伊吹山お花畑　（１日目１／３）

2010/09/12 - 2010/09/13

久しぶりに５０＋のツアーに参加して、琵琶湖の周りを２日間楽しんだ。
本編は、伊吹山のお花畑である。この夏の猛暑でお花畑も心配されたが、日本海にも近い伊吹山の山頂付近は素晴らしいお花畑で楽しませてくれた。
花図鑑を片手に、花の名前を確認しながらの登山は楽しいものだった。


コースは
９／１２　（１）伊吹山お花畑
　　　　　（２）醒井宿(梅花藻）
　　　　　（３）黒壁スクエア
９／１３　（４）彦根城
　　　　　（５）石山寺、三井寺、比叡山延暦寺　　

エリア 米原(滋賀)

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: 観光バス 新幹線
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

９月１２日(月）第１日目　伊吹山へ

新横浜　６：４６発

ツアー旅行は朝が早い。ビジネス客の出る前に新幹線に乗り込む。今回もＮ夫妻と同じツアーで楽しんだが、Ｎ夫妻は５時前に家を出ている。
ツァーは１５名で添乗員が１名付いた小規模な団体ツアーになった。

富士山も良く見える

大好きな富士山も車窓から良く見えて、今回のツアーの天気を保障してくれる様だった。

米原からバスで

米原には８：４９に着き、すぐにバスで伊吹山に向かう。添乗員に加えて、現地ガイドさんが付き、一向１７名の旅となった。バスは大型なのでゆっくり座れてよい。

お山はガスっているみたい

地上は晴れていたが、山頂付近にはガスが見える。伊吹山は日本海の影響も受けて、すぐにガスが発生して濃霧に包まれることが多いとの事。あまり、期待しないほうが良いが、期待したい。伊吹山ドライブウェイを登っていく。

山頂は晴れていた（２枚合成パノラマ）

１０：２０にバスは９合目に着く。山頂をみると期待通り晴れていたが、遠く北アルプスは残念ながら、雲の中だった。

登山開始

頂上までの登山ルートは３つある。西コースが頂上まで４０分、中央コースが２０分（急勾配）、東コースが６０分（下り専用）なので、ほとんどの人が東コースから登山する。
日本百名山にも数えられる伊吹山だが、９合目までドライブウェイが出来て、東京なら高尾山にでも登る感覚だ。
しかしながら、冬場は日本海の風を受けて、大雪になることも多い。

山頂はすぐそこ

９合目の駐車場から見た山頂。まっすぐ登るのが中央コース。

西コースから登山開始

標高１，３７７メートルの頂上を目指して、花を見ながらゆっくり登っていく。ここは、１，２６０メートルなので、１２０メートルくらい登ることになる。

すぐにサラシナショウマの群落が

あちらこちらに群落が見られた。草原に生える多年草。

アップで

伊吹山は、１５５８年から織田信長が南蛮人から薬草を入手して、伊吹山に５０ヘクタールものの菜園を作った。
伊吹山は薬草にもなる花が多い。

シオガマギク

アキノキリンソウ

さて　？

イブキトリカブト

猛毒のトリカブトも沢山見られた。薬草としても使うのだが、薬と毒は紙一重。

ルリトラノオ？

フジテンニンソウ

ツリガネニンジン

名前の通り釣鐘みたい。

ダイコンソウ

ハクサンフウロ

ワレモコウ

ヒメフウロ

イブキアザミ

シモツケソウ

フジサク

山頂到着

花をいっぱい楽しんで、１１：１０に山頂に到着する。山頂には、１９１２年に作られた日本武尊の石造が有る。

日本武尊の伝説が日本書紀に記述されている。
今から2千年ほど前に、日本武尊は伊吹山の荒神を退治しに登るが、途中山の荒神を怒らせ、大氷雨降られてしまい退散した。伊吹山のふもとの清水で回復した。それが、居醒の清水と云われている。（旅行記の続きに記述）

山頂には

伊吹山測候所の跡。２００１年に幕を閉じた。
１９２７年に、積雪量１１．８２メートルの世界記録を観測した。
ちょっと信じられないが・・

お弁当タイム

１１時過ぎとやや早かったが、山頂でおにぎりを頂く。山はおにぎりがよく似合う。
標高１、３００メートルを超える山頂はもっと涼しいと思ったが、日が照っているせいもあり暑いくらいだった。

ワンちゃんも

一緒に頂上まで登山していた。頂上ではハアハア息をしていた。

ミゾソバからハチが

花から花へ　アキノキリンソウ？

下りは緩やかな東コース

６０分かけてゆっくり降りる。
また、花の観賞を始める。

ミツバフロウ

？

降りもサラシナショウマがいっぱい

イブキアザミ　コイブキアザミ　？

コイブキリンドウ

キオン？

ツルニンジン

下山完了


１時間かけてゆっくり下山した。表示板で確認したが北アルプス方面はやはり雲の中だった。

芭蕉の句が

　　そのままよ
　　　　　　月もたのまし
　　　　　　　　　　伊吹山

１６８９年「奥の細道」結びの地大垣に到着する。５ヶ月２４００キロの長旅で、大垣で２週間疲れを癒した後にこの句を詠んだ。
伊吹山は月の力など借りなくてもそのままで立派な山だよという意味。

立派なお山です

次の目的地に向かう車窓から伊吹山を見る。来るときには有った雲も無く、芭蕉の句の通り堂々たるお山だ。

伊吹山の３時間のハイキングは、お花畑を見ながらのさわやかな楽しい旅になった。

バスは醒井宿に向かう（続く）