2010夏の満州紀行①（大連，旅順）

2010/08/20 - 2010/08/24

かねてより関心のあった旧満州，東北三省の主要都市（大連，長春，ハルビン）を駆け足でめぐります．関東（東北）地区は中国の他の都市とは違い，都市の歴史が浅く日露が覇権をあらそっただけあって，日露をほうふつとさせる遺物が興味深かったです．旧満鉄の荒涼とした車窓からの景色を予想していましたが，少なくともハルビンー長春間はトウモロコシ畑の連続でした．まずは，大連，旅順を紹介します．表紙の写真は旧ヤマトホテルであった大連賓館のプレートです．

エリア 大連(中国)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.0

• 交通手段: 鉄道 観光バス
• 航空会社: 中国南方航空

中国南方航空で，地元から大連まで直行で飛びます．

大連の国際空港には午後到着です．大連の街中は高層ビルが林立する大都会です．その中には日本統治時代の面影を残す戦前の建築が数多く残されています。時間の少ない中で建物物探訪を楽しみます。
涼しい東北を期待していましたが，この日の大連はかなり蒸し暑かったです．日本猛暑と同じ現象でしょうか．

まずは，中山広場（旧大連大広場）に面した大連賓館（旧ヤマトホテル）に到着。

レトロな雰囲気のレセプションです

レトロな会議室？

よく修復された接待パーティー用のルーム

大連賓館からみえる建築物

大連賓館からみえる戦前の建築物

大連賓館からみえる戦前の建築物

満州時代の大連の繁華街を描いた絵．

大連賓館に隣接する旧満州時代のの建築物

次に，旧満鉄本社の建物を訪ねました．ここが満鉄の本拠地だったところかという感じ．満鉄のマークが入ったマンホールのふたを見るのを忘れていました．

次に旧日本人街といわれる通りを訪ねましたが，少なくとも表通りはテーマパーク化していて，期待外れでした．

旧日本人街には車通行禁止か，遮断機もあります．小旗がたくさん飾られています．

次に訪ねたのは大連港にある旧港事務所の建物です．今も現役で使われています．ここから，引き上げの人々が出航したのかと考えると感慨深いです．抑留者の引き上げは１９５６年ごろまで続いたとのことですから，戦後１０年も続いたことになります．

宿泊した中山大酒店です．最上階のレストランは回転展望型です．

荷物をおいて，ホテル前の屋台通りを歩きます．夕食前なのでまずは見て歩き

ビル群が近くまでせまるまだ開発されていないところです．モダンなホテルの目の前に露店があるのは驚き

ロシア風の建物も見えます．

これも見るからに旧満州時代の商業ビルと思われます．

昼間の大連商場のビル．これは新しいです．ホテルの周りはかなり繁華です．

夕食をとったレストラン近くに地元の人向けの市場がありました．

種々の食料品が並んでいます．

肉屋さんです．肉は保冷されていません．虫取り紙がらせん状に回っています．

青果屋さんです．スイカがおいしそう．

ホテル近くの屋台で食べた大瓜の串刺し切り売りを食しました．

露店の果物屋

露店の漬物屋

露店の惣菜屋

大連駅近くの天津街を散策しました．露店，屋台がたくさん出ており，地元の人たちでごった返しています．結構長い通りでした．

ホテル近くの今日の昼間見たビル．

夜の旧三越のビル，ピンク色で現在はファッションセンターになっています．

裏手の通りの旧来の古い建物を利用した商店．

ホテルに隣接するモダンなショッピングセンター．時間が遅かったので中にははいれませんでした．
１日目はこれで終わり，明日早朝に大連駅周辺を再度散策し，その後，旅順方面へ向かいます．次の旅行記で報告します．