2010年2月　韓国・アメリカツアー～3日目　その1　ラスベガス→デスバレー～

2010/02/12 - 2010/02/19

今日はラスベガスから日帰りでデスバレーへ行きます。

デスバレーはラスベガスの西に位置する国立公園で、車で約3時間
程の距離です。

公園内にはアメリカ最低地点もあり、その標高は海抜マイナス86m
。
真夏には気温が50度を越えることもあり、年間降水量はわずか50
mm程とまさに灼熱の谷となっています。

さすがに真夏には行く気になりませんから、2月の今ならちょうど
良いかなと・・・

デスバレーまでの道中も雄大で、荒野の中を一直線に貫くルート
はかなり気持ち良く、ドライブルートとしてもオススメです。

エリア デス・バレー(アメリカ)

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA

雲一つないさわやかな朝です。

身支度を整えたらデスバレーに向けて出発。

ホテルの近くのICからI-15に入り北上。

すぐにUS-95に入り北西に進んで行きます。

出発してから30分も走ってませんがこの景色。

見渡す限りの荒野です。

交通量もほとんどナシ・・・

左手の山には雪が積もっています。

スキー場の看板もありましたが、まさかこんな荒野の
中にスキー場があるとは・・・

荒野の中を貫くUS-95。

片側2車線ありますが、交通量は少なく、とても走りや
すいです。

天気も良いですし、気持ち良いです。

どこまでも続く直線道路。

アメリカらしい風景ですね。

クルーズコントロールがあるので楽々。

1時間程走ったでしょうか。

荒野の中にポツンと小さな町があり、レストランがあ
ったのでココで朝食を食べることにしました。

ココはインディアン・スプリングスという町のようで
す。

良い名前ですね。

店内は古き良きアメリカの雰囲気を残しており、なか
なか良い感じです。

建物の半分がレストランで、残り半分は何とカジノ。

本当に小さな町なんですが、需要はあるんでしょうか
？

私はパンケーキを注文しました。

一緒にあるのはアイスクリームじゃありませんよ。
大量のバターです。

アメリカ人ってこんなに塗るの？
そりゃ太るわけだ・・・

Mにい氏は朝からハンバーガー。
凄いボリュームです。

我々の他にもファミリー等が食事していましたが、み
んな朝から豪快に食べていました・・・

お店の雰囲気も良くなかなか素敵なレストランでした
。

これがこの町の全景と言っても過言ではありません。

レストランとガソリンスタンドと数軒の家。

あとは小さな軍（？）の施設があるだけです。

普通に通り過ぎたらものの1〜2分ぐらい？

上の写真の所で後ろを振り返ると・・・

ご覧のとおり何もありません。

そして町を出るとすぐこの景色。

まぁ、砂漠の中のオアシスみたいな感じですね。

ラスベガスからだと休憩するのにちょうど良い距離で
すし。

ちなみに、この先もしばらく町らしい町はありません
。

こんな直線のオンパレードです。

片側1車線になりましたが、交通量がほとんどないので
、一定の速度で走り続けられます。

途中アマルゴサ・バレーで左折し、NV-373（州道）へ
。

このNV-373は途中でカリフォルニア州に入るのでCA-12
7に変わります。

ちなみにラスベガスからアマルゴサ・バレーまでは約
140kmだそうです。

そしてデスバレー・ジャンクションを右折してCA-190
へ。

公園の入り口まではあと12マイルです。

これまたずっと続く直線道路。

谷底を目指しているハズなんですが、このあたりは
まだ緩やかな上り坂です。

そしてついにデスバレーの入り口に到着。

でもまだ谷の雰囲気はあまりありません。

ココから谷底目指して緩やかに下って行きます。

まず最初に標高1669mの展望台からデスバレーを一望で
きるというダンテスビューを目指したんですが、残念
ながら途中で通行止め・・・

冬は路面凍結等で閉鎖される場合があるとは聞いてい
たんですが、とても凍結するような気温ではないんで
すが・・・

仕方ないので戻ることにしました。

ご覧のように、ダンテスビューに向かう道路はちょっ
と荒れています。

遠くにはファーニスクリークが見えます。

どんどん谷底に向かって下って行くと、ちょっと変わ
った岩が現れます。

道路の左側に駐車場があり、その先には展望台があり
ます。

展望台からの眺めです。

不思議な形の岩がたくさんあります。

デスバレーは雨が少ないはずなのに、こんな模様がで
きるんですねぇ、

ココ、ザブリスキーポイントは朝と夕方が美しいそう
です。

黄金色をした泥が約1000万年前に湖底に沈んでできた
と言われています。

ザブリスキーポイントを後にファーニスクリークの所
まで下ってきました。

なにやら記念碑みたいなものが・・・

どうやら1849年に金を目当てにカリフォルニアを目指
していた一行（49ers）がデスバレーに迷い込んだのが
ココみたいですね。

彼らはココに来るまでもさんざん道に迷っていたそう
で、食料不足になったうえ四方を山に囲まれていると
いうこともあり、立ち往生。

最後は荷物を捨てて谷を後にし、カウボーイに救出さ
れたそうです。

そしてすぐ近くにはこんな看板が。

デスバレーの最低地点は海抜マイナス86mですから、
まだまだ下ってことですね。

2月とはいえ、動くと汗ばむ陽気です。

それでも後ろの山には雪があるから不思議。

それだけ熱がたまりやすいんでしょうね。

コチラがビジターセンター。

上の看板の所から坂を下った先にありますので、ココ
は海面下ってことですね。

まぁ、四方は山ですから言われなければ全くわからな
いですが・・・

ビジターセンターからさらに下った先にあるのがハー
モニーボラックス。

19世紀にガラスやセラミックスの材料となるホウ酸ナ
トリウムを採掘していた所です。

しかし、夏場はホウ酸ナトリウムの結晶化が難しかっ
たため、わずか数年で閉鎖されたそうです。

最盛期には40人程が働いていたそうです

結晶化するってことは火とか使っていたんでしょうか
？（ボイラーみたいなのが残ってますね）

ただでさえ灼熱の地なのに、火なんか使ったら死亡確
実ですな・・・

コレで運搬していたんでしょうね。

雨が少ないからなのか、野ざらしのわりには綺麗な
状態を保っています。

ファーニスクリーク遠景。

真っ白な大地（湖？）が広がっています。

近くまで行ってないのでわかりませんが、水はあるん
でしょうか？

今度は南側のバッドウォーターを目指します。

その道中もご覧のようなゴキゲンな直線道路が続いて
います。

この先が悪魔のゴルフコースと呼ばれる所です。

そして、その少し先にアメリカ最低地点（海抜マイナ
ス86m）があります。

なんかこの景色だけ見たらアンデスあたりの高地を想
像しちゃいますけどね。（行ったことないけど）

雪山と最低地点が隣同士・・・やっぱり変です。

バッドウォーターに向かう途中にNatural Bridgeの看
板を見つけたので行ってみることにしました。

ところがこれが砂利道。
しかも結構大きい石やわだちがあって結構ガタガタ。
2台がすれ違えるぐらいの幅しかないのでUターンもで
きず・・・
さらに上り坂で距離も結構ある・・・

結局最徐行で何とか駐車場に着きました。

ココから先は徒歩。

ちょっと距離があるみたいですが、ココまで来たんだ
から行かないと。

道は岩山の中へと続いていますが、このようにドライ
クリークのようになっていました。

なので足元は少し深い砂利で、ゆるやかに上っている
ので非常に歩きづらい・・・

さらに暑いときたもんだから・・・

でも今さら引き返せません。

気合を入れて15〜20分位歩いたでしょうか。

目の前にナチュラルブリッジが現れました。

アーチーズとかと比べちゃダメですが、それでも結構
大きいですね。

幅はこんなもんです。

見た感じもろそうな岩なのが怖いですね。

後ろに上まで登っている人がいますが、よじ登らない
といけないので結構大変そうでした。

ちょっと影で見にくいと思いますが、コレはすぐ近く
にある滝の跡です。

確かに滝が流れていたように綺麗な跡がついているん
ですが、ココはデスバレー。
そんなに雨が降るんかいな？

でも2004年に実際に集中豪雨があって、デスバレーは
壊滅的な被害を受けているんですよね・・・

でもここまでハッキリと跡が残っているぐらいですか
ら、短期間では無理かと・・・

駐車場付近からの風景です。

眼下にバッドウォーターが広がっています。

少しズームしてみると・・・

バッドウォーターって真っ白い塩の湖ってイメージだ
ったんですが、結構水がありますね。

これは冬だからでしょうか？

夏になったらちゃんと干上がるのかな？

ナチュラルブリジから再びガタガタ道を下りて舗装路
へと戻ってきました。

そこからバッドウォーターの駐車場まではすぐです。

駐車場から様子を見てみると・・・

う〜ん、思っていたよりも白くないですねぇ・・・

奥に向かって遊歩道が延びており、みんな歩いていま
す。

あっちまで行かないとダメなのかな？

遊歩道は踏み固められて、良い感じで白いですね。

それ以外の場所は確かに塩の結晶っぽいのはあるんで
すが、白というよりは・・・茶色？

さらに歩いて行くと・・・

おぉ！このあたりは良い感じじゃないですか。

でも所々水が残っていて、やっぱりもっと蒸発しない
とダメなんですかねぇ。

ちょっと残念な感じですが、まぁ、コレでも十分でし
ょう。

それにしても暑い！
駐車場からもかなり離れた所まで来てしまいました。

時間的にそろそろラスベガスに戻らないと。

当初は簡単にまわってすぐ帰るつもりでしたが、思っ
ていたよりも素晴らしい所で、予定を大幅にオーバー
してしまいました。

ゆっくり見るにはラスベガスから日帰りはちょっと時
間が足りないかもしれませんね。