2009/09/07 - 2009/09/07
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4nobuさん
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1308年に神聖ローマ帝国皇帝アルブレヒト一世が暗殺されたところに、王妃エリザベートが建立したフランシスコ派(男子)修道院KoenigsfeldenMonasteryに付属するゴチック様式の礼拝堂Agnes Chapelで、スイス一美しいとも言われている。
礼拝堂も修道院の廃止後に荒廃していたのを1892年の一次修復と1982/1986年に徹底した調査と修復がなされる。その付属建物はユースホステルなどに転用されている。
また14世紀に制作された美しいステンドグラスも忠実に再現されている。このランセットのステンドグラスは中世後期のグラス画法と着色法でヨーロッパ中でも頂点のものと見做されている。
訪問した日は月曜日で内部に入れず有名な11箇のステンドグラスを見れなかった。
写真でみると礼拝堂内部にはステンドグラス以外には見るべきものはなさそうだが。
このケーニッヒフェルデン(=王の地)の名はここがハプスブルク家の霊廟であったから。
修道院は1804年にアールガウ州の養護施設になり1869年に教会から分離される。その広い敷地には現在は精神病院がゆったりと配置されている。このように修道院跡は公共施設、特に病院(どうしてか精神病棟)に利用されている例が多い。
この修道院跡を含む広大な地域はローマ時代にスイス最大のローマ軍駐屯地ヴィンドニッサ(現在はヴィンディッシュと言う)で、 紀元の初め(AD15)に最初に派遣されたのは6000の軍人とほぼ同数の随伴者とで構成された第28軍団である。その後第11軍団がキャンプ地を要塞化する。
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ブルックの町とその周辺。駅の北西にヴィンドニッサ博物館、北にアーレ河、東に病院、ケーニッヒフェルデン礼拝堂、ローマ軍団駐屯地、が順にならぶ。また南に円形劇場も。
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外周の道路からみた州立精神病院の正面。広々とした敷地。
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州立精神病院。病棟だけでなく研究所の部分が多そう。先週訪れたリッギスベルクの物理療法と精神病棟のSwissPhysioと雰囲気がよく似ている。
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ケーニッヒフェルデン修道院付属の礼拝堂。ゴチック様式として規模と姿がスイス一と言われる。今は宗教施設でないので残念ながら月曜休館で入れなかった。
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礼拝堂に病院を避けて回り道をして、北東から近づく。
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北側の側廊。身廊のステンドグラスが有名だがこの側廊の絵画もいいらしい。
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礼拝堂を反時計方向に回ると礼拝堂に連結したレストラン、ホテルがある。
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礼拝堂の南側は樹木が多い別の雰囲気
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回廊のような所に下屋があり、そこに修復前のステンドグラスが並んでいる。右に続く建物はユースホステルか公共的なアトリエ?
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下屋に並んだ元のステンドグラス。1325年から1330年に制作され、グリザーフ手法の絵で有名。イエスの生涯を描いた。
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回廊には入ってはいけない雰囲気なのでそっとここまで。
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ローマ軍団駐留地ヴィンドニッサの復元模型。赤丸部分に復元した兵舎が、左横に修道院がある。
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復元した8人単位の兵舎コントゥベルニス(=Zelt。テント)。8人単位で住居も戦闘も共にする共同体コントベルニウムがローマ軍の特徴で、その住居がコントゥベルニス。大きさ3.5mX8mとけっして大きくない。
2室よりなり、前室は武器の整備、保管、炊事、食事。後しつは寝室。
不思議なことにローマといえば石造と連想するのにこの家は木造! -
帰途に病院の付属建物のカフェで遅い昼食を摂る。背景はケーニッヒフェルデン礼拝堂。
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