巨木を眺めよう

2010/08/01 - 2010/08/13

いよいよジャングル，モンテベルデ保護区へ．
モンテベルデのジャングルは熱帯雲霧林って呼ばれるタイプで，英語で書けばCloud Forest．標高が高い所に見られるらしい．

７日目：ベリーズからサンサルバドル経由でサンホセ入り．エコノミーが満席だったのでビジネスで楽しちゃったわ．機内食は口に合わなかったけど・・・

８日目：朝イチのシャトルバスでモンテベルデへ出発．２時間くらい走ると山道に入り，さらに１時間くらい走ると舗装されてないデコボコ道に．けっこう山奥なんだねー．４時間半くらいかけてサンタエレナに到着．Montana Monteverdeは想像してた以上に豪華なホテルでした．部屋から見える景色がすばらしいわ．ホテルのレストランで遅めのランチを摂って，明後日のスカイトレックを予約．

９日目：朝イチで宿を出て，徒歩で保護区へ．地図で見たら2kmちょいぐらいなので，すぐ着くだろうと思ってたんだけど，アップダウンを計算に入れてなかったわ．ここは山道だってのに・・・
ゲートでチケットを買うと地図を広げて何やら説明．ありゃ，大外を回るトレイルコースは閉鎖されてるんだ．橋が工事中で通れないんだと．見晴台まで行ったら戻ってらっしゃいとのこと．うーん，半分くらいになっちゃってるな・・・残念．けど，そのぶんゆっくり歩けばいいか．

１０日目：今日はスカイトレック．ラッキーなことにピーカン．つり橋とケーブルでジャングルを上から眺める．もう少し鳥が多くいるのかなと思ったけど，間近で見られる程には多くないかも．まぁ，思ったようにはいかないわな．時間があるので，近所のバタフライガーデンへ．キモチワルイ系の虫をいくつか見せられた後で，蝶のいるケージの中へ．うーん，やっぱ蝶は苦手だ・・・モルフォ蝶は確かにキレイだと思うけど，止まってる時は裏の地味な柄しか見えないし，飛んでる時は速くてじっくり見れないし．

１１日目：お迎えのシャトルがくるまで，ホテルのプライベートトレイルコースをぶらぶら．誰も来ないせいか，小動物が結構多い．侮れないわね．
14:00過ぎのシャトルバスに乗って４時間かけてサンホセに戻る．

１２日目：帰るよん．

エリア モンテベルデ自然保護区周辺(コスタリカ)

Montana Monteverdeの部屋は，こんな感じ．
広いベランダが付いててジャングルが一望できるのだ．
レストランもスタッフも◎．
これでUS$70なら，全然お得だわ．

まさに雲霧林．
霧が立ち込めた時の鬱蒼とした感じは，今まで経験したことが無いわ．
雲霧林の木は，背が低くて枝振りが広く，苔がたくさん生えてるのが特徴らしい．霧が濃くて日差しが弱いから上に伸びるより表面積を増やす方向に淘汰圧が働いてるわけやね．

雨が降ってる訳じゃないから，音がしないのよね．
それがまた良いのよ．

ここも雨季はオフシーズン．
なので，観光客はかなり少なくて，トレイルを歩いている最中に出会うことはほとんど無し．
霧が木々の間を流れてくのを，じーっと眺めてると，何かすごーく潤うわ．

これは，ハッとするぐらいキレイだったんだけどねー．写真がヘボいわ．
シダの葉が絶妙に重なり合って，何とも形容しがたいパターンのメッシュが現れてたんだよね．

思わず声が出るくらいの巨木なんだけど，全然表しきれてないな．

コイツも，すばらしき巨木．高さは30mくらいはあるかな．
上の方の枝葉が霧を捕まえて，寄り集まって水滴になって落ちてくる．その降り方が，なんとも言い難く絶妙なのよね・・・

他の植物に寄生してるのが多いのも特徴．
大きな木になると，１本で２ｔの植物を生やしてるらしい．

花の季節じゃないのか，花はあまり見かけなかった．

カラスの仲間っぽいけど，ちょっと首が長い．
葉っぱを食べてました．
キツツキとか地鳩みたいなのとかはちょいちょい目にする．他の鳥はデジスコがないとちょとツライ．

ナナフシ．
歩いてたら上から落ちてきた．

コガネムシ系のやつで，そこらじゅうにいる．
大きさは2.5cmくらいで，触角の先が３本に分かれてるのがキュート．

ホテルのトレイルで．
たぶん，ウサギの仲間だと思うんだが・・・

コイツは，常にどこかに居やがる．10cmくらい．
バタフライセンターのお姉ちゃんの話だと，毒はないらしい．
棒でつっつくと，クルクルって丸まっちゃう．

この旅行記へのコメント （1）

• Katsyさん 2011/08/25 12:38:18

  アグーチです。

  こんにちは。
  
  毎年、野生動物を追いかけて世界のあちこちへ出かけている者です。
  にきいちさんのコスタリカの旅行記、小生も懐かしく拝見させてもらいましたよ。
  モンテベルデの名物はなんといっても幻の鳥といわれているケツァールですが、にきいちさんが行かれた時期では残念ながら見ることはできなかったでしょう…
  小生の場合は、ケツァール観察に最適の2月にモンテベルデを訪れました。
  しかし、狙って行ったにもかかわらず、ケツァールは遠目に見えただけで、ガッカリした思い出となりました。
  ただ、そのかわりモンテベルデでは、色とりどりのハチドリ類や巨大カタツムリ、タランチュラなど多くの生きものを見ることができましたね。
  さて、このにきいちさんの旅行記の最後から2番目に掲載されている写真の動物についてですが、この動物はアグーチというネズミの仲間です。
  げっ歯目（ネズミの仲間）にしては大型の動物なので、にきいちさんがウサギと勘違いするのもよくわかりますが…
  普通は警戒心が強く、写真を撮ろうと近づくと逃げられてしまいます。
  撮影できてホント、ラッキーでしたね。
  実は小生も10年前に訪れたときには、アグーチを撮影できました。
  この旅行記には掲載されていないようですが、他にハナグマやオリンゴなどは見かけませんでしたか？
  
  ちなみに、大型のネズミの仲間では他にもビーバーやカピバラ、パカ、ヌートリアなどがいます。
  
  とにかく、コスタリカの自然を満喫されたようで何よりでしたネ。
  そして、これからもお互いにいい旅を…
  
  
  http://www.h7.dion.ne.jp/~katsumi