2010年2月　韓国・アメリカツアー～4日目　その1　ラスベガス→オートマン～

2010/02/12 - 2010/02/19

ラスベガスを後にルート66を通ってロサンゼルスへ向かいます。

アメリカのマザーロードと言われるルート66はイリノイ州のシカ
ゴからカリフォルニア州のサンタモニカを結ぶ全長3,755kmの国道
で、アメリカ南西部の発展を促す重要なルートでした。

しかし高速道路網の発達によって1985年に廃道となりましたが、
その歴史的重要度から1990年にアリゾナ州とミズーリ州でルート
66協会が発足、ミズーリ州は州内のルート66を歴史的街道に指定
しました。

これがきっかけとなり沿道の各州も次々とルート66協会を発足さ
せ現在では「HISTORIC ROUTE 66」として標識等が整備されており
、保存に力が入れられています。

そのため、現在でも当時の古き良きアメリカの風景を残した町が
残っており、当時の様子を肌で感じることができます。

当然ながらその全てを走破するには相当の時間と体力が必要にな
ってきますので一度では無理・・・

というわけで、去年最もポピュラーなフラッグスタッフからキン
グマンまでを走ったので、その続きとしてキングマンからサンタ
モニカを目指してみました。

その1ではラスベガスからキングマンを通りオートマン到着までの
旅行記をお届けします。

エリア ルート６６(アメリカ)

• 同行者: 友人
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日はルート66を通ってロサンゼルスまで行きます。

寄り道しながらの旅なので時間的にも厳しいことが予
想されるので早朝にラスベガスを出発しました。

まずはフーバーダムを経由してキングマンの町を目指
します。

しばらく走るとミード湖が見えてきます。

ミード湖はアメリカ最大の人造湖でこの先にあるフー
バーダムによって作られました。

その長さは上流180kmにも及ぶそうです。

フーバーダムの手前で道は突然険しいクネクネ道にな
ります。

その為このあたりは渋滞することが多いのですが、現
在バイパスの建設工事が行われていますので数年後に
はその問題も解消しそうです。

アメリカ最大の人造湖を作り上げたダムですからさぞ
かし巨大なのだろうと思うでしょうが、意外と小さい
のに驚き。

このダムを境にネバダ州からアリゾナ州へ入りますの
で時差が発生、時計を1時間進めます。

フーバーダムを過ぎると直線主体の道になるので走り
やすくなります。

右側はバイパスの工事中のようなので、将来的には片
側2車線になるようです。

これなら渋滞はほとんどなくなりそうですね。

地図を見るとわかるのですが、US-93はほぼ真っ直ぐに
キングマンへ向かっています。

まわりには何もないのでとても気持ち良い！

まぁ、クルーズコントロールをセットしてハンドルも
たまに軽く操作するだけなのでつまらないという意見
もあるでしょうが・・・

でも雄大な景色の中を走るのはやっぱり気持ち良いで
す。

ラスベガスから約2時間程でキングマンに到着しました
。

ルート66はこの町を東西に貫いており、去年は東のフ
ラッグスタッフからここ、キングマンまでの間を走り
ました。

フラッグスタッフからキングマンの間はグランドキャ
ニオンの帰り道等で寄るツアーも多くあります。

今回はキングマンから西に向かって走ります。

その前にちょっと腹ごしらえ・・・

キングマンの町中を走るルート66沿いにあるコチラの
レストランに入ってみました。

店内はちょっとレトロな雰囲気でGood！

そして驚いたのがスタッフの方々。

皆さん50代以上と思える女性ばかりで、どう見てもお
婆ちゃんという方まで。

でも皆さん動きがテキパキしていてお盆も片手で見事
に水平を保って運ぶなど長年培った匠の技を拝見させ
て頂きました。

というわけで朝食です。

味のほうもGoodでお店の雰囲気もスタッフの接客も良
かったです。

レストランの一角にはルート66のグッズ売り場も。

レストランの前の道路がルート66です。

写真奥から走ってきました。

レストランの隣はMOTEL6。

そしてコチラがロサンゼルス方面になります。

正確にはこの先の交差点でルート66は右に曲がります
。

レストランの隣にはちょっと気になる博物館がありま
したがまだ開館前。

その博物館の前の交差点で右に曲がって行きます。

ちゃんと標識もありますので安心ですね。

信号のところにはこのような標識も。

さらに交差点のところにはこんなモニュメントもあり
ました。

これだけたくさんルート66の表示があるとだんだんと
テンションも上がってきます。

たまたま通りかかった消防車。

デザインはちょっとレトロですが、そこがアメリカっ
ぽくてかっこいいですね。

キングマンの町を出て少し走るとご覧のような景色に
。

ルート66は前方の山を越えて行きます。

平行する感じで高速道路があるため、この道を走るの
は地元の方か我々のようなルート66目当ての観光客ぐ
らい。

その為交通量はかなり少ないです。

道路沿いにあったたくさんのポスト。

家々がかなり離れて点在している為か、郵便物はこの
ポストに配達されて、後は自分達で取りに来るんです
ね。

しばらく走ると右側に特徴的な山が見えてきます。

さらに少し走ると何もない山の中にポツンと一軒のお
土産物屋があります。

ココがクールスプリングス。

かつてはガソリンスタンドと思われる建物はルート66
のイメージにぴったり！

このように昔の給油機も置かれています。

残念ながらというか当然というか現役ではないようで
す。

でも当時の雰囲気がわかって良いですね。

店内の様子です。

お土産物を中心に飲み物等も売っています。

もちろんルート66関係の品々もあります。

コレ何だと思いますか？

実は古いレジなんです。

しかも驚いたことに現役バリバリ！

巨大さもさることながら、音もでかくてなかなかワイ
ルドです。

クールスプリングスからは先程の山がキレイに見えま
す。

はためく星条旗に古いトラック・・・素敵すぎます。

クールスプリングスの全景。

ホントにこれだけがポツンとあります。

でもこの景色に雰囲気の良い建物とくれば素通りはで
きませんね。

ココから先は山越えルート。

道は荒れていて道幅も狭くなり急なカーブが続きます
。

こんな感じで道は結構ガタガタ。

補修の跡もたくさんありますね・・・

結構な勾配でクネクネ道・・・

今の車なら何てことないですが、昔の車だったらかな
り大変だったでしょうね。

峠の手前まで上ってきました。

振り返るとかなり上ってきたことがわかります。

ようやく峠に到着。

ココから先はオートマンへ向かって下りになります。

なお、ココまですれ違う車はほとんどナシ。

数えるぐらいでした。

峠の先を見てみるとコチラ側もかなりの勾配＆クネク
ネ道が続いています。

こんな感じで山肌に沿ってクネクネ道が続いています
。

しばらく山を下って行くと家がポツポツと現れようや
く人の気配が。

クールスプリングスからココまで何もないので夜は怖
いだろうなぁ。

そしてついにオートマンに到着。

っていうか今まで交通量が全くなかったのに突然こん
なに賑わっている町が現れるとは？？

まぁ、ただ単に皆さん峠越えのルートを通らず、高速
道路からアクセスしやすい反対側のルートから来たの
ね・・・

でもアクセスしやすいと言っても最寄りのICからかな
り離れた山の中です。

山の中に突然現れたのは西部劇の世界にタイムスリッ
プしたような古い町並み。

いやぁ〜めちゃくちゃ良い雰囲気じゃないですか。

ただ、観光客の多いこと・・・（←我々もそうですね
）

次の旅行記ではオートマンの町の様子とその先の行程
をお届けしたいと思います。

この旅行記へのコメント （2）

• クラウザーさん 2010/08/11 11:30:52

  古き良き

  S-naoさん♪
  お邪魔いたします。
  皆さんがルート６６を保存したくなる気持ちが
  よーく解るような旅行記ですね♪
  良い雰囲気の街といい道といい
  
  高齢者がテキパキと働いている良い雰囲気の
  お店に是非食べに行きたいです。
  
  レジも強烈ですし、昔の給油機もあるし、
  ホント、昔のアメリカを感じれそうですね。
  
  アメリカは広大ですね。
  
  次回はオートマンからおいとまんですね！
  
  クラウザー
  

  S-naoさん からの返信 2010/08/11 22:45:54

  RE: 古き良き

  クラウザー様
  
  こんばんはです。
  
  > S-naoさん♪
  > お邪魔いたします。
  > 皆さんがルート６６を保存したくなる気持ちが
  > よーく解るような旅行記ですね♪
  > 良い雰囲気の街といい道といい
  
  アメリカの都市も良いですが、やっぱりどっちかというと郊外の田舎町や
  雄大な大自然のある国立公園とかのほうが好きなんですよねぇ。
  
  それにしてもアメリカってやる事が凄いですよね。
  あれだけの距離のしかも廃止になった国道を保存しちゃおうなんて・・・
  でもそのおかげで高速道路開通によって寂れていった町が再び観光地とし
  て脚光を浴びているわけですから良いのかな？
  
  > 高齢者がテキパキと働いている良い雰囲気の
  > お店に是非食べに行きたいです。
  
  ココはホントにびっくりしました。
  あれは完全にプロの仕事です。
  あのお歳まで楽しそうに働ける環境があるってのは素晴らしいですね。
  
  > レジも強烈ですし、昔の給油機もあるし、
  > ホント、昔のアメリカを感じれそうですね。
  
  ある意味道路に沿って博物館が点在しているようなものですよね。
  日本でいうと国道1号沿いに東海道の宿場町が点在して残っているような
  感じでしょうか？
  
  > アメリカは広大ですね。
  >
  > 次回はオートマンからおいとまんですね！
  
  はい！次回はオートマンから・・・
  ダ、ダメだ思い浮かびません・・・
  やっぱり隊長様は凄っすねぇ・・・