
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この列車は,ハルビン発ー北京経由ー泰州行きのようです.
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列車に乗り込む様子です.硬座車というので板張りの座席かとおもいきや,薄めのソフトシートでした.車内と車窓を撮影し忘れましたが,列車の座席は2+3の横5人掛けでした.また,ハルビンから長春まで旧満鉄の車窓は荒涼としたものを予想していましたが,一面トウモロコシ畑でした.この景色をみると街でトウモロコシ1本1元でもイクスペンシブに感じます.
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2時間半ほどで長春駅に到着しました.
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長春駅の正面です.赤文字の「長春」映えてます.
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長春は大学の街でもあり,新学期が始まる時期なので長春駅前にはそれぞれの学校の案内プラカードを持つ迎えの人でごった返していました.
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昼食をとったあと、「長春偽満皇宮博物院」つまり、満州国皇帝溥儀が193年から1945年まで滞在していたところにやってきました。
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溥儀とその妃たちの写真がポスターになっていました。
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この興運門が内廷への入り口です
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宮内府の内部です。建物は四合院風に造られています。
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「緝熙楼」といわれる建物で、溥儀や皇后の婉容、第三夫人の譚玉齢の寝宮だったそうです。
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婉容の応接室だそうです。
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理髪室もありました。
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溥儀の書斎です。溥儀と御用掛だった吉岡安直がソファーに座って話をしている様子をロウ人形で再現しています。結構リアルです。
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第一夫人の婉容がアヘンを吸っている様子がロウ人形で再現されています。
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第三夫人の譚玉齢の応接室だそうです。
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溥儀が政務を行った「勤民楼」という建物です。
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会議室でしょうか。レトロな雰囲気です。
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1934年3月1日に溥儀が満州国皇帝の即位式典を行った正殿の「勤民殿」だそうです。立派な椅子があります。
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「賜宴殿」といわれる部屋で、重要な式典や祝典を行った後に宴会を行う場所であったようです。
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口の字型の建物になっている勤民楼の真ん中には中庭があり、樹木が一本植えてあります。
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溥儀を乗せた車列の写真です。
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上の写真に写っている、溥儀の御料車がそのまま残っています。この車や人民解放軍のトラックのミニカーが販売されていました。
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「同徳殿」という建物です。「勤民楼」や「緝熙楼」は、
仮宮殿とはいえあまりにもお粗末ということで、
日本人による設計で新たに「同徳殿」が建てられたようです。
帝冠風の建物で、屋根は黄色の瑠璃瓦となっています。 -
入り口のホールのシャンデリアです。
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溥儀が執務を行ったり、官吏や来賓に謁見する「叩拝室」だそうです。種々の理由から溥儀はこの建物をほとんど利用していなかったようです。
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満州国当時の汽車が外に展示されていました。
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日中戦争に関する展示物もありました。
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何かしらの講和のための署名の様子を再現しています。
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731部隊の細菌実験と思われる様子が再現されています。韓国でも日本軍の蛮行を展示した施設がありましたが、当地の中国人はどのように感じているのでしょう。
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次にその日本軍の関東軍司令部の建物を見に行きました。たしかに城郭の雰囲気です。かなり違和感のある建物です。なぜ、満州国に日本式のお城が?
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旧国務院の建物も見に行きました。
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少し小路に入ると、ロバ様の馬が引く荷車でスイカを売りに来ている農家の人を見かけました。なんだか牧歌的です。
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地元の市場の前には三輪自転車にのせられた種々の食べ物が並んでいます。
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夕食後、ホテルで一休みして夜の長春の町を見にゆきます。
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ホテル前のバス停から路線バスに乗って、長春の繁華街、重慶路へやってきました。
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夜の重慶路の様子です。メインストリートはそれほど特徴的というわけではありません。
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重慶路にあった本場の「長春飯店」。おなかに余裕があったら入ってみたかった。
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重慶路に並行して重慶胡同というのがありました。
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裏路地ではあちこちで、先祖を呼び戻す焚火様のことが行われていました。最初はゴミを焼却しているものと思っていましたが、よく見るとおまじないの紙片を燃やしてることがわかります。
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重慶路で食べた肉串は3元でした。
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重慶路と並行してる裏通りの様子です。こちらのほうがなんだかほっとします。
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この通りにあった地元旅館の値段表。シングル1泊20元(300円もしない)からです
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長春の甘栗屋さんです
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ホテル近くの地元のスーパーです。ここで夜食を買いこみました。
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ホテルの窓からの風景。南湖が鉄塔の向こうに見えます。
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朝食後、ホテル近くを散策。地元の八百屋さんです。
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地元の総合市場。朝からにぎわっています。
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ここにあった、惣菜類の価格を示した看板、1.5元から5元ぐらいです。
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路上(歩道)で豆腐を切り売りしていました。
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地元の食堂のようです。
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三輪トラックに果物が積まれています。
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こちらは桃とさくらんぼでしょうか。色鮮やかです。
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昨夜、路地で燃やしていたおまじないの紙束です。何やら模様がいろいろ書かれています。
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