ssiA405蒼いイオニア海、白い帽子のエトナ山、見下ろすタウロ山・４月９日広場のパノラマ in タオルミーナ

2010/02/20 - 2010/02/20

ドウォモ広場から、ドウォモと市庁舎の間に伸びる道がタオルミーナのメイン道路ウンベルト１世ストリート。

ウンベルト１世ストリートを東に進んでぶつかる門を潜ると、タオルミーナの街の中心４月９日広場が開ける。


門の上はイスラムの時代に建てられたオロロッジオ（Orologio）時計塔。

広場の北面に建つのはサン･ジュゼッペ教会は、背後から双子のタウロ山に見守られているようだ。

19世紀半ば、イタリアはサルディーニア王国を中心とするイタリア統一運動が功を奏し、残るは南イタリアとシチリア（両シチリア王国）と云う状況にまで来ていた。

この広場はこれまでサン・アゴスティーノ広場と呼ばれていたが、サン･ジュゼッペ教会でのミサに集まっていた民衆が、赤シャツ隊を率いるガリバルディイ将軍の名を借りて、イタリア統一を旗印に蜂起した日、”1860年4月9日”を記念して、4月9日広場と呼ばれることになった。

現在この広場はタオルミーナの文字通り中心で、広場のテラスからは雪を被ったエトナ山と蒼いイオニア海を一望できる。

人がやっと通れる位の何本もの細い急な階段の周囲は洒落たカフェも有り、広場一杯に人々がゆったりとした時間を過ごしている。　


＊因みにガリバルディは同年5月11日にシチリアの最西端マルサラに上陸。
たちまち両シチリアを席捲するも、支配した地域を、サルディーニア王国エマヌエーレ２世に献上、自らはカブレーラ島に隠遁してしまう。
翌年の1861年、イタリア王国は誕生する。


タオルミーナ旅行マップ
http://www.geocities.jp/tshinyhp/sicilia-southitalia/sicimap/taormina/frametaormina.html

エリア タオルミナ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム