2010/04/25 - 2010/05/10
76位(同エリア129件中)
ちゃおさん
豪州の中でも、シドニーに次いで古くから開けたホバートの町。街中には至る所に歴史的建造物がある。その一つが法律家協会。日本で言う、弁護士会館のようなもの。
St.David's Parkを挟んで、州政府ビルやら公共ビルの幾つかが立ち並んでいる。その中で目を引いたのがこの弁護士ビル。
1803年、最初の移民団がこの島にやってきて間もなく、もうその2−3年後にはBar Associationなども出来て、弁護士が活動しているようだ。
西洋人と切っても切れない権利意識、個人主義。契約万能の社会にあっては、弁護士も活躍する場は大いにあるに違いない。
そう言えば、この島を特徴づけるもう一つの事実は、本国イギリスから送られて来た重大犯罪人の、その更に極悪な受刑者をシドニーの監獄からこの島、ホバートの岬の先端にある監獄に移したことであり、この監獄、島からの脱獄は殆ど不可能だった。丁度、明治の始め頃、網走に極悪人の監獄を作ったと同じ様な発想である。
そうした彼等、彼女等も無事刑期を終え、何人かはこの町、この島に居住し続けたらしい。そうした彼等の更正事務を取り扱ったり、市民権の回復を手助けしたりと、このホバートでは他の州の20万人程度の町と比べ、弁護士の数は圧倒的に多いと思われる。
街を歩き、由緒ありげな建物に掲げられた金文字の弁護士事務所の看板を見るにつけ、200年に渡っての彼等の活躍、この町で確固とした地位を築いている彼等弁護士集団の隆盛を思うのだった。
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St.David's Park の前には、連邦裁判所、州政府裁判所などの法曹ビルが建っている。
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後の政府法曹ビルより手前の弁護士ビルの方が奥床しい。
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赤レンガの建物は、日本の以前の最高裁判所(現法務省記念館)の趣がある。
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人口20万人程度の町にしては弁護士の数が多い。
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Solicitor, Barrister,などいろんな種類の法律家が活躍している。
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この古めかしいビルには弁護士事務所、銀行、その他の協会などが入居している。
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伝統的な建物で、入るのに何か二の足を踏みそうだ。
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この建物内にはBar Association 初め、幾つかの法曹機関が入居しているが、中で目を引くのは「Medico-Legal Society」。
医療過誤問題はこの20万程度の町でも問題なのかも知れない。 -
重厚な建物は如何にも人々に安心感を与える。
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と同時に、近代的なスマートさも持ち合わせている「ようだ。
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