2010/04/25 - 2010/05/10
88位(同エリア112件中)
ちゃおさん
オーストラリアが嘗て英国の植民地で、現在の国民の半数以上が英国系から占められていることを考えれば、この博物館の中の美術品コーナーも当然その英国の影響下、流れを汲んだものにならざるを得ないだろう。
絵画、芸術に詳しくない者にとっても、その18世紀、19世紀の後期ロマン派風のタッチと色合い、重厚な筆使いは、素人目にも価値の高さを感じさせるものである。
ざっと見渡したところ、当方の名前の知っている画家の作品は無いようだ。日本の地方の美術館のように、なけなしの予算の中から1点、何億円もするような、馬鹿げた、というか、贅沢な買物は、この国ではしていない。数百万の絵画としても見る者にとっては数億円の価値がある。
市民に無料で博物館、美術館を開放し、より多くの人々の芸術に親しむ機会を提供する。これこそイギリスの伝統とするCivil Sirvantの考えで、この国にも根付いている。
静かな静寂の中、誰か貴婦人の肖像を描いた上半身半身に構えた気品ある眼光が、縁もゆかりもない旅人を上品に迎えてくれるのだった。自分にやましい気持ちもあり、その視線に耐えられるものではなかったが・・・
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