情熱の国！！スペイン旅行～異文化融合の不思議な街コルドバ～

2009/09/19 - 2009/09/19

初めてのヨーロッパ旅行！！
イタリアやフランスも良いけれど、以前から夢見ていたスペインへ行ってしましました。
どこまでも広がる大地、巨大な大聖堂、陽気な人々、情熱的なフラメンコ、美しい建築や美術品の数々……。
スペインは魂を揺さぶるダイナミックな魅力で溢れていました。

トレドからAVEに乗ってアンダルシア最初の町、コルドバへ。
アンダルシアらしい白壁のユダヤ人街やイスラム文化を色濃く残したコルドバは、ヨーロッパらしくない不思議な街でした。

エリア コルドバ(スペイン)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー
• 航空会社: ブリティッシュエアウェイズ

トレドからマドリード経由でコルドバに到着しました。
AVEは快適でした。
車窓から見えるは果てしなく続く大地とオリーブ畑。

まずはユダヤ人街を目指し、コルドバ駅から歩くこと30分程。
途中迷子になりかけましたが、親切なお婆ちゃんに道を教えてもらって何とか歴史地区に辿り着けました。

犬の可愛さは万国共通ですね。

白壁の家々がとても綺麗でした。
アンダルシア地方の壁は白いのは、強い日光を反射し、家内の温度上昇を防ぐためなんだすです。
９月のコルドバとグラナダは意外に涼しかったですが、セビリアはとても日差しが強かったように思います。

黄色がとても映えますね。

ユダヤ人街を抜け、次はアルカサルに入りました。
入場料は4ユーロです。
昔のモザイク画や遺跡のようなものがありました。

アンダルシアにはオレンジの木がいっぱい植えられています。
まだ食べれそうにないですが…。

アルカサルは庭園がとても綺麗でした。
よく手入れされています。
花もたくさん咲いていて和みました。

こんなのもありました。
なかなか凝ってます。

次はメスキータ周辺を散策しました。
一気にアラビアンな雰囲気になります。

綺麗なモザイク調のタイル皿が売っていました。

メスキータから少し北に行ったところに｢花の小道｣という有名なポイントがあります。
可愛らしい家の間からメスキータのミナレット(尖塔)が見える絶妙な撮影スポットですが……観光客がかなり多くて辟易します。
私が行った時は中国人団体客が大量に押し寄せてきました。
こういうところに現われるのは日本人と中国人ばかり。

オレンジの木が植えられた中庭を通り抜け、いよいよ最大の見所メスキータ内部に入場です。
入場料は8ユーロでした。

メスキータ内部に入ると、目の前に広がる大理石と赤レンガを交互に組み合わせたアーチが広がる「円柱の森」に圧倒されます。
オレンジの色彩が綺麗でした。

本来モスクは明るいものなのですが、キリスト教徒による改築で入口以外の門を全てふさがれてしまったため、メスキータは薄暗くなっています。

宝物庫には凄い財宝(？)が！！

メスキータはイスラムのモスクですが、内部にキリスト教の大聖堂も作られています。
レコンキスタのコルドバ陥落後、カルロス5世によって大聖堂が増築されたんだそうです。
…歴史的価値の高い異教の建築物を破壊し、中に自分達の聖堂を築くという所業は感心できるものではありません。

ちなみに当のカルロス5世は工事現場をたまたま通り、「世界のどこにでも有るような物を造るために、どこにも無い物を壊した」と嘆いたと伝えられています。

メスキータの外観も見ようと思ったのですが、残念ながら工事中でした…。

次はグラナダに移動する予定だったのですが、お腹が空いてきたのでパティオで食事しました。
コルドバにはこういった可愛い店がいっぱいありました。

私がまず頼んだのは、ガスパッチョ・ブランコという冷たいにんにくのスープでした。
コッテリし過ぎていることもなく、とても美味しかったです。

飲み物はスペインで観光客がよく飲むサングリア。
これって元々は古くなったワインを誤魔化すためにフルーツ類を入れまくった飲めるようにしたという、お婆ちゃんの知恵的な飲み物なのですが、なぜか外国人に人気なんだそうです。

それとテールシチューも頼みました。
なかなかボリュームがあり、しかも美味しかったです。

食後はタクシーを拾って駅に戻りました。
さすがに帰りも徒歩というのは…。

グラナダへはバスで向かいます。
バスターミナルは駅のすぐ近くにあります。
バスについては、こちらのサイトが参考になるかと思います。
http://www.alsa.es/portal/site/Alsa

バスの車窓からも果てしない大地とオリーブ畑が広がります。
ずーっと見ていると変わらない景色についウトウト…。

途中白い家々が広がる村を通ります。
今回は行けませんでしたが、ミハスやフリヒリアナにも行ってみたいものです。

グラナダまでは２時間半程の旅でした。