2010/08/20 - 2010/08/22
2662位(同エリア4199件中)
ぶたぴよさん
およそ20年ぶりに訪れることにしたベネチアです。まだ海外旅行の経験も少なくお金もない時代に行った当時、「もっと大人になってもっとお金を稼いでもう一度訪れよう」と誓った、ベネチアへの念願の再訪です。
意外にも、20年経った自分は、お金を持ってブランドでショッピングして、高級レストランでお食事して・・・という気持ちに全くなれず、「ベネチアの人たちの空気を肌で感じて、迷路の小道をただ歩きながら、小さな風景に感動したい」と素直な気持ちで足を踏み入れたのでした。。。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 鉄道 船
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ミラノから列車で2時間、水の都ベネチアの玄関、サンタルチア駅に到着しました。
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駅を出るとすぐ前に、もう水上バスヴァポレットの乗り場がありました。この街は車両は一切通らず公共の交通手段はこのヴァポレットだけだそうです。その他も水上タクシー、自家用ボート、ゴンドラ、全て水上の乗り物だとか。おとぎの国みたいですね。
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ヴァポレットの乗り場に行くと、チケットカウンターに多くの観光客が並んでいました。1回券は6.5ユーロです。私たちは48時間チケットを26ユーロで買いました。高いなと思ったけど、結果としては大正解。この後どれだけヴァポレットに乗ったことか。。。48時間チケットおすすめしまーす。
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ヴァポレット急行2番に乗って、サンマルコ広場近くのホテルに向かっていざ出発。目の前に広がる光景は全てが感動で、いきなりシャッターチャンスの連続です。
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建物の間には小運河がこのように流れていて、
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運河の中に建物がまさに浮かんでいるようです。
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サンタルチア駅から有名なリアルト橋を通り過ぎて、サンマルコ広場まで、カナルグランデと呼ばれる大運河を30分弱で下っていきます。
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ヴァポレットの乗り場近くには運河沿いにかわいらしいカフェが並んでいます。
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ゴンドラも集まっていて何だか絵葉書のようです。
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リアルト橋が見えてきました。観光客がいつでも溢れていて、ベネチアで一番活気のあるポイントですね。
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小さな運河も絵になります。
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サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会です。ベネチアン・バロック様式を代表する建築だそうです。
1603年にペストの終焉を神に感謝して建てられたそう。サルーテって健康って意味ですものね。 -
大運河からアドリア海に出ました。
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私たちが泊まるLUNA HOTEL BAGLIONIに到着しました。実は今回ホテル選びに迷いました。折角だから5つ星ホテルをと、選びに選んでこのルナホテルにしました。結果は大正解。ホテルはサンマルコ広場からたった1本入ったところなのにとても静かで、専用の船着場もあります。裏口の並びには有名なハリーズバーもありますし、裏口を出るとすぐそこは3月22日通りと呼ばれるブランドショッピング街があります。ロケーションも最高です。
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ロケーションも最高ですが、ホテルの中がとても素敵です。まずはこれがロビーです。元々貴族の宮殿だったらしく、ベネチア最古のホテルと言われるだけあってお姫様気分になれます。
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ホテルの至るところに中世の貴族の衣装が飾られています。
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お部屋もまさにお姫様気分です。
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部屋の窓からはアドリア海が見渡せます。
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シャワーを浴びて一息ついて、早速街探索に出てみました。
まずはこれが有名なサンマルコ広場です。 -
サンマルコ寺院です。正面入口の上に置かれている4頭の馬の銅像(現在置かれているものはレプリカ)は、もともとコンスタンティノポリスの競馬場にあったもので、1204年の第四回十字軍の時に略奪され、ヴェネツィアに運ばれたものだそうです。
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このサンマルコ寺院(大聖堂)は、828年にヴェネツィア商人がアレキサンドリアから聖マルコの聖遺物(遺骸)を運んできた(盗んできた?)ことを記念して建てられたのが始まりで、現在の寺院は1090年代に完成されたもので、ビザンチン建築の代表的記念建築物だそうです。
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サンマルコ寺院の右脇には、ドゥカーレ宮殿があります。
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鐘楼もそびえたっています。
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更に街歩きを進めると、こんなゴンドラの優雅な光景も至る所で目にすることが出来ます。
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そろそろおなかも空いてきました。
いよいよ今夜の飯所「アル・マスカロン」に到着です。今回の旅で最も行きたいお店でした。ホントに気軽な街の居酒屋なのですが、イギリス映画の「007」でジェームス・ボンド役がロジャー・ムーアだった頃、ヴェネツィアでのロケ中にムーアは日に何度もこの店に来てワインを一気飲みしてはさっと出て行ったそうで、期待は高まるばかりです。 -
店に入るとこんな感じで親父さんが出迎えてくれます。
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盛り上がって思わず一緒にパチリ。
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ここはお店の雰囲気も良いし、とにかくお料理が美味しい!
まずは、前菜盛り合わせです。
マテ貝にムール貝、口に入れると溶けてしまうほど柔らかいタコ、海の香り一杯の新鮮なイワシ、スキャンピ(手長海老)に白海老。ハウスワインの白と共に流し込めば、至福の一時です。 -
そしてこれが名物のイカ墨のスパゲッティです。今回の旅行の感激の一皿です。
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イカ墨パスタに感動した私たちは、もう一軒居酒屋をはしごする為に、リカルド橋まで歩き夜のカナルグランデを橋の上からパチリ。
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夜景は益々ロマンティックですね。
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2軒目のお店は「トラットリア・ア・ラ・マドンナ」です。こちらはガイドブックには必ず載っている有名店です。果たしてどんなものか試す為に潜入です。
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これが名物のくもがにのサラダだそうです。
確かに美味しいけど・・・ま、普通かな。 -
パスタは確かに美味しかったです。塩味の加減もちょうどよくアサリとトマトの味が濃くて○。しかし、さすがにおなかが一杯になってしまいました。だって2軒目のディナーですから。。。
お店の感想は、やはり観光客用のお店かなという感じ。お客も地元の人は見当たりませんでした。個人的には、ベネチアは居酒屋(バーカロというらしいです)の街だと思うので、こういうお店よりアルマスカロンをはじめとするこれからご紹介するようなお店の方が好きかな。 -
夜のリカルド橋です。
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ようやくホテルに戻ってきました。素敵なベネチア1日目が終わりました。おやすみなさーい。
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翌朝です。窓から見たマッジョーレ島のサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会です。朝から良い天気で気分爽快です。
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朝食もこんな素敵な中世のお姫様気分のお部屋で。
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天井も美術館のようです。
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朝ご飯を頂いた後は、観光するため早速ヴァポレットでリカルド橋まで向かいます。サンマルコ広場前の乗り場から(ホテルから数歩の所にあります)ヴァポレットに乗るとすぐにサンマリアデッラサルーテ教会とアドリア海の玄関口の海の税関の金のボールが見えます。ここは税関の建物を利用して今は美術館になっているそうで内部の設計は安藤忠雄氏が手がけたことでも有名だそう。
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アカデミア橋です。左にある工事中の建物がアカデミア美術館です。
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朝のリカルト橋です。ここで船を降り、歩いて魚市場まで行きます。
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市場の手前にはベネチアで最も古いサン・ジャコモ・ディ・リアルト教会があって皆さん朝のお祈りをしています。
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そして市場に突入です。所狭しと青果、魚が並んでいます。
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これが有名なベネチアの魚市場の建物です。
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小イワシやイカが溢れるほど並んでいます。
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どれも新鮮で美味しそう。
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市場の奥の広場には「ダ・ピント」という老舗オステリアもあって小腹が空いたら美味しいパスタが食べられます。
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魚市場はリアルト橋から歩いてすぐなのですが、この辺り一帯は、ベネチアでは「バーカロ」と言われる居酒屋の密集地帯でもあります。魚市場から歩くとすぐに様々なバーカロが立ち並んでいて、朝から魚市場の人や地元の旦那衆が集まってワインを片手に四方山話に花を咲かせています。
ここは、ベネチアでも最古のバーカロと言われる老舗「ド・モーリ」です。
早速私も朝から一人で乗り込んでみます! -
お店の中はイイ感じでオジサンたちがグラスをあけています。日本人が書いた「営業中」って看板もあってちょっとびっくり。私は「プロセッコ」と呼ばれる地元のスパークリングワインを注文。朝からいい気分です。
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カウンターには、カナッペ風のものや一口コロッケ風のものなど美味しそうなおつまみが1ユーロ程度で並んでいます。
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私も地元の人たちに混じってバーカロをはしごです。次に入ったお店は若い店主が美味しいそうなお肉のコロッケ風のものを揚げていて白ワインにそれを注文。朝食食べたのに不思議と食べられてしまいます。
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美味しそうでしょ?分かるかな〜。
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店はあっという間に混んできて、さっきのド・モーリにいたオジサンたちが大挙してこの店にもやってきました。いやはや朝の10時半に居酒屋が大盛況とは・・・
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バーカロ地区から歩いて運河沿いに出ると、トラゲットという運河の対岸に行く為の渡し舟があります。0.5ユーロで乗れるので、対岸のカ・ドーロに行くのにとても便利です。
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こんな感じで渡ります。
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対岸には、有名なカ・ドーロ(Ca d'oro)と呼ばれるカナルグランデに面した邸宅があります。黄金の邸宅と呼ばれた邸宅は1428〜1430年に建てられた、カナルグランデに面する邸宅の中では最も美しく、最も古いものであると言われています。
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カ・ドーロのあるカンナレージョ地区にはStrada Nuovaという大通りがあって、道の両脇にはみやげ物屋やカフェなどが並び、華やかで歩いていて楽しいです。ここはサンティ・アポストリ広場といい、ランドマーク的なサンティ・アポストリ教会があります。
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このエリアの住民の精神的支柱がこのサンティ・アポストリ教会の鐘楼だそうです。小道に入って迷ってもこの鐘楼を目印に歩けば良いとか。
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ベネチア2日目のランチは「アチュケータ」というバーカロ。テラス席もありますし、オシャレなワインバーも隣に併設しています。ベネチアで美味しいピザを出すお店と聞き、気軽に入ってみました。
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期待以上にピザもパスタも美味しいお店で、見て下さいこのピザを!生地はカリッモチッで、シンプルなマルゲリータの上に香り高いプロシュート。2人でぺロッといけてしまいました。
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パスタはこの日の手打ちパスタでアルデンテもモチモチ、新鮮なイカとズッキーニとフレッシュトマトがとても合っています。
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アチュケータはサンマルコ広場からすぐのお店なので、歩いてサンマルコ広場に戻り、サンマルコ大聖堂の4頭の馬を拝んでみました。。。
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ドゥカーレ宮殿です。外観はゴシック風のアーチが連続し、イスラム建築の影響も見られる細やかな装飾が施されています。ベネチア共和国の総督邸兼政庁だったところだそうです。
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ドゥカーレ宮殿と運河を隔てた牢獄跡とを結ぶのが「ため息橋」です。このバリア橋に立って海とは逆側を見ると「ため息橋」があります。
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残念ながら、現在工事中で、看板には「溜め息の空」と書いてありました〜。囚人は二度と出られない牢獄に向かう途中でこの窓から空を眺め、美しいベネチアの景色を見るのはこれが最後と絶望の溜め息をついたという橋です。
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地元の言い伝えによれば、恋人同士がこの橋の下で日没時にゴンドラに乗ってキスをすると永遠の愛が約束されるのだといいます。このため、橋の下の水路は、ゴンドラでヴェネツィアを観光する時の定番のコースとなっているそうです。永遠の愛はいらないけれど、私も今晩このコースを通ってみたいと思います!
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サンマルコ広場の北側からリアルト橋のほうに向かって小道探索すると、サンタ・マリア・フォルモサ教会があります。7世紀に建てられましたが1492年にルネサンスの建築家Mauro Coducciによって再建された教会で、Mauro Coducciの傑作と言われているそうです。
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更に北に歩いていくと、サンティッシマ・ジョバンニ・エ・パオロ教会が見えてきます。
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ゴシック様式の厳かな建物ですが、レースのような装飾がちょっと可愛らしいです。
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その左隣にはスクオーラ・デイ・サン・マルコ(信者会)があります。装飾性の高い建物が圧巻ですがなんと今は市民病院になっているそうです。この広場は隣のサンティッシマ・ジョバンニ・エ・パオロ教会と共に雰囲気の良い空間を作り出していて、市民の憩いの場になっています。
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再びサンティッシマ・ジョバンニ・エ・パオロ教会の正面です。13-15世紀に建造されたゴシック様式の大規模な教会。
歴代の総督の墓や記念碑が置かれているそうです。 -
午後7時50分、いよいよゴンドラに乗り込みました。60分コースです。ホテル前から乗ったのでまずはヴァポレットのサンマルコ乗り場を通ってカナルグランデを上っていきます。
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日が沈む時に合わせたこの時間のゴンドラは大盛況で、交渉値段も高くなるとか。
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リアルト橋が見えてきました。
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ゴンドラも集まってきました。
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小さい運河にかかるいくつもの橋下を通ると、
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不思議とロマンチックな気分になると同時に、故郷でもないのに、故郷に戻ってきたような、ベネチアへの郷愁の思いがわきあがってきます。
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そうこうしている内にため息橋の下も通過です。ちょとドキドキ。
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午後8時半を過ぎるといよいよ日も暮れて最もロマンチックな瞬間が訪れます。
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トワイライトの素敵な瞬間です。
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60分のゴンドラもあっという間に終わりとなりました。ホテルの前で降ろしてもらいいよいよ晩飯となります。
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ベネチア最後の夜は、ホテルのコンシェルジュにも強く勧められた地元っ子の人気店へ。9時半ラストオーダ−なのに9時15分に滑り込み、慌てて注文です。満席のお客さんたちは皆食事も終盤の雰囲気でしたが、お店のお姉さんは優しく気にしないでゆっくり頼んでねといってくれました。
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このお店、結論だけ先にいうと物凄く美味しいお店でした。ガイドブックには載っていないまさに地元の人たちのお店らしく、値段も格安なのに、どれもお料理が本当に美味しい。この前菜の盛り合わせを見て下さい。魚介の盛り合わせですが全て新鮮で塩加減や柔らかさが絶品です。
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シンプルなお魚のグリルもふわふわでジューシー。
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手打ちパスタのラグーもモチモチでソースの味が深い。
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地元産の牛フィレ肉のグリーンペッパーソースも柔らかくて美味しい。ベネチアで初のお肉でしたが、お肉も美味しいです。
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最終日の朝は、ホテルで朝食後一人で散策に出ました。ヴァポレットに乗ってアカデミアで降り、アカデミア美術館の左脇をまっすぐ進むと島の反対側に出てジュデッカ運河を望むことが出来ます。ここはザッテレ河岸と呼ばれ、対岸にはジュデッカ島が見えます。
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ザッテレ河岸はベネチアの他の場所とは雰囲気が少し異なります。「治る見込みのない人に捧げるザッテレ河岸」という通り名になっていて、これは昔、治る見込みのない病院というすごい名前の病院があったことからその名を冠しているそうで、何となくもの悲しい空気を感じてしまいます。
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ザッテレ河岸からサン・トロヴァーゾ小運河に沿って歩くと、17世紀から存在している昔ながらのゴンドラ製造所があります。現存する唯一のゴンドラ造船所だそう。
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作業場には修理中のゴンドラが見えます。
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その脇にはサン・トロヴァーゾ教会があります。
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更にコルテ・トレッタと呼ばれる迷路のような小道を進むとバルナバ広場に出ます。
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このバルナバ川には舟の青果売りや花売りが並ぶそうで、映画「旅情」でキャサリン・へップバーンが骨董店の店主に出会い、彼のお店をカメラに収めようとして運河に落ちてしまったシーンがまさにこの場所だそうです。ちょっとロマンチックですね。
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サンポーロ地区最大の見所といわれるサンタ・マリア・グロリオーサ・デイ・フラーリ教会です。1420年ごろに完成されたゴシック様式の教会だそうで、ティッツィアーノの最大の傑作「聖母被昇天」をはじめ、この教会は美術館顔負けなくらい多くのすばらしい傑作にあふれています。
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昼時になったので、ホテルに戻り、最後のランチは大運河を望むレストランで食べることにし、ルナホテルの向かいにある、ホテルモナコ&グランドキャナルのカフェテラスにやってきました。ここは、サンマルコのゴンドラ乗り場の脇にあり、運河の眺めも最高ですが、ゴンドリエーレたちが勢ぞろいした時はまさに圧巻です。
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テラスはこんな感じ。意外にお料理も美味しくて。
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でもその前にもう一度ゴンドリエーレ勢ぞろい。
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ベネチア風リゾットです。その場で大きな鍋から盛り付けてくれました。
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私が頼んだ手打ちタリオリーニの海の幸ソースです。見るからに美味しそうでしょ。街のお店と違ってさすがに見た目も洗練されていますね。
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おなかも一杯になって、いよいよベネチアともおさらばです。ホテルから水上タクシーで一路空港に向かいます。
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かなりのスピードで飛ばしてくれてとっても気持ちよいです。
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ベネチアの街が遠くなって行きます。
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本当に楽しくて美味しくて心に感じるものも沢山あって。派手な旅行ではないけれどベネチアの風に歴史と文化を感じた本当に心地よい旅でした。
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海から見たベネチア国際空港でお別れです。
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